第15戦日本GPの予選は、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、タイトル王手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がフロントロー獲得の2番手から決勝に挑むことになりました。初日はタイヤテストに集中して4番手。2日目のFP3では、ただ一人1分44秒台に入れて、総合首位でQ2進出を果たすと、予選前に行われるFP4でもトップタイムをマークし、2戦連続今季7回目のポールポジション(PP)獲得が期待されましたが、わずかの差で2番手でした。
マルク・マルケス
マルク・マルケス
1回目のアタックでトップタイムをマークしたマルケスは、2回目のアタックでさらにタイム更新が期待されましたが、アタックしている周回に転倒車が出てイエローフラッグが提示されたため、アタックを中断しました。PP獲得は果たせませんでしたが、連続周回のアベレージでは十分に優勝を狙える仕上がりで、決勝では2戦連続優勝と今季5勝目が期待されます。
カル・クラッチロー(LCR Honda)は、2列目で5番手とまずまずの内容で予選を終えました。15分間で行われるQ2では、2本の新品リアタイヤを通常使いますが、2本目のアタックでベストタイムを更新したクラッチローは、さらにタイム短縮に挑みました。しかし、5コーナーで痛恨の転倒を喫し、フロントロー獲得は果たせませんでした。ただ、これまで苦手としていたツインリンクもてぎでフロントロー争いを繰り広げるなど、サーキット攻略に成功。決勝では今季4度目の表彰台獲得が期待されます。
ティト・ラバト
青山博一
3戦ぶりに復帰したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、14番グリッドを獲得しました。午前中に行われたFP3では、転倒を喫し19番手までポジションを落としましたが、Q1では4番手タイムをマーク。総合14位で予選を終えました。チームメートのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は18番手。初日のフリー走行で転倒負傷のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場の青山博一は、ほぼぶっつけ本番で挑んだ予選で22番手。決勝では地元ファンの声援に応え、1つでも上のポジションを狙う意気込みです。
激しい戦いが続くMoto2クラスは、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が、2年連続でポールポジション(PP)を獲得。2年連続のポール・トゥ・ウインに向けて大きく前進しました。以下、1秒差に13台という接戦となり、トーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)が0.067秒差の2番手で今季5度目のフロントローを獲得しました。ルティも14年の大会で優勝しているだけに、ツインリンクもてぎを得意とする選手2人がフロントローを獲得しました。3番手にはフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、フロントローを獲得。今季5度目の表彰台獲得と初優勝が期待されます。
ヨハン・ザルコ
トーマス・ルティ
2列目には総合3位のサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)。以下にサンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)、アクセル・ポンス(AGR Team)と続き、初日2番手から今季2度目のPPが期待された中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は7番手から決勝に挑みます。3列目からの決勝となりましたが、連続周回のアベレージはよく、優勝争いが期待されます。
中上貴晶
長島哲太
ワイルドカードで出場の長島哲太(Ajo Motorsport Academy)は24番手、浦本修充(Japan-GP2)は29番手、関口太郎(Team Taro Plus One)は30番手から追い上げのレースに挑みます。
関口太郎
Moto3クラスは、ポールポジション(PP)から1秒差に23台がひしめき合う激しい戦いとなり、尾野弘樹(HONDA TEAM ASIA)がトップタイムをマークしました。今季最も激しい戦いとなった予選を制した尾野は、「ベストタイムをマシンのモニターで見たときにPPを獲得した」と満面の笑み。サーキットベストタイムを更新する好タイムをマークしました。念願の初表彰台と初優勝が期待されます。PPを獲得した尾野は、初日のフリー走行中のスロー走行のペナルティで4番グリッドから決勝に挑みますが、アベレージもよく、大きな影響はありません。
尾野弘樹
エネア・バスティアニーニ
以下、Honda勢は、エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が4番手で、尾野のペナルティでフロントローの3番グリッドから決勝に挑みます。昨年のウイナーのニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が7番手、アダム・ノロディン(Drive M7 SIC Racing Team)が9番手、総合2位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が11番手、リビオ・ロイ(RW Racing GP BV)が15番手と続きました。大接戦の予選となった今大会。決勝は大集団の戦いになることが予想されます。
岡崎静夏
ワイルドカードで出場の岡崎静夏(UQ&テルル・Kohara RT)は34番手、佐藤励(41Planning)は35番手でした。
ヨハン・ザルコ(Moto2 ポールポジション)
「ここ数戦は苦戦していたので今日はとてもうれしいです。ピットとコース上でいい仕事ができるようにチームと話し合ってきました。今週はベストな感触をつかむのに時間がかかりましたが、もてぎは好きなサーキットです。ポールポジションを獲得して自信につながりました。(アレックス)リンスが苦戦していることは分かっています。明日は勝つことに集中しますが、表彰台に上がることができればとてもうれしいです」
トーマス・ルティ(Moto2 2番手)
「グランプリで一番大事なのは決勝ですが、ペースはとてもいいので、かなり自信があります。でも速く走ることができていたのに、ポールポジションが獲得できなかったのは残念でした。少しフラストレーションがたまりました。ヨハン(ザルコ)におめでとうと言いたいです。予選では、最初のタイヤのセットに小さな問題がありました。ポールポジションは獲得できませんでしたが、フロントローを獲得できてよかったです。難しいレースになることは分かっていますが準備は整っています」
フランコ・モルビデリ(Moto2 3番手)
「今日の予選で3番グリッドを獲得できてよかったです。フロントローからのスタートは久しぶりです。最も大事なことは前のライダーたちにとても近いということです。そしていいペースがあることです。明日はできるかぎりいい結果が出せるようにがんばります」
中上貴晶(Moto2 7番手)
「ポールポジション争いがしたかったですし、できればフロントローに並びたかったです。望んでいた結果ではないですし、とても悔しいです。自己ベストを0.8秒更新したのですが、周りが思った以上にタイムを上げてきたこともあり7番手でした。フリー走行3回目で試したセッティングの方向があまりよくなく、予選では昨日のセッティングに戻しました。FP3を有効に使えなかったことが悔やまれます。しかし、決勝に向けて上位のライダーと変わらないアベレージを記録できています。昨年に比べて常に安定して走ることができているので、自信を持って決勝を走り、優勝して日の丸を揚げたいです」
関口太郎(Moto2 30番手)
「ワイルドカードでの参戦では、勝負しますというレベルにはいけないのが現実です。それでも、走行ごとにタイムは上がっています。転ばずにメニューをこなし、予選を終えることができました。経験値を上げたいという思いで参戦しました。そういう意味では、GPライダーとの違いがすごくあるということが分かりましたし、その差を埋めるために、ライダーとしても、チームとしても懸命に考えてトライできています。この経験が、絶対に次につながると思っています。決勝もひたすら一生懸命に走ってチェッカーを受けたいです」
尾野弘樹(Moto3 1番手)
「FP3までセッティングが出ていなくて手探りの状態でした。サスペンションのセッティングを予選で変えたのですが、それがよくて、自分の思うような走りができました。最後はタイヤを変えてタイムアップを狙いました。気持ちよく走ることができました。きっといいタイムが出ていると思いましたが、ポールタイムとは思いませんでした。ピットに戻り1番だと聞いて素直にうれしかったです。ペナルティーでグリッドは下がりましたが、ポールポジショングリッドより緊張せずにスタートできると思うので、優勝を目指します」
※ペナルティーにより、決勝は4番手スタート
エネア・バスティアニーニ(Moto3 4番手)
「この結果はとてもうれしいです。午前中のフリー走行では、予選の前にソフトタイヤを使ってマシンの動きをチェックしたかったのですが、最後に転倒してしまい、それができませんでした。また、午後は路面温度が上がり、午前中に比べて大きな温度差となったため、いい感触をつかむのに苦戦しました。でも最後にセットアップを少し変えたのですが、うまく機能して、目標のフロントローを獲得できました。ブレーキング時に、ブレーキをリリースする時の感触がまだよくないので、決勝へ向けてさらにフロントエンドに取り組む必要があります。とにかくペースはいいので、いいレースができると思います」
ニッコロ・アントネッリ(Moto3 7番手)
「予選で3列目を獲得できてよかったです。上位にこれほど近いところからスタートできるのは久しぶりです。一番大事なことは上位のライダーたちと近く、いいペースがあるということです。明日はできる限りいい結果を出せるようにがんばります」
岡崎静夏(Moto3 34番手)
「マシンもよくなっているので2分01秒台に入ると思っていました。しかし、ストレートで全日本選手権のマシンよりスピードが出ていませんでした。エンジンのいいところが使えず、うまくスピードを乗せることができませんでした。ブレーキングポイントや重心の持って行き方、立ち上がりなど、細かな部分をきちんと詰めて行かなければタイムにはつながりません。GPライダーは、決勝ではもっと速く強くなると思うので、自分の走りを見直して最後までしっかりと走りきりたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | 1'43.954 |
2 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 1'44.134 |
3 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | 1'44.221 |
4 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 1'44.294 |
5 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | 1'44.402 |
6 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | 1'44.494 |
7 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | 1'44.539 |
8 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | 1'44.980 |
9 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | 1'45.232 |
10 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | 1'45.782 |
11 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | 1'45.827 |
12 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | 1'45.614 |
13 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | 1'45.823 |
14 | 43 | ジャック・ミラー | ![]() | 1'46.347 |
15 | 38 | B.スミス | ヤマハ | 1'46.593 |
16 | 21 | 中須賀克行 | ヤマハ | 1'46.627 |
17 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | 1'46.705 |
18 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | 1'46.753 |
19 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | 1'47.060 |
20 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | 1'47.501 |
21 | 7 | M.ジョーンズ | ドゥカティ | 1'47.631 |
22 | 73 | 青山博一 | ![]() | 1'47.788 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 1'49.961 |
2 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +0.067 |
3 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +0.356 |
4 | 22 | サム・ロース | KALEX | +0.372 |
5 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +0.419 |
6 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +0.540 |
7 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | +0.561 |
8 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +0.602 |
9 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +0.782 |
10 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +0.861 |
11 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +0.933 |
12 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +0.937 |
13 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +0.956 |
14 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +1.008 |
15 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | +1.074 |
16 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +1.087 |
17 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +1.162 |
18 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +1.320 |
19 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +1.350 |
20 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +1.490 |
21 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +1.529 |
22 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +1.633 |
23 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +1.660 |
24 | 45 | 長島哲太 | KALEX | +1.778 |
25 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | +1.883 |
26 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +1.964 |
27 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +2.014 |
28 | 27 | イケル・レクオナ | KALEX | +2.272 |
29 | 63 | 浦本修充 | KALEX | +3.005 |
30 | 84 | 関口太郎 | TSR | +4.436 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | 1'56.443 |
2 | 16 | A.ミニョ | KTM | +0.086 |
3 | 41 | B.ビンダー | KTM | +0.216 |
4 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +0.221 |
5 | 8 | N.ブレガ | KTM | +0.230 |
6 | 48 | L.ダラ・ポルタ | KTM | +0.239 |
7 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +0.297 |
8 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +0.393 |
9 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +0.430 |
10 | 65 | P.エッテル | KTM | +0.456 |
11 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | +0.508 |
12 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +0.558 |
13 | 12 | A.アレナス | プジョー | +0.618 |
14 | 36 | J.ミル | KTM | +0.619 |
15 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +0.639 |
16 | 17 | J.マクフィー | プジョー | +0.644 |
17 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.710 |
18 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.744 |
19 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +0.777 |
20 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +0.781 |
21 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | +0.793 |
22 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | +0.952 |
23 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +0.954 |
24 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +1.066 |
25 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +1.109 |
26 | 42 | M.ラミレス | マヒンドラ | +1.238 |
27 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +1.279 |
28 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +1.401 |
29 | 55 | A.ロカテリ | KTM | +2.063 |
30 | 6 | M.エレーラ | KTM | +2.800 |
31 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +2.926 |
32 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | +2.937 |
33 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +3.638 |
34 | 13 | 岡崎静夏 | ![]() | +6.310 |
35 | 15 | 佐藤励 | ![]() | +7.062 |
マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「ポールポジションを獲得できたら最高だったのですが、このサーキットではもう少し苦戦すると思っていたので、2番グリッドでもうれしいです。かなりいい仕事ができました。レースウイークを通していいペースがあります。午後の予選は、最初のスティントはとてもうまくいきましたが、セカンドマシンで最初のアタックをしているときに11コーナーでミスをしてしまいました。最後にもう一度チャンスがありましたが、(カル)クラッチローが転倒した場所でイエローフラッグが見えたためスローダウンしました」
カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
「ブレーキングでタイムを縮める努力をしたのですが、チームもHondaもとてもよくがんばってくれました。フロントローを獲得できなかったことは少し残念ですが、ベストを尽くしました。最初のスティントでアタックしているときにいくつかミスをしてしまったので、次のアタックでは0.3秒は縮められると思いました。しかし5コーナー進入でフロントから滑ってしまいました。ミスの理由は、フロントに、いつも使うハードタイヤの代わりにミディアムを使ったことでした。決勝では序盤に少し苦戦すると思います。このサーキットはブレーキングが深くなるので、小さなミスで済ますことがとても難しいです。上位のライダーたちと逃げきれるようにがんばります。そして彼らについていきたいです。でも、みんなも同じことを言っていると思います」
ジャック・ミラー(MotoGP 14番手)
「予選ではフロントエンドのセットアップがよくなり、自信につながりました。FP3では、タイムアタックもしていないのに転倒してしまい、ついていませんでした。そのためFP4と予選は僕にとても重要なセッションになり、両方のセッションでさらにスピードを上げることができました。この勢いを決勝レースへつなげたいです。完全に満足しているわけではありませんが、体力的に大丈夫なことが分かって安心しています。また、フロントエンドには少しマージンがあるので、明日はいい結果を残すためにプッシュしたいです」
ティト・ラバト(MotoGP 18番手)
「フリープラクティスと予選の結果には満足しています。フィーリングもセットアップも前進することができました。予選では1分46秒台で2周走ることができました。おかげで力強いレースをする自信につながりました」
青山博一(MotoGP 22番手)
「ダニ(ペドロサ)には早くケガを治して復帰してほしいと願っています。金曜日の夕方に参戦が決まり、ギリギリ間に合ったという状況です。テストでは、この車両では4回くらい走行していて、走り出しはスムーズにいけたのですが、テスト時のタイヤとは違うスペックだったこともあり、感触が違い転倒してしまいました。決勝朝のフリー走行で、もう一度、セッティングを見直したいと思っています。母国GPを走れる機会は、なかなかない機会なので、1ラップ1ラップを噛みしめて走りたいと思っています」