Team Asia Report

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カタールGPの初日は鳥羽が24番手タイム
アティラプワパは総合29番手の堅実なスタート

2017年3月23日(木) Rd.01 カタールGP ロサイル・インターナショナル・サーキット
コンディション:ドライ 気温:21℃ 路面:22℃

2017年の開幕戦カタールGPが、ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで初日の走行を迎えました。木曜日のセッションは40分間のフリープラクティスを2回行い、ともに今回が世界選手権のデビューレースとなるHonda Team Asiaの鳥羽海渡とナカリン・アティラプワパは、FP1とFP2でしっかりとHonda NSF250RWの走行経験を重ねました。

現地時間午後6時(日本時間24日午前0時)にスタートした40分間のFP1を、日本人ライダーの鳥羽は24番手で終えましたが、続くFP2では、コースインした直後に14コーナーで後方から接触されて転倒。その後、チームスタッフの迅速な修復作業でコースへ復帰し、周回を重ねました。このセッションでは強風の影響で鳥羽を含むほとんどの選手がラップタイムを更新できず。結局、初日は2分8秒750の総合24番手で終えることになりました。明日はさらに大幅なポジションアップを狙います。

タイ出身の21歳、アティラプワパは、初となる世界選手権のセッション、FP1で29番手タイムを記録しました。FP2ではさらに落ち着きを増した走りで順応していきましたが、セッション終盤に6コーナーで挙動を乱した後方の選手が、アティラプワパのリアに接触して転倒。今日のベストタイムはFP1の2分9秒318で、初日は総合29番手につけています。

明日の金曜日は、午後7時(日本時間25日午前1時)から、40分間にわたってFP3が行われます。

  • 鳥羽海渡
  • ナカリン・アティラプワパ

鳥羽海渡(24番手 / 2'08.750 / +1.769)
「FP1はタイヤ選択をいろいろと試していた中で、まずまずの走りができていたので、いい内容のセッションになりました。FP2でタイヤを絞り込んでセットアップに集中するつもりでしたが、序盤に転倒してしまいました。チームが素早い作業でマシンを修復してくれてコースに復帰できましたが、風が強くてタイムを更新できませんでした。でも、これも貴重な経験だと思います。明日もしっかり取り組んで、さらにタイムを更新していきたいです」

ナカリン・アティラプワパ(29番手 / 2'09.318 / +2.337)
「今日は世界選手権での初走行の日だったので、FP1ではかなり気持ちがはやったのか、少し硬くなってしまい、思うような走りができませんでした。FP2では気持ちを落ち着かせて、ほかの選手たちの後方で走りを観察し、自分のライディングの改善に生かそうと思ったのですが、後方から追突されて転倒してしまいました。明日は、コンディションがよければ今日よりもうまく走ることができると思います。そうすれば、ラップタイムも自然とついてくると思います」

岡田忠之 チーム監督
「FP2では、両選手とも避けようのないかたちで接触されて、転倒をしてしまいました。幸いにも2人ともケガはなく、マシンもすぐに修復できました。今日のFP2では風が強く、タイムを更新できなかったので、この風対策も考えながら、しっかりとセットアップ作業を進めていきたいと思います。2人とも今回が世界選手権の初戦なので、明日も引き続き走行を重ね、いい勉強をしてほしいです」