ROUND 10

チェコチェコGP オートモトドラム・ブルノ・サーキット 2017.08.05(土)・予選

第10戦 チェコGP

フェナティが予選で2番手タイムをマーク

2017年8月05日(土)・予選  天候:晴れ  気温:30℃
コースコンディション:ドライ

Moto3クラスも、ポールポジションから1秒差以内に18台がひしめき合う大接戦となりました。その中でHonda勢は、ランキング2位につけるロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)が2番手で今季5回目のフロントローを獲得。ランキングトップのホアン・ミル(Leopard Racing)がわずかの差で4番手となり、2列目から決勝に挑みます。

以下、8番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)、9番手にリビオ・ロイ(Leopard Racing)と続き、Honda勢はトップ10にわずか4台。今季は常に上位を独占してきたHonda勢ですが、今大会は大接戦の中でやや苦戦となりました。決勝での追い上げに期待がかかります。

ルーキーの佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、今季ベストの11番グリッドを獲得、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が13番手、ナカリン・アティラプワパ(Honda Team Asia)が15番手、トニ・アルボリーノ(SIC58 Squadra Corse)が16番手、ランキング3位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が17番手、ジュール・ダニーロ(Marinelli Rivacold Snipers)が18番手と、トップから1秒差以内で続きました。

ランキング9位のエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が20番手。予選で転倒を喫した鳥羽海渡(Honda Team Asia)は23番手という結果でした。

コメント

ロマーノ・フェナティ(Moto3 2番手) ロマーノ・フェナティ 「フリー走行はマシンの状態がよくなかったのですが、最終的にすばらしい状態に仕上がりました。今大会は、夏休み明けの最初のレースとなるので、目標は表彰台に立つことです。それを目標に明日は全力を尽くします」

ホアン・ミル(Moto3 4番手) ホアン・ミル 「今日もポジティブな一日でした。予選ではコース上が渋滞していたのでなかなかアタックができなかったのですが、最終ラップになんとかプッシュできて2列目を確保しました。全体的にマシンの仕上がりはよく、チームに感謝したいです」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 8番手) ファビオ・ディ・ジャンアントニオ 「ブルノは大好きなサーキットなので、できることならドライコンディションで予選を走りたいと思っていました。ドライコンディションにはなりましたが、午前中のフリー走行、そして午後の予選も路面のグリップはあまりよくありませんでした。それでも、楽しいセッションとなりました。コース上の渋滞がなければもっと上のグリッドを獲得できたと思います。しかし、3列目からのスタートは悪くありません。明日の決勝に向けてフロントのフィーリングをさらに改善して、もっといいペースで走れるようにしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 11番手) 「フリー走行から順調で、予選でも自分の目標としていたベストグリッドを獲得することができました。フリー走行は、コースインして4周目に3コーナーで転びましたが、その前の周のタイムでフリー走行14番手だったので、走りは悪くないと思いました。予選では、最初はソフトでアタックしましたが、あまりフィーリングがよくなかったので、そのあとはミディアムに変えて走ったのですが、とても気持ちよく乗ることができました。今年は開幕戦カタールGPの14番グリッドがベストだったので、それを更新できてよかったです。明日はトップグループについていって、ベストリザルトを狙います」

鈴木竜生(Moto3 13番手) 鈴木竜生 「セッション中に3番手までポジションを上げたのですが、それから、ほかのライダーたちに執拗にマークされて、クリアラップが取れませんでした。目標のトップ10以内という目標は果たせませんでしたが、アベレージは悪くないので、決勝は5列目から追い上げたいです。今日は、フリー走行で2度転倒しました。先週のミサノ・テストの状態がすごくよかったので、その確認もあって、ほぼ同じ状態で走り出したのですが、全体的にサスのセットが硬すぎたことが原因でした。そのため予選は、柔らかめのセットに変更しました。明日のコンディションを見て、サスのセットをしっかり決めて、決勝に挑みたいです」

鳥羽海渡(Moto3 23番手) 鳥羽海渡 「セッション序盤に転倒してしまいました。しかし、ピットロードの近くだったので、マシンを押してピットに戻ることができました。そのあと、マシンの修復をしてもらい、再びコースインしたのですが、アタックできたのは、わずか一周でした。たった一周のアタックで、なんとか23番手までポジションを上げることができたし、全体的にタイムが接近しているので、明日は序盤にがんばってポジションを上げていきたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
119G.ロドリゴKTM2'08.571
25ロマーノ・フェナティHonda+0.150
358J.ゲバラKTM+0.303
436ホアン・ミルHonda+0.396
58N.ブレガKTM+0.400
664B.ベンドスナイダーKTM+0.420
742M.ラミレスKTM+0.472
821ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+0.571
911リビオ・ロイHonda+0.577
1065P.エッテルKTM+0.616
1171佐々木歩夢Honda+0.777
1223N.アントネッリKTM+0.787
1324鈴木竜生Honda+0.788
1416A.ミニョKTM+0.790
1541ナカリン・アティラプワパHonda+0.908
1614トニ・アルボリーノHonda+0.972
1744アーロン・カネットHonda+0.976
1895ジュール・ダニーロHonda+0.994
1917ジョン・マクフィーHonda+1.012
2033エネア・バスティアニーニHonda+1.043
216M.エレーラKTM+1.127
2248L.ダラ・ポルタマヒンドラ+1.159
2327鳥羽海渡Honda+1.191
2484J.コーンフェールプジョー+1.597
257アダム・ノロディンHonda+1.605
2610D.フォッジャKTM+1.627
2775A.アレナスマヒンドラ+1.651
2896M.パリャーニマヒンドラ+2.007
2912M.ベッツェッカマヒンドラ+2.232
3077T.ジョージKTM+2.270
314P.プルキネンプジョー+2.879
3218G.マルティネス・アブレゴKTM+3.853

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ロマーノ・フェナティ

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ホアン・ミル

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ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

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