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MotoGP現場レポート

Vol.225 - Rd.10 ルーキーのアレックス・マルケスが2位表彰台に

スタート直前に雨が降り始めた第10戦フランスGPは、「Wet」宣言が出され、10分遅れでスタートが切られました。気温12℃、路面温度14℃。加えて雨という厳しい条件の中で、MotoGPクラスのルーキー、アレックス・マルケス(Repsol Honda Team)が、すばらしい追い上げを見せて2位でフィニッシュしました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でタイトな日程でレースが進行しています。ルーキーにとっては過酷な条件ですが、チーム一丸となって、初表彰台を獲得しました。また右腕上腕を骨折し治療とリハビリを続けているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場しているステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)が8位。レギュラーライダーを相手にすばらしい走りを見せました。また中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が9戦連続トップ10フィニッシュの7位になり総合5位に浮上と、Honda勢の活躍が注目を集める大会となりました。22台が出場して完走15台という厳しいレース。Repsol Honda Teamのアルベルト・プーチ監督が振り返ります。

フランスGPの戦略について聞かせてください。

「正直、戦略を立てるのは難しい状況でした。グリッドで赤旗が出て、チームはクイックスタートに向けてうまく仕事に取り組み、あとはライダー次第となりました。赤旗が出ると、最初のプラン、考えていたことはすべて消えてしまいます。こうした状況で立てられる唯一の戦略は、なるべく早く、難しいコンディションに合わせることです。2人ともとてもそれがうまくできたので、私たちはとてもラッキーでした。ウエットでしたが、とても寒く、ミスをしやすい状況でした。

アレックス(マルケス)はすべてをうまくまとめて最高のレースにしました。ステファン(ブラドル)もMotoGPのチャンピオンシップ争いをしているライダーとバトルをしました。アレックスは引き続きMotoGPクラスを勉強しているところです。そして彼はウエットで大きく前進しました。ドライでもすべてを理解してきています。経験のあるテストライダーのステファンは闘志満々の熱いレースをしました。レースでその力を発揮しました」

今大会のポジティブポイント、そしてネガティブなポイントがあれば、それも教えてください。

「ネガティブなことはないレースでした。うれしいです。2人とも彼ら自身とマシンのポテンシャル以上のものを発揮しました」

レース中、ピットウォールから見ていた感想は?

「アレックスはリズムをつかむのに少し時間がかかりましたが、一度それをつかんだらロケットのようになりました。彼はポジションとタイムを素早く上げていきました。周回するごとに彼がいろいろ学んでいることが分かりました。彼がペースをつかむと、トップ5、そして表彰台の可能性が見えてきました。あと2、3周あれば、(優勝という)サプライズもあったかもしれません。彼はとてもいいレースをしました」

インサイドストーリーがあれば、教えてください。

「アレックスとこのプロジェクトを始めた理由を今日は見せることができました。彼が今日達成した仕事に関して、うれしく思っています。最初はたくさんの人がこの契約を批判しました。ようやくたくさんの人が彼と仕事することを選んだ理由が分かってきたと思います。アレックスは2度ワールドチャンピオンになり、今年はプロフェッショナルな仕事をしてきました。そして常に学んでいます。彼にはとてもいいベースがあり、このプロジェクトをスタートさせてから初めて褒美をもらいました」

シーズンは残り5戦。フランスGPを終えて休む暇もなく第11戦アラゴンGP、第12戦テルエルGPと続きます。今季3回目の3連戦。残り2連戦のHonda勢の活躍にますます期待が膨らみます。

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