ROUND 07
カタルニアGP
カタルニア・サーキット
2017.06.10(土)・予選
Moto3クラスは、総合7位でホームグランプリに闘志を燃やすホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)が、4戦連続今季5度目のPPを獲得しました。フリー走行では、セットアップに集中して4番手でしたが、予選では地元ファンの前で100%の走りを披露。2番手に0.627秒の大差をつける快走を披露して、大きな拍手が送られました。今季のマルティンは、開幕から3戦連続で表彰台に立ちましたが、第4戦以降は、予選では圧倒的なスピードをみせるも決勝では苦戦が続いています。今大会は今季4度目の表彰台と念願の初優勝に挑みます。
2番手には、同じくホームグランプリに気合を入れているアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)。総合2位につけるカネットは、第4戦スペインGPで念願の初優勝を達成。今季2度目のホームグランプリで今季2勝目達成に挑みます。
4番手にはロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)、5番手には総合首位でホームグランプリに気合満点のホアン・ミル(Leopard Racing)が、今季4勝目に挑みます。7番手には、ここ数戦で調子を上げているエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)、8番手には転倒を喫するもなんとか8番手まで浮上したファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)、9番手に鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)と続き、トップ10にHonda勢7人が名前を連ねました。
鳥羽海渡(Honda Team Asia)が、今季ベストの16番手。前戦イタリアGPでベストリザルトの8位を獲得した佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、セッション終盤までトップ10につけていましたが、最後のアタックで20番手までポジションを落としました。しかし、鳥羽、佐々木歩夢のルーキー2人の調子はよく、追い上げのレースが期待されます。
※ レポートは暫定結果に基づく
ホルヘ・マルティン(Moto3 ポールポジション)
「今日の朝からとてもフィーリングがよく、とてもハッピーです。自分のタイムはトップ争いに加われると思います。これで今シーズン5度目のポールポジション獲得となりました。予選のリザルトには満足していますが、決勝ではレースペースを考えなくてはいけません。目標は優勝です。今回はペースもいいし、なによりも楽しんで走ることができました。これは決勝レースに向けてとても大事なことだし、明日は全力を尽くします」
アーロン・カネット(Moto3 2番手)
「予選2番手というのはとてもポジティブです。第4戦スペインGPで優勝したときも2番グリッドだったので、今大会も十分にチャンスはあると思います。ペースはとてもいいです。昨日のフリー走行はトップタイムでした。今日はコースが変更になりましたが、かなり順調にセッションをこなすことができました。中古タイヤのペースはとてもよかったし、明日はトップグループで戦うことができます」
ロマーノ・フェナティ(Moto3 4番手)
「最後のアタックは、1コーナーで少しはらんでしまいましたが、それからはいいリズムで走ることができました。最終的に4番グリッドですが、とてもうれしいです。スリップストリームを使ってタイムをマークし喜んでいるライダーが理解できません。自分は昔ながらのスタイルでタイムを出しているし、レースに向けて準備ができています」
鈴木竜生(Moto3 9番手)
「セッション真ん中である程度タイムを出し、最後に余裕をもってアタックしたいと思っていました。今日は、その通りの走りができました。最後のアタックは、ストレートでスリップを使えず、思ったようにはタイムを更新できませんでしたが、その分、インフィールドでリカバリーできる走りができたのでうれしいです。トップグループで戦える状態だと思います。イタリアと同じように大集団になると思うし、前回の経験を活かし、頭を使って最後まで走りきりたいです。最近は安定してシングルグリッドを獲得できるようになったし、自分としては一歩前進できたかなと思います。目標はトップ5。チャンスがあれば表彰台も狙いたいです」
鳥羽海渡(Moto3 16番手)
「序盤はタイムが出ませんでしたが、中盤にタイムアップを果たしました。そして、ラスト一周は、ミスもあったけれど、まずまずのアタックができたと思います。結果は、それほど喜べませんが、今年のベストグリッド。前の方からスタートできるのでうれしいです。 明日は大きなグループになると思います。スリップをうまく使えば一気にポジションも上げられるので、冷静に戦いたいです」
佐々木歩夢(Moto3 20番手)
「今日はセッティングがよく、最初は5番手くらいにいました。しかし、最後のアタックは、いいグループを見つけられず、自分自身の走りも攻めきれませんでした。コースに出て行くタイミングも悪かったと思います。しかし、今大会もブレーキングはよく、いいレースができると思います。今大会の目標の一つだった、グリッドをよくするという目標は果たせませんでしたが、決勝ではいいスタートを切ってトップグループについていきたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 88 | ホルヘ・マルティン | ![]() | 1'53.368 |
2 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.627 |
3 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +0.659 |
4 | 5 | ロマーノ・フェナティ | ![]() | +0.663 |
5 | 36 | ホアン・ミル | ![]() | +0.668 |
6 | 42 | M.ラミレス | KTM | +0.758 |
7 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +0.783 |
8 | 21 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.833 |
9 | 24 | 鈴木竜生 | ![]() | +0.948 |
10 | 23 | N.アントネッリ | KTM | +0.963 |
11 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +1.011 |
12 | 48 | L.ダラ・ポルタ | マヒンドラ | +1.027 |
13 | 14 | トニ・アルボリーノ | ![]() | +1.053 |
14 | 8 | N.ブレガ | KTM | +1.068 |
15 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +1.106 |
16 | 27 | 鳥羽海渡 | ![]() | +1.167 |
17 | 65 | P.エッテル | KTM | +1.221 |
18 | 16 | A.ミニョ | KTM | +1.458 |
19 | 17 | ジョン・マクフィー | ![]() | +1.508 |
20 | 71 | 佐々木歩夢 | ![]() | +1.531 |
21 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +1.549 |
22 | 40 | D.ビンダー | KTM | +1.650 |
23 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +1.773 |
24 | 41 | ナカリン・アティラプワパ | ![]() | +1.781 |
25 | 12 | M.ベッツェッカ | マヒンドラ | +1.790 |
26 | 96 | M.パリャーニ | マヒンドラ | +1.829 |
27 | 63 | V.ペレス | KTM | +1.850 |
28 | 6 | M.エレーラ | KTM | +2.193 |
29 | 84 | J.コーンフェール | プジョー | +2.243 |
30 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +2.257 |
31 | 81 | A.ヴィウ | KTM | +3.122 |
32 | 4 | P.プルキネン | プジョー | +3.304 |