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MotoGP現場レポート

Vol.227 - Rd.12 ライダーの大きな成長が感じられた3連戦

フランス、アラゴンと続いた第12戦テルエルGPは、予選で中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がキャリア初のポールポジションを獲得、フランス、アラゴンと2戦連続2位のアレックス・マルケス(Repsol Honda Team)が2戦連続Q2進出を果たし、ベストグリッドの10番手を獲得しました。注目の決勝では、中上はホールショットを奪いますが5コーナーで痛恨の転倒を喫しリタイア。アレックス・マルケスも着実に追い上げて4番手に浮上しましたが、レース中盤の14周目の2コーナーで転倒リタイアとなりました。ともに結果は残せませんでしたが、大きな成長を感じさせるレースでした。

また、予選7番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)はレース中に右肩に不調を感じて11位。右腕上腕を骨折し治療とリハビリを続けているマルク・マルケスの代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、今季2回目のポイント獲得となる12位で3連戦を締めくくりました。

3連戦最後の戦いとなったテルエルGPをRepsol Honda Teamのアルベルト・プーチ監督が振り返ります。

テルエルGPの戦略について聞かせてください。

「テルエルGPの中上の戦略はいいスタートを切り、序盤で逃げきり、そこからレースをコントロールすることでした。彼は一生懸命がんばりましたが、残念ながら転倒してしまいました。こうしたことは時には起こるものです。コーナーで少しはらんでしまい、彼のレースは終わってしまいました

アレックス・マルケスの戦略は、すばらしいスタートを切って、引き離すことでした。そしてその通りの展開となりました。彼はフロントにただ一人ハードタイヤを選択しました。レース序盤はこのタイヤで力強い走りができましたし、表彰台争いをしました。残念ながら2コーナーはとても重要なコーナーです。彼はそこで転倒してしまいました。

そしてステファン・ブラドルは、すべてをうまくまとめてすばらしいレースをしました。チャンピオンシップ争いをしているライダーとバトルをしました。そしてヤマハのライダーたちとかなり近いポジションでフィニッシュしました。とてもうれしいです」

今大会のポジティブポイント、そしてネガティブポイントがあれば、それも教えてください。

「ポジティブなことは中上が初めてポールポジションを獲得したことと、ステファンのレース、そしてアレックスがコンスタントに成長していることです。ネガティブなことは2人のライダーが転倒したことです。でもレースですからね。時々、起きるものです」

レース中、ピットウォールから見ていた感想は?

「もちろん残念でした。表彰台に上がれるチャンスのライダーがいました。ひとりは1周目で転倒し、もうひとりは表彰台を目指し、とても力強いペースで走行しているときに転倒してしまいました。私たちはプロフェッショナルですし、この状況を受け入れなければなりません。レースではこうしたことは起きるものですし、どのようなことが起きても常に仕事に取り組まなければなりません。アレックスが4番手を受け入れたのは興味深かったです。でも彼のスピリットはもっと上を目指しプッシュしていました。それが彼の性格なのです。彼にはチャンピオンのメンタルがあるのです」

インサイドストーリーがあれば、教えてください。

「今日のレースでHondaは800勝目を達成しました。すばらしいことです。Hondaのような会社にしかできないことです。さまざまなクラスで、何年もレースを続けてきた会社だから達成できたのです」

ル・マンで行われた第10戦フランスGP、モーターランド・アラゴンで行われた第11戦アラゴンGP、そしてテルエルGPの3連戦は、MotoGPクラスを戦うHondaライダーにとって、大きな成長と結果を残すレースとなりました。シーズンは1週間のインターバルを経て、バレンシアでの2連戦、それに続くポルトガル大会の3連戦が待ち受けます。今季最後の連戦では、さらに大きな成長と結果が期待されます。

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