Team Asia Report

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アティラプワパがアメリカズGPを24位でゴール
鳥羽は転倒リタイア

2017年4月23日(日) Rd.03 アメリカズGP サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
コンディション:ドライ 気温:20℃ 路面:30℃

アメリカズGPのMoto3クラス決勝レースで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパが24位で完走を果たしました。チームメートの鳥羽海渡は、残念ながら転倒リタイアとなりました。

現地時間午前11時(日本時間24日午前1時)にスタートした決勝レースは、先頭が3周目にさしかかったところ、後方の鳥羽が14コーナーでハイサイド転倒を喫したために赤旗中断となり、その後、12周のレースで再開されました。チームスタッフが素早い作業でマシンを修復し、鳥羽は再開後のレースにも参加できましたが、今度は2コーナーでフロントから転倒。一方、アティラプワパは、32番グリッドからスタートを上手く決めて順位を上げました。転倒寸前でマシンから振り飛ばされそうになった際にもしっかりとマシンを抑えきって、12周のスプリントレースを終えました。

次戦の第4戦スペインGPは、いよいよ戦いの舞台を欧州に移し、5月5日(金)午前9時(日本時間同日午後4時)にフリー走行1回目がスタートします。

  • 鳥羽海渡
  • ナカリン・アティラプワパ

ナカリン・アティラプワパ(24位 / 27'57.249 / +41.408)
「スタートが上手く決まったので序盤からグループについて行こうとしたのですが、少しずつ離されてしまいました。前に追いつくためにがんばっていたとき、ハイサイドであやうく転倒しそうになり、もうダメかと思ったのですが、なんとか転倒を逃れることができました。その後は集中力を維持することが難しかったのですが、最後まで走りきることができてよかったです。今日のレースは、とてもいい経験と教訓になりました」

鳥羽海渡(DNF)
「序盤にポジションを上げることができたのですが、もっと攻めようと思ってアクセルを早く開けすぎて、ハイサイドになってしてしまいました。チームががんばってマシンを修復してくれたのですが、再開後のレースではフロントに違和感が残っていて、2コーナーで再び転倒してしまいました。予選での転倒と低いグリッド位置が決勝の結果を導いてしまったと思うので、次からは絶対にこのような失敗をしないようにします」

岡田忠之 チーム監督
「チームの努力でマシン修復が間に合って、鳥羽は再開後のレースにピットレーンスタートながら参加できました。しかし、バイクが完ぺきな状態ではなく、フロントに違和感が残っていたために、転倒してしまったようです。今回は厳しい結果になりましたが、いい経験として今後のレースに活かしてほしいと思います。アティラプワパは、レースでアグレッシブに攻めすぎたあまりに、ミスをしてしまいました。転倒をあやうく免れたことで、落ち着いて走ることの大切さを学んでくれたと思います」