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Testingマレーシアカタール公式テスト

2020年2月22日(土)-24日(月)

ロサイル・インターナショナル・サーキット

カタール公式テスト

カタールで行われた最終テストで調整を終えたHonda勢。開幕戦カタールGPを待つばかり

2月上旬のマレーシア・セパンでのテスト(2月7日から9日)に続き、開幕戦カタールGPに向けて最後の調整の場となるカタールテストが、2月22日から24日までの3日間、カタールGPの舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキット(5.380km)で行われました。

カタールGPは、2004年に第1回大会が行われました。08年には史上初のナイトレースが開催され、世界の注目を集めました。当初、ナイトレースは、通常の3日間開催を4日間に分散する変則スケジュールとしましたが、18年からはスケジュールの見直しを行い、再び、3日間開催となりました。

そのため、開幕戦に向けて行われる公式テストのスケジュールも度々変更され、今年は午後1時から8時までの7時間で行われました。

18年は、マレーシア、タイ、カタールと3回の公式テストが行われましたが、昨年からは、マレーシアとカタールの2回の合計6日間となり、一日の重要性がより増すことになりました。その最後の調整の場となったカタールテストで、Honda勢のトップタイムは、5年連続7回目のタイトルを狙うマルク・マルケス(Repsol Honda Team)で、最終日にマークした1分54秒149で総合7番手。周回数も3日間で149周をこなしました。

マルケスは、一昨年の12月に脱臼癖のついた左肩の手術を行い、ウインターテストでは、左肩に負担を掛けないよう周回数を調整しながらメニューを消化しました。今年も、昨年12月に今度は右肩の手術をしたため、右肩の状態を確認しながらのテストとなりました。完ぺきな体調ではありませんが、昨年の経験を活かし、着実に2020年型RC213Vのセットアップを進めました。

昨年、マルケスは、完治していない左肩に不安を抱えながらシーズンをスタートさせましたが、12勝というすばらしい成績でライダーズタイトルを獲得しました。今年は左肩に続き、右肩の不安も解消し、グランプリ史上初の20戦という長丁場に挑みます。マレーシア、カタールと、今年も完全なアタックができない状態でのウインターテストとなりましたが、開幕戦に向けて大きなステップを刻むことができました。5年連続7回目のタイトル獲得に向けて、マルケスのこれからの走りに世界が注目しています。

Repsol Honda Teamに新たに加わったマルケスの弟であるアレックス・マルケスは、前回のマレーシアテストに続き、今回も走り込みに重点を置きました。ドーハ入りしたときは体調が悪く、厳しいテスト開始となりましたが、3日間で152周とHonda勢で最多ラップを刻みました。今回のテストは総合トップから1秒差に18人がひしめく大接戦となり、ルーキーのアレックスは総合21番手と苦戦しましたが、経験値を積み上げていくことで着実にタイムを短縮し、ポジションを上げていく意気込みです。

3年目のシーズンを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、昨年10月に右肩の手術をしており、前回のマレーシアテスト同様、右肩の状態を確認しながらの3日間となりました。今回のテストでは、右肩も順調に回復し、初日は15番手でしたが、2日目10番手、3日目8番手と確実にタイム短縮を果たし、ポジションを上げました。周回数は3日間で117周。昨年マルク・マルケスが圧倒的な速さと強さでタイトルを獲得したチャンピオンマシンの走り込みとセットアップを進め、開幕戦の準備を整えました。

チームメートのカル・クラッチローは、前回のマレーシアテストに続き、多くのテストメニューを消化し、セットアップを進めました。マレーシアテストでは、2020年型RC213Vのテストメニューを消化しながら総合2番手と好調なスタートを切りました。しかし、カタールテストでは2日目に転倒を喫し、両腕を負傷したことで、ややテスト進行にブレーキがかかりましたが、最終日に多くのテストメニューをこなし、その遅れを取り戻しました。最終日には実に70ラップを周回し、シーズン開幕に向けて2020年型RC213Vの貴重なデータ収集に貢献しました。これまでHondaRC213Vで3勝を挙げているクラッチロー。今年は2年ぶりの優勝に多くの期待が寄せられます。

コメント

マルク・マルケス | Repsol Honda Team (総合7位、1分54秒149、3日間149周)
1日目(1分54秒823)42周
「今日はいいスタートを切ることができましたが、マレーシアテストのときよりも肩に痛みがあり、少し苦しみました。特に右のロングコーナーで痛みがあり、完全な走りはできませんでしたが、落ち着いて必要な仕事をこなしました。僕たちにとってカタールは簡単なサーキットではありません。できる限り強くなることが目標です。まだテスト初日なので、タイムスクリーンは見ていません。その代りにテスト項目に集中し、必要な仕事をこなしました」

2日目(1分55秒093)46周
「今日は8コーナーの切り返しで転倒してしまいました。まだ完全ではない右肩をかばうために足に負担をかけた走りになっていますが、少しプッシュしすぎてしまい、セーブできずにフロントから転倒してしまいました。幸い僕は大丈夫です。ベストな走りを見つけようとしていますが、カタールではいつも苦戦します。今日は、マレーシアよりも苦戦している理由を探しています。明日も引き続き仕事に取り組みます。またレースに向けた仕事もスタートします」

3日目(1分54秒149) 61周
テスト2日を終えて、正直少し不安がありました。どのように改善すべきかを理解するのに苦戦していたからです。でも今日は突破口を見つけることができました。なにをすべきかを理解できるようになりました。今日の仕事にとても満足しています。非常に安定した走りができ、リズムにも満足しています。Hondaとエンジニア、僕のメカニックに感謝しています。今回のテストで彼らはがんばってくれました。結果でそれが分かります。来週、ここに戻ってきたときに、セットアップの進むべき方向が分かりました」

アレックス・マルケス | Repsol Honda Team (総合21位、1分55秒519、3日間152周)
1日目(1分56秒552) 57周
「残念ながら、体調がよくない状態でカタールに着きました。深刻なものではありませんが、完ぺきにはほど遠い状態です。MotoGPマシンは、体調がベストな状態でなければ乗りこなすことができませんが、このような状況でもたくさんの仕事をこなすことができました。マシンのセットアップにも取り組むことができました。今日は転倒してしまいましたが、転倒することで自分の限界を見つけました。明日も最大限、仕事に取り組めることを願っています」

2日目(1分55秒725)48周
「今日は体調がよくなり、昨日よりも仕事をこなすことができました。昨日と比べて今日の仕事には満足しています。一日の終わりに少し力が落ちてきましたが、全体的にはいい日でした。もっとマシンに取り組む必要があります。テスト最終日はとても重要です。初めてのレースウイークに向けてまだ前進できるチャンスはあるので、それに集中します」

3日目(1分55秒519) 47周
「体調はベストではありませんが、今日はかなり回復し、最初の30周はとてもうまくいきました。テストメニューを消化するのに忙しく、きちんとタイムアタックをするチャンスはありませんでした。セパンでは力強い走りができましたが、ここではほかのライダーたちに思ったほど近づくことができませんでした。来週のグランプリに向けて、チームが解決策を考えてくれると思います。とても感謝しています。これからいったん、家に戻り、初めてのMotoGPのレースに向けて、できる限り準備を整えたいと思います」

中上貴晶 | LCR Honda IDEMITSU (総合8位、1分54秒239、3日間117周)
1日目(1分55秒627)41周
「前回のセパンテストは、身体のコンディションがとても厳しく思ったような走りができませんでした。しかし、セパンから2週間が経ち、今回はかなりよくなりました。体調がよくなった分、ポテンシャルも上がり、マシンのフィーリングにもかなり満足しています。もちろん改善しなければならない部分はありますが、初日としてはとても満足しています。一日が終わるころに肩が痛み始めましたが、セパンのときよりも状態はよかったです。これが一番大事なことであり、とてもうれしいです。テスト2日目が楽しみです。右肩の状況を見ながら、可能であれば明日はレースディスタンスを予定しています」

2日目(1分54秒759)43周
「また一歩前進できてとてもうれしいです。右肩も、そして、マシンのフィーリングも明らかによくなっています。今日は高いレベルでたくさん周回することができました。1分55秒台で連続ラップすることができ、何度か1分54秒台で走行することもできました。いい仕事ができてとてもうれしいです。少しずつ体調は戻ってきていますが、チェッキネロ監督を始め、チームは僕の身体が100%ではないことを理解してくれています。公式テスト最終日の明日もまた一歩前進できることを願っています。目標はロングディスタンスをこなし、レースウイークに向けて準備をすることです」

3日目(1分54秒239)33周
「3日間のテストにとても満足しています。ロングランはできませんでしたが、毎日前進することができました。ラップタイムもよく、トップとはわずか0.3差。かなり前進することができました。マシンのフィーリングに満足しています。今年の新しいタイヤをテスト2日目から使い、前進することができました。右肩の状態もとてもよくなってきました。痛みも和らぎ、最終日はセッション終盤になってもまだ体力が残っていました。これはいい兆候です。開幕戦までまだ1週間あるので、さらに回復できるようにがんばります。そしてカタールに向けて準備を整えます。今回のテストでがんばってくれたLCR Honda IDEMITSU Teamに感謝しています。テストに向けてメカニック全員が昼も夜もがんばってくれました。とてもうれしいです。開幕戦では、レースウイークを通して僕たちのポテンシャルを見せられることを願っています」

カル・クラッチロー | LCR Honda CASTROL (総合18位、1分54秒830、3日間147周)
1日目(1分55秒757)50周
「今日はパーツのテストはあまりありませんでしたが、電気系に取り組み、マシンの減速とコーナーの進入の改善に取り組みました。しかし、思ったほど前進することはできませんでした。ラップタイムと連続周回のペースは、明日、明後日、そして開幕戦のレースウイークを通して改善する必要があります。思ったようにセットアップは進んでいませんが、ベストを尽くしています。明日はフィーリングをよくして、もっと速く走れるように、チームスタッフ、そしてHRCのエンジニアと考えなければいけません」

2日目(1分56秒178) 27周
「今日は27周目に2コーナーで転倒してしまい、テストを終えました。右前腕に内出血による血種ができ、両腕にも擦り傷ができてしまいました。かなり痛みがあったため、今日はテストをストップすることにしました。指がかなり腫れて動かすことができませんでした。そのあと右前腕の腫れが引くようにケアをし、悪化しないようにしました。明日のテストに参加できることを願っています。転倒する前は、マシンのセッティングとフィーリングの改善に取り組んでいました。きちんと仕事を終えることができなかったので、明日も走行できることを願っています。できるだけフィーリングを改善し、開幕戦に向けてラップタイムも改善したいです」

3日目(1分54秒830) 70周
「昨日の転倒でケガをしたため、今日はとても難しい一日となりました。腕はまだかなり腫れています。ヒジには大きな血腫が残っています。この状況で70周を走行するのはたいへんでした。困難に耐えて仕事をするのはたいへんでしたが、チームは一生懸命仕事をしてくれました。全体的には多くの仕事をこなすことができました。ポジティブなこともあればネガティブなこともありました。とにかく仕事を続けるだけでした。すべてのフィードバックとインフォメーションをHRCに渡しました。来週の開幕戦に向けてマシンを改善できることを願っています」

MotoGP リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
112M.ビニャーレスヤマハ1:53.858
221F.モルビデリヤマハ+0.033
320F.クアルタラロヤマハ+0.180
442A.リンススズキ+0.210
543J.ミラードゥカティ+0.247
636J.ミルスズキ+0.271
793マルク・マルケスHonda+0.291
830中上貴晶Honda+0.381
933B.ビンダーKTM+0.425
104A.ドヴィツィオーゾドゥカティ+0.454
1163F.バニャイアドゥカティ+0.468
1246V.ロッシヤマハ+0.474
1341A.エスパルガロアプリリア+0.574
145J.ザルコドゥカティ+0.707
1544P.エスパルガロKTM+0.765
169D.ペトルッチドゥカティ+0.776
1753T.ラバトドゥカティ+0.816
1835カル・クラッチローHonda+0.972
1988M.オリベイラKTM+1.150
2027I.レクオナKTM+1.443
2173アレックス・マルケスHonda+1.661
2238B.スミスアプリリア+2.058

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