Team Asia Report

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鳥羽がアルゼンチンGPでトップ10フィニッシュ
アティラプワパは24位でゴール

2017年4月9日(日) Rd.02 アルゼンチンGP アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド
コンディション:ドライ 気温:21℃ 路面:24℃

Moto3クラスの第2戦アルゼンチンGPの決勝レースで、16歳ルーキーの鳥羽海渡(Honda Team Asia)が、世界選手権へのフル参戦2戦目にして、10位でゴール。6ポイントを獲得しました。また、チームメートのナカリン・アティラプワパは、最終ラップまで粘りの走りを続け、24位でゴールラインを通過しました。

決勝日の天候は、終日ドライコンディションを維持しました。午前のウォームアップは上空を厚い雲が覆って低い温度条件でしたが、鳥羽とアティラプワパはそれぞれ決勝レースに向けた最終確認をしっかりと行いました。

現地時間午後1時(日本時間10日午前1時)にスタートした決勝レースでは、6列目スタートの鳥羽が経験豊かな選手たちを相手に激しいバトルを展開。着実に順位を上げていき、21周の戦いを終えてトップ10フィニッシュを果たしました。一方、アティラプワパは最終ラップまで粘り続け、最後は24位でゴール。次戦に向けて大きな収穫を得ました。

第3戦アメリカズGPは、4月21日(金)の午前9時に、フリー走行1回目がスタートします。

  • 鳥羽海渡
  • ナカリン・アティラプワパ

鳥羽海渡(10位 / 38'45.456 / +12.079)
「今日は21周のレースをとても楽しめました。1周目からいい位置につけることができたのですが、序盤からもっとアグレッシブに攻めないと、トップグループにはついていけないということを今日のレースで学びました。リアタイヤはハード側を選択したので、レース後半もいいペースで走れました。今回の結果に満足せず、さらに高いところを目指したいと思います。次回のレースはもっと厳しいと思うので、気を引き締めてがんばります」

ナカリン・アティラプワパ(24位 / 39'08.595 / +35.218)
「序盤はグループについていけたのですが、後方からのスタートだったので前方へ出ていくのが難しく、途中からは単独走行になりました。リアも滑りはじめて厳しい展開になったのですが、安定したタイムを刻めるように集中力を維持し、最後までがんばりました。次戦は、しっかり計画を練ってレースウイークに取り組みたいです」

岡田忠之 チーム監督
「鳥羽は、初めてのコースにもかかわらず、よくがんばって上位フィニッシュを果たしてくれました。彼と一緒にバトルをしていたのは経験豊富な選手たちなので、とてもいい勉強になったと思います。ナカリンは、タイヤが摩耗し始めてからのバイクコントロールを実戦で学べました。次のオースティンも難易度の高いコースですが、両選手ともさらに多くを学び取り、がんばってほしいと思います」