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モータースポーツ > ロードレース世界選手権 > MotoGP学科 > 2限目「レースウイークの話」

MotoGP学科

レースウイークの話

2限目

各クラスのタイムスケジュール

2009年シーズンは、世界不況にともなう経費節減などの目的から、各クラスともに各セッション※1が昨年よりも短縮された。08年までは、金曜日午前に1回目のフリー走行(練習走行)が行われていたが、09年は金曜日午前のセッションが廃止となり、午後からフリー走行が各クラス45分ずつ行われるように変更された(これにともない、MotoGPクラスは土曜日のセッションも従来の60分から45分へと短縮された)。

しかし、このセッションの短縮は開幕後に再度見直されることとなり、第4戦のフランスGP以降は、金曜日午後のフリー走行が各クラスとも1時間に、また、MotoGPクラスは土曜日に行われる2回のセッションも従来どおりの60分に戻された。さらに、2010年のスケジュールについても、MotoGPクラスに関しては今シーズンと同じく金曜日の午後から各60分計3回のセッションで行われることが6月26日付けでFIMから発表されている。

現在のところ、各クラスのタイムスケジュールは以下の通りとなっている(時差などによる例外や変更あり)。

金曜日
125cc
MotoGP
250cc
フリー走行
12:40〜13:40
13:55〜14:55
15:10〜16:10
 
土曜日
125cc
MotoGP
250cc
フリー走行
09:40〜09:40
09:55〜10:55
11:10〜12:10
予選
13:00〜13:40
13:55〜14:55
15:10〜15:55
日曜日
125cc
250cc
MotoGP
ウオームアップ
08:40〜09:00
09:10〜09:30
09:40〜10:00
レース
11:00〜
12:15〜
14:00〜
※2009年7月時点でのタイムスケジュール。


走行時間以外のスケジュール

各クラスの各セッションは上記の通りだが、<レースウイーク>期間に組み込まれている各種スケジュールは上記の走行時間だけではない。選手たちが、走行時間の合間をぬってサイン会やトークショー出演などのファンサービスに努めているのは、日本GPを観戦した方ならよくご存じだろう。

また、レースに先立つ木曜日には、選手の中から数名が選出されて、開催国の名所を訪問する公式イベントが行われる。たとえば、09年の第8戦アメリカGPでは、トニー・エリアス(Team San Carlo Honda Gresini)やランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)たちが、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のユニバーサルスタジオを訪問している。このイベントが終了すると、夕刻には前戦で活躍した選手や昨シーズンのレースで優勝を飾った選手たちを集めて、記者会見が行われる。この場で行われる質疑応答や上述した名所訪問イベントの模様は、各国TVニュースや新聞紙面を通じて配信され、翌日から行われるレースに向けて気分を一層盛り上げる。

木曜日の記者会見の場で取材を受けるダニ・ペドロサ

さらに、この木曜日には、「ライダース・フォー・ヘルス」が主催する数々のチャリティイベントが催されることも多い。ライダース・フォー・ヘルス、とは、アフリカのへき地医療や飢餓救済を目的として活動するNPOで、多くのプロフェッショナルライダーたちがその主旨に賛同して協賛活動を行っている。MotoGPを運営するDORNA※2も彼らの活動を支援し、サーキットでのチャリティ活動や走行会など、レースの関連行事として行われるこれらのイベントには積極的に場を提供している。

特に、第10戦イギリスGPが開催されるドニントンパーク・サーキットでは、レース前日の木曜日に「デイ・オブ・チャンピオンズ」と銘打って一大イベントが開催される。フリーマーケットやコンサート、トークショー、そしてMotoGPの選手たちが直接競売に参加するチャリティオークションなどが深夜まで行われ、収益はすべてライダース・フォー・ヘルスへ寄付される。08年の「デイ・オブ・チャンピオンズ」募金額は、18万6000ポンド(約3162万円)に達したという。ちなみに、同イベントの09年のチケットは発売2日で完売している。

用語解説

※1セッション

レースウィークの時間割の中で決められた「走行時間」のこと。MotoGPの場合、フリー走行、予選、ウオームアップ、決勝と、それぞれが決まった時刻に行われる。

※2DORNA(ドルナ)

1992年からロードレース世界選手権を運営するスペインの企業。FIM(国際モーターサイクリズム連盟)の指揮の下、グランプリの運営やテレビ放映権の管理などを行っている。

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