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RCV1000R 始動

ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)

ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)

青山博一(Drive M7 Aspar)

青山博一(Drive M7 Aspar)

スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)

スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)

カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)

カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)

STEP 3

膨らむ期待 いよいよシーズンへ

RCV1000Rを駆る、Honda陣営のオープンカテゴリー選手に対する期待を、佐藤はこんなふうに述べます。「4名の選手のうち、最低1名、できれば2名は1ケタの順位でフィニッシュしてほしいですね。現状では、ニッキーと青山君の2人に、スコットとカレルが続く、ということになるでしょう。スコットはMotoGPのデビューイヤーですが、体格が大きく、大きなバイクに対するポテンシャルを持っています。少しずつ確実に順応してくれているようですね。カレルは昨年傷めた肩がまだ完治していないようで、話をしていてもかなり痛そうです。体調がよくなれば、パフォーマンスもきっと向上するでしょう」



これから戦ってゆく18戦の会場との相性については、「最初の2戦、カタールとオースティンは、少し厳しいかもしれません」と奥之園は正直に告白します。
「しかし、3戦目のアルゼンチンは初開催地で、だれにとっても初体験なので、イコールコンディションだと言えるでしょう。その次の第4戦、スペインのヘレスサーキットではいい勝負ができると思います」と佐藤も期待をしています。



「第5戦のルマンは、ストップ&ゴーの要素があるので、立ち上がり加速も重要になるでしょう。その後、第8戦のオランダ・アッセンや第9戦ドイツ・ザクセンリンクもRCV1000Rの特性を発揮しやすいコースといえそうですね」



今週末から始まる2014年シーズン。開幕戦カタールGPは3月20日(木)に走行を開始し、23日(日:日本時間24日未明)に決勝レースが行われます。



果敢な挑戦を開始するHondaオープンカテゴリーの4戦士は、中東の地で砂漠の日没とともにRCV1000Rを駆り、大いなる戦いへ向けて発進します。