ROUND 17

マレーシアマレーシアGP セパン・インターナショナル・サーキット 2017.10.28(土)・予選

第17戦 マレーシアGP

ミルがポールポジションを獲得。フロントローをHonda勢が独占

2017年10月28日(土)・予選
天候:晴れ  気温:35℃  コースコンディション:ドライ

Moto3クラスは、前戦オーストラリアGPでシーズン9勝を挙げてチャンピオンに輝いたホアン・ミル(Leopard Racing)が今季初ポールポジション(PP)を獲得しました。今季、もっとも強いレースをしてきたミルは、常に単独走行をしてきたため、なかなかPPを獲れませんでしたが、今大会は集団に混じって走り、実力を存分に発揮しました。

今季8回のクラス最多のPPを獲得しているホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)は、今大会も単独走行でアタックを行い、クリアラップが取れていればPPも不可能ではありませんでした。3番手にはジョン・マクフィー(British Talent Team)で今季3回目のフロントロー獲得となり、Honda勢がフロントローを独占しました。

以下、6番手にジュール・ダニーロ(Marinelli Rivacold Snipers)、7番手には、前戦オーストラリアGPで今季初表彰台獲得のリビオ・ロイ(Leopard Racing)、8番手には総合2位のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)、9番手には総合6位のエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)と続き、トップ10に7台のHonda勢が名前を連ねました。

日本人勢は、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が13番手、チームのホームGPとなる佐々木歩夢(SIC Racing Team)は14番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)は21番手。後方からの追い上げのレースに挑みます。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 ポールポジション)
ホアン・ミル 「ポールポジションを一度も取らずに世界チャンピオンだけ獲得するなんておかし過ぎると思っていたので、ポールポジションが獲得できて本当にうれしいです。すばらしいライディングができて、今日のリズムにはとても満足しています。これはこの2日間に成し遂げた作業があったからだと感じています。明日は自分たちの思い通りに楽しくレースをして、そして出来ればまた勝ちたいと思います」

ホルヘ・マルティン(Moto3 2番手)ホルヘ・マルティン 「今日はいい仕事ができたので、一日やってきたことに非常に満足感を持っています。周回数も自分のペースで多くこなしましたし、明日の決勝に向けたいいペースが出ていたと思います。今日ポールポジションを逃してしまったぶん、明日はもっといい結果に変えたいと思いますし、僕のHondaのマシンに乗ることを楽しみたいと思います。その気持ちを合わせて、勝利につなげたいです。いつものことですが、暑さは課題になります。でも、僕自身は準備ができていますから、あとはレース終盤でしっかりと戦い続けられるようにタイヤを温存することが大切になると思います」

ジョン・マクフィー(Moto3 3番手)
ジョン・マクフィー 「本当にうれしいです。この週末、若干の改善がありいい一歩を踏み出すことができました。チームには感謝しなくてはなりません。すべてのセッションで、単独走行も含めて速いタイムが出ていたので、予選では上位3番手か4番手に食い込めると思っていました。決勝用のタイヤとソフトタイヤを履いたときのタイムが同じなので、決勝に向けて自信があります。明日は1周目からバトルになると思います。レースを楽しみたいです」

鈴木竜生(Moto3 13番手)
鈴木竜生 「後半戦に入ってからベースのセッティングがよく、どこのサーキットでもある程度のところまではすぐに到達することができています。今回もトップ10まではすぐにいくのですが、そこから先は、もう1つ何かが欲しいという状態が続いていました。しかし、初日はドライとウエット。今日はドライコンディションになり、気温も路面温度もすごく高くて、セットアップを比較するにはとても難しいコンディションとなり、なかなか前に進めないという状況でした。明日のウォームアップで最後の調整をして決勝に挑みたいです」

佐々木歩夢(Moto3 14番手)
「この2日間、同じようなコンディションがなく、とても難しい2日間となりました。今回は初日のフリー走行でいきなり転んでほとんど走れないままFP1を終えるという最悪のスタートでしたが、FP2、FP3、そして予選と、なんとかまとめて14番グリッドを獲得しました。納得できるリザルトではありませんが、難しい状況の中で14番グリッドを獲得できたことには満足しています。明日はトップグループについていって、ベストリザルトを目指したいです」

鳥羽海渡(Moto3 21番手)
鳥羽海渡 「順位は悪いですが、セッティングは徐々によくなってきています。予選のセッション終盤にはベストを出すことができました。明日の決勝は、いいスタートを切って、できるだけ前のグループについていきたいです。日本GP、オーストラリアGPとウエットコンディションが多く、ウエットコンディションで乗れなかった原因も、今日のドライコンディションを走って、少しずつ理解しています。明日は、ドライでもウエットでも納得できる走りをしたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
136ホアン・ミルHonda2'12.078
288ホルヘ・マルティンHonda+0.379
317ジョン・マクフィーHonda+0.738
464B.ベンドスナイダーKTM+1.083
519G.ロドリゴKTM+1.087
695ジュール・ダニーロHonda+1.231
711リビオ・ロイHonda+1.233
85ロマーノ・フェナティHonda+1.285
933エネア・バスティアニーニHonda+1.296
1023N.アントネッリKTM+1.341
1121ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+1.362
1244アーロン・カネットHonda+1.493
1324鈴木竜生Honda+1.516
1471佐々木歩夢Honda+1.714
157アダム・ノロディンHonda+1.769
168N.ブレガKTM+1.786
1742M.ラミレスKTM+1.814
1858J.ゲバラKTM+1.904
1916A.ミニョKTM+1.993
2096M.パリャーニマヒンドラ+2.103
2127鳥羽海渡Honda+2.171
2284J.コーンフェールプジョー+2.242
2348L.ダラ・ポルタマヒンドラ+2.545
2465P.エッテルKTM+2.555
2540D.ビンダーKTM+2.709
2612M.ベッツェッカマヒンドラ+3.103
2741ナカリン・アティラプワパHonda+3.136
2814トニ・アルボリーノHonda+3.137
299カスマ・ダニエル・カスマユディンHonda+3.499
304P.プルキネンプジョー+3.733
316M.エレーラマヒンドラ+4.708

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ホアン・ミル

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