Team Asia Report

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  • 1日目フリー走行
  • 予選

中上貴晶がオーストリアGPで初日10番手
パウィは27番手

2017年8月11日(金) Rd.11 オーストリアGP レッドブルリンク・サーキット
コンディション:ドライ 気温:26℃ 路面:32℃

第11戦オーストリアGPの初日の走行がレッドブルリンク・サーキットで行われました。IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、午後のFP2で1分30秒803を記録して、初日10番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、1分31秒823で総合27番手としました。

午前のFP1は、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)から45分間にわたって行われました。セッションはドライコンディションで始まりましたが、開始15分から雨が降り始め、難しい路面状況での走行になりました。セッション開始時のタイムがベストタイムとなり、中上は15番手、パウィは29番手でした。

午後のFP2はドライセッションになりました。中上はMoto2本来のフィーリングを確実に取り戻し、10番手ながらトップタイムとわずか0.5秒差につけています。パウィは、特に低速コーナーでのブレーキングで苦戦を強いられる一日になりましたが、明日はフロント周りの改善を目指してポジションアップを狙います。

明日のFP3は午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタート。午後の予選は、3時05分から45分間のセッションで、決勝レースでのグリッド位置を決定します。

  • 中上貴晶
  • カイルール・イダム・パウィ

中上貴晶 (10番手 / 1’30.803 / +0.592)
「マシンのフィーリングは、すでに本来のMoto2の感覚を取り戻しています。このコースで最も重要なブレーキングスタビリティーがまだ完全ではない状態でも、現在はトップとわずか0.5秒差なので、明日の走行に向けて前向きに受け止めています。明日は周囲の選手に負けないように、もっとタイムを詰めていくつもりです」

カイルール・イダム・パウィ(27番手 / 1’31.823 / +1.612)
「午前はコンディションがよくなかったので、あまりいろいろなことを試せませんでした。午後のFP2では、特に低速コーナーのブレーキングに苦戦しました。この問題を解決するためのアイデアはチームとすでに相談しているので、明日は全員で力を合わせて改善を狙います」

岡田忠之 チーム監督
「中上は前戦で抱えていた違和感から脱却し、すでに本来のフィーリングを取り戻しています。明日の目標は、午後の予選で本来のポジションを取り戻すことです。パウィは焦らずに少しずつコース攻略を進めているので、明日もこの調子で前進を続けてくれるでしょう。
最後になりましたが、我々の仲間であるフォトグラファー、マルコ・グイデッティ氏が昨日逝去されたという報せに、皆が心を痛めています。氏の訃報に際し、心からご冥福をお祈りいたします」