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Vol.213 Round 14

ホームGPでタイトルに王手をかけたマルケスの強さと速さ

サンマリノGPからの連戦となった第14戦アラゴンGPは、このサーキットを得意とするマルク・マルケスが、フリー走行、予選、そして決勝とライバルを寄せ付けないすばらしい走りを見せました。今季9回目のポールポジションから独走してシーズン8勝目。マルケスの強さと速さ、そしてRC213Vのパフォーマンスを存分に発揮するレースとなりました。

今大会は、土曜日、日曜日と不安定な天候となり、午前中のセッションがウエットになることが多く、その影響もあり、予選では完ぺきなアタックはできませんでした。しかし、2番手以下に大きなリードを築き、決勝でもホールショットを奪うと序盤に1分48秒台で連続周回して後続を突き放しました。中盤には約5秒のリード。それからは後続との差を確認しながらの走行となりましたが、終盤には約7秒差へと広げる独走優勝となりました。最終ラップはペースを落とし、2位との差は約5秒へと縮まりましたが、モーターランド・アラゴンに集まったファンを魅了する走りに大きな拍手が送られました。

これでマルケスは、サンマリノGPから2連戦で連勝を達成。今大会はグランプリデビューから200戦目という節目の大会でしたが、ホームGPで見事200戦目を優勝で飾り、「200」と書かれた旗を掲げてのウイニングランにファンも大喜びでした。これでマルケスは、総合2位で今大会2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との差を98点とし、シーズン5戦を残しタイトル王手となりました。

アラゴンGPでマルケスは優勝を目指す、とコメントしていたRepsol Honda Teamのアルベルト・プーチ監督。見事に公約を果たしたレースを振り返ります。

―今大会は戦略はどういうものでしか?

「今大会は、無謀なライディングはせず、速く走れるように集中し、アドバンテージをキープするという戦略でした。プラクティスセッションで、マルケスのペースと、ほかのライダーたちのペースを見れば、2番手以下にギャップを作り、アドバンテージを広げられるのは間違いないと思っていました。金曜日からマルクは速く、マシンもとても戦闘的でした。わたしたちは集中力を維持して、彼がライディングに集中できるように努めました。優勝できてとても満足しています。マルクの家はアラゴンから近く、大勢のファンがかけつけました。この結果にとても満足していました」

―今大会のポジティブポイントと、ネガティブポイントがあれば、それも教えてください。

「ポジティブなことは優勝できたこと。そして、優勝までのアプローチですね。マルクとHondaは、レースを完全にコントロールすることができました。サンマリノからの連戦で、優勝できたこともとてもうれしいことでした。ネガティブなことはホルヘがマシンに苦戦していることです。私たちは彼をできる限り助けようと努力しています。彼が強いことは分かっていますが、最近のレースは思ったように進んでいません。今後のグランプリに向けて違う解決法を見つけなければなりません」

―ピットウォールから見ていた感想を教えてください。

「今日はリラックスしてレースを観戦することができました。バトルが全くなかったからです。リラックスして見ていられましたが、観客にとってはあまりワクワクはなかったかもしれません。一日の終わりに25ポイントを得ることができました。満足の行く週末でした」

―マルケスがすばらしいレースをしましたが、その点について他にも感想があれば・・・。

「マルクにとってアラゴンは、これまで強いレースをしているオースティン(アメリカズGP)やザクセンリンク(ドイツGP)のようになりつつあります。こうしたサーキットでは、彼はほかのライダーたちよりも強く、マルケスとHondaは、完ぺきな仕事をしています。次はタイです。2019年のタイトル獲得の最初のチャンスがやってきます」


5戦を残し、チャンピオンの可能性を残すのは、ポイントリーダーのマルケスと総合2位のドヴィツィオーゾの2人となりました。その差、98点。次戦タイGPでマルケスは、ドヴィツィオーゾに2点差以上をつけてゴールすればチャンピオンが決まります。

昨年の大会では、ドヴィツィオーゾとのし烈な戦いを制してタイトル王手をかけることに成功、続く日本GPでチャンピオンを決めました。今年はタイトル王手でタイGPを迎えることになりました。

これまでマルケスは、ミック・ドゥーハンと並び最高峰クラスで5回のタイトルを獲得していますが、Hondaライダーとしては初の最高峰クラス6回目のタイトル獲得に挑みます。4年連続6回目のチャンピオン獲得に向けて、あと一歩に迫ったマルケス。次戦タイGPは世界中が注目する大会となります。

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