ROUND 17

マレーシアマレーシアGP セパン・インターナショナル・サーキット 2017.10.27(金)・1日目フリー走行

第17戦 マレーシアGP

オリベイラが初日トップタイム。タイトル争い中のモルビデリ、ルティがそれに続く

2017年10月27日(金)・フリー走行  天候:曇り/雨  気温:25℃
コースコンディション:ドライ/ウエット

Moto2クラスも、MotoGP同様、FP1はドライコンディション、FP2はウエットコンディションとなり、前戦オーストラリアGPで初優勝を果たしたミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)がトップタイムをマークしました。オーストラリアGPでの優勝で、すっかり自信をつけたオリベイラは、FP1でトップタイム、FP2でも3番手と、オーストラリアGPからの連勝が期待されます。

2番手はタイトル王手のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、ドライ、ウエットコンディションともに2番手につけて順調なスタートとなりました。今大会、タイトルを争うトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)に先着、もしくは25点差をキープすればタイトルが決まります。シーズン8勝と圧倒的な強さを発揮してきたモルビデリですが、今大会は最も緊張する戦いとなります。

3番手には、モルビデリのタイトル決定にストップをかけたいルティで、ドライで3番手、ウエットで4番手につけました。モルビデリとのし烈な戦いが予想されます。

以下、今季2勝目を狙う中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が4番手、今季5度のポールポジションを獲得して総合6位につけるマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)が5番手、アイザック・ビニャーレス(BE-A-VIP SAG Team)が6番手と続きました。

3連戦最初のレースとなった第15戦日本GPで今季3勝目を挙げたアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は7番手でしたが、ウエットコンディションのFP2ではトップタイムをマーク。ファビオ・クアルタラロ(Pons HP 40)、サンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)、ロレンソ・バルダッサーリ(Forward Racing Team)と続き、ここまでがトップ10。ホームグランプリに燃えるハフィズ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)が12番手、長島哲太(Teluru SAG Team)は21番手、ホームグランプリを迎えたカイルール・イダム・パウィ(IDEMITSU Honda Team Asia)は27番手でした。

コメント

ミゲル・オリベイラ(Moto2 1番手)
ミゲル・オリベイラ 「朝は暑い中でのドライ、午後は雨になりウエットでしたが、どちらのセッションも本当にうまくいったと思います。早い段階でいいポジションにつけることができ、これが自信につながりました。週末の天候は予想もつきませんが、ドライでもウエットでも準備はできています。今日と同じ作業を続けて、日曜日の決勝で前に出られるグリッドを獲得することが、明日の目標です」

フランコ・モルビデリ(Moto2 2番手)
フランコ・モルビデリ 「僕にとってもチームにとっても大切な週末になりますが、いいスタートになったと思います。朝のドライセッションではすぐに速さが出て、いいリズムを刻めました。午後のウエットでの走行は、ペースをつかむのに少し時間がかかりましたが、トップ6に戻ってきたので満足しています。この週末は確実で安定感のあるスタートを切りたかったですが、実際にそうなったと思います。予選と決勝に向けていいスタートになりました」

中上貴晶(Moto2 4番手)
中上貴晶 「ドライは悪くありませんでした。日本GPと同じエクストラソフトを入れてからは、タイムを一気に上げられました。ただ、周回をしっかり刻めなかったので、明日、ドライコンディションになったらしっかりシミュレーションしたいです。問題はレインタイヤで、なにが原因かは分からないのですが、エンジンの回転数が安定しないという問題を抱えてタイムを伸ばせず、また、マシンを寝かせていくとリアタイヤがすっと流れていくという症状にも苦しみました。ドライコンディションでレインタイヤを履いているような状態で、パウィと比べても自分だけがなにかおかしいということははっきりしています。もてぎもフィリップアイランドも、ウエットではこういう問題はなかったので、データをしっかり調べて明日に備えたいです」

長島哲太(Moto2 21番手)
長島哲太 「コースの下見をしたときと同じ印象で、セパンはとても好きなレイアウトです。ドライコンディションだったFP1は順調にラップを刻めたし、午後のセッションを楽しみにしていました。しかし、ウエットコンディションになってしまい、徐々にペースを上げていった3周目の右高速の3コーナーでいきなり転んでしまいました。なんの前触れもなかったのでなにもできませんでした。今回もツナギのエアーバッグとアライヘルメットのおかげで、右足以外は大丈夫でした。骨折もなかったしよかったです。明日は、ドライでもウエットでもしっかりコース攻略をしたいです。下見したときに5、10、11コーナーは苦労すると思いました。その通りだったので、明日はそれも解消したいです」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
144ミゲル・オリベイラKTM2'06.856
221フランコ・モルビデリKALEX+0.073
312トーマス・ルティKALEX+0.094
430中上貴晶KALEX+0.230
554マティア・パシーニKALEX+0.428
632アイザック・ビニャーレスKALEX+0.486
773アレックス・マルケスKALEX+0.764
840ファビオ・クアルタラロKALEX+0.845
911サンドロ・コルテセSUTER+0.853
107ロレンソ・バルダッサーリKALEX+1.046
1124シモーネ・コルシSPEED UP+1.069
1255ハフィズ・シャーリンKALEX+1.114
1342フランセスコ・バグナイアKALEX+1.116
1449アクセル・ポンスKALEX+1.169
1597チャビ・ビエルゲTECH 3+1.230
1637アウグスト・フェルナンデスSPEED UP+1.477
1787レミー・ガードナーTECH 3+1.577
1823マルセル・シュローターSUTER+1.803
195アンドレア・ロカテリKALEX+1.836
2041ブラッド・ビンダーKTM+1.857
2145長島哲太KALEX+1.928
2262ステファノ・マンシィKALEX+1.984
2357エドガー・ポンスKALEX+1.998
242イェスコ・ラフィンKALEX+2.188
2515アレックス・デ・アンジェリス KALEX+2.227
2627イケル・レクオナKALEX+2.535
2789カイルール・イダム・パウィKALEX+2.629
2810ルカ・マリーニKALEX+2.771
2926ディマス・エッキー・プラタマKALEX+2.886

フォトギャラリー

ミゲル・オリベイラ

ミゲル・オリベイラ

ミゲル・オリベイラ

フランコ・モルビデリ

フランコ・モルビデリ

フランコ・モルビデリ

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トーマス・ルティ

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中上貴晶

中上貴晶

中上貴晶

中上貴晶

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マティア・パシーニ

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ファビオ・クアルタラロ

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ロレンソ・バルダッサーリ

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シモーネ・コルシ

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フランセスコ・バグナイア

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