オーストリアGPからの2週連続開催となる第11戦チェコGPのフリー走行は、午前中は雲が多く小雨がぱらつく天候でしたが、午後は青空が広がり、まずまずのコンディションの中で行われました。1回目の走行時の気温は17℃。断続的に小雨がぱらつく難しいコンディションの中、1分57秒085で6番手だったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、21℃まで気温が上昇した午後の走行では、タイムを1.245秒短縮する1分55秒840をマークし、初日のトップタイムをマークました。
マルク・マルケス
前戦オーストリアGPの予選で転倒を喫し、左肩を脱きゅう、右肩を強く打って、完全なコンディションではないマルケスですが、今季4勝目と3年ぶりのチェコGPの優勝を期待させる絶好のスタートとなりました。セッション中には、転倒寸前のスライドを経験しますが、それを回避したあとにベストタイムをマークしました。
マルク・マルケス
マルク・マルケス
チームメートのダニ・ペドロサは、午前中はトップから1.335秒遅れの9番手でしたが、午後の走行では、マルケスから0.822秒遅れの10番手。ブルノを得意とするペドロサにとっては不本意なリザルトでしたが、マシンのセットアップに集中する一日となりました。この日は、大きな変更を施したマシンで走行。セットアップの方向性を探りました。このデータをもとに、予選では大幅にタイムを短縮する意気込みです。MotoGPクラスでは2年ぶり3度目。125cc、250ccクラスを含め、通算5度目となるチェコGPでの優勝に向けて、残るセッションに全力で取り組みます。
ダニ・ペドロサ
ダニ・ペドロサ
前戦オーストリアGPでは、ジャンプスタートのペナルティーで15位に終わったカル・クラッチロー(LCR Honda)が、その雪辱に向けてセットアップに集中しました。午前に行われた1回目の走行では、トップから1.432秒差の12番手。午後に行われた2回目の走行では、1分56秒837をマーク。ペドロサに続く11番手という厳しい結果でしたが、2日目のフリー走行では、10番手以内に入ってダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では、ペドロサとともにさらに上を狙います。
カル・クラッチロー
ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、1回目のセッションを1分58秒834で18番手。2回目の走行では1分58秒054までタイムを上げますが、ポジションは20番手に落としました。課題はブレーキングと旋回性。2日目のフリー走行と予選では、その改善に挑みます。
ティト・ラバト
チームメートのジャック・ミラーは、前戦オーストリアGPにおける決勝日のウォームアップでの転倒で、右手首と第6胸椎を負傷しました。2週連続の開催となった今大会は、回復が十分でないため欠場することになりました。
Moto2クラスでトップタイムをマークしたのは、前戦オーストリアGPで今季5勝目を挙げたヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)でした。コンディションが悪かった1回目のセッションは、慎重な走りで7番手でしたが、コンディションが回復した午後のセッションでは一気にペースを上げて、トップに浮上しました。昨年の大会のウイナーであるザルコが、大会2連覇と今季初の3連勝に向けて、絶好のスタートを切りました。
ヨハン・ザルコ
ヨハン・ザルコ
2番手はトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)で、ザルコとの差はわずか1000分の2秒。1回目の走行は10番手でしたが、2回目の走行でタイムを大きく上げることに成功しました。前戦オーストリアGPでは、し烈な2位争いを演じて4位に終わりました。今大会はその悔しさを晴らす意気込みです。
トーマス・ルティ
ロレンソ・バルダッサーリ(Foward Team)が3番手に続きました。1回目のセッションは5番手、2回目のセッションで3番手に浮上しました。バルダッサーリは、ベストタイムだけでなく、2分2秒台で連続で走行するなど仕上がりのよさをアピール。第6戦イタリアGP以来の表彰台に期待が膨らんでいます。
ロレンソ・バルダッサーリ
ロレンソ・バルダッサーリ
4番手は中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)で、1回目の走行は3番手、2回目の走行では僅差の4番手で、決勝に向けてソフト側のタイヤを温存しました。7月下旬のテストでしっかりデータを残したことが好スタートにつながりました。予選では第9戦ドイツGP以来、今季2度目のポールポジション(PP)を狙います。
中上貴晶
中上貴晶
以下、昨年のMoto3チャンピオンのダニー・ケント(Leopard Racing)、午前の走行でトップタイムをマークしたアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、ミゲル・オリベイラ(Leopard Racing)、サム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)、ジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)、ハフィズ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)と続き、ここまでがトップ10。総合2位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)は、タイムが伸びず17番手でした。
Moto3クラスは、中盤戦に入って調子を上げているエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が、トップから0.172秒差で3番手につけました。午前の走行では、セットアップを確認しながらの走行でトップタイムをマーク。午後の予選も快調にラップを刻んで3番手につけました。直近の過去3戦でPP2回、3番手1回と、3戦連続でフロントローを獲得しているバスティアニーニ。決勝では直近の過去2戦でどちらも3位表彰台に立っているだけに、今大会は、今季初優勝に期待が膨らんでいます。
エネア・バスティアニーニ
エネア・バスティアニーニ
チームメートで、調子を上げているファビオ・ディ・ジャンアントニオが、トップから0.584秒差の6番手につけました。7月下旬の事前テストの成果を発揮し、好調なスタートとなりました。
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が9番手。総合2位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が11番手。そして、周回を重ねるごとにペースを上げたリビオ・ロイ(RW Racing GP BV)が12番手と続きました。
アーロン・カネット
前戦オーストリアGPで27位と低迷したカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)は、午後のセッションではトップ5につける好走をみせていましたが、転倒を喫して15番手。チームメートの尾野弘樹は、1回目のセッションで転倒を喫し、2回目の走行でもタイムを伸ばせず28番手でした。
ヨハン・ザルコ(Moto2 1番手)
「順調な一日でした。午前のセッションは、小雨がぱらついていたので慎重に走りました。前戦オーストリアGPのレッドブル・リンクに比べると、ブルノの路面はコンディションが悪いです。路面のギャップが多く、グリップレベルがかなり異なります。そのため、スライドが多くなり攻められませんでした。午後は天候が回復し、青空が広がりました。ソフト側とハード側の両方のタイヤのテストを行い、ペースを上げられました。今日よかったのは、まだ金曜日なのに、自信を持って走れたことです。日曜日まで、この状態を続けたいです」
トーマス・ルティ(Moto2 2番手)
「先週のオーストリアGPは、最終ラップの最終コーナーで表彰台を逃し、本当に残念でした。でも、それもレース。今週は気持ちを切り替えて挑んでいます。今日は、午前は小雨がぱらついて難しいコンディションでしたが、午後は天候がよくなり、セットアップが進みました。今年は、天候がころころ変わる難しいレースが多く、そういった天候、コンディションでは苦戦しています。今大会は、このままいいコンディションが続いてほしいです」
ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 3番手)
「今日はとてもいい一日でした。チームはよく働いてくれましたし、新しいことにトライできたし、最終的に自己ベストをマークできました。フィーリングがとてもいいです。ロングランのペースも悪くないし、引き続き日曜日の決勝に向けて、改善していきたいです。明日は、タイヤテストを行います。今日は、決勝に向けて自信が得られました」
中上貴晶(Moto2 4番手)
「事前テストのデータで走り出しましたが、テストをしているだけに、スタートのレベルが高かったです。ただ、テストのときよりも寒かったので、そこをアジャストする必要がありました。今回のレースはおそらく、ソフト側のタイヤで走ることになるので、そのタイヤを温存し、今日はハード側のタイヤでほとんどを走りました。セッション終盤にはソフト側のタイヤを入れて、2分2秒466まで出せました。ハードでもソフトでも症状は同じなのですが、明日はテストのときから抱えている旋回性の問題を改善したいです。とにかく、その部分はメカニックに任せて、僕はセクタータイムを確認して2日目に備えたいです。明日の予選は1秒台に入ると思うし、1秒8は、現状でも届くと思います」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 3番手)
「午前のフリー走行は路面コンディションがあまりよくなく、おまけに、セッション開始前からぽつぽつと小雨が落ちていました。そのためセットアップに集中したところ、ラップタイムがよく、楽しく乗れました。午後の走行も引き続きセットアップに集中し、午前で出た課題に取り組みました。ユーズドタイヤでいいペースを刻めましたが、まだ十分ではありません。セッション終盤にはいいタイムをマークしましたが、2人のライダーに抜かれました。しかし、今日のベストタイムは単独走行で出したものなので、今日の内容には満足しています」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 6番手)
「7月下旬にここでテストを行いました。成果の大きいテストになっていたし、今回は自信を持ってブルノへ入れました。そして初日からいい走りができました。今日は周回するごとに、そして午前から午後にかけて、確実に前進できました。4コーナー、6コーナー、9コーナーでマシンの動きが大きく、特に進入時に問題があるので、明日はその部分を改善しなければいけません。これが改善できれば、さらによくなると思います」
リビオ・ロイ(Moto3 12番手)
「今朝はいろんなことに取り組み、とても忙しかったです。セットアップだけでなく、ライディングにも取り組んだからです。異なるギアを試し、いろんなライン取りにチャレンジしました。ここは流れるような走りが必要なので、ギアとブレーキングポイントとラインが重要になるのですが、午前から午後にかけて大きく前進しました。セッションの大半でトップ5につけていられたので、明日の走行が終わったときにトップ5にいられるようにしたいです。先週のオーストリアGPは、予選で22番手と大失敗しました。同じ失敗はしないようにします」
尾野弘樹(Moto3 28番手)
「今日は前進できませんでした。午前は、セッション前半に7コーナーで転倒してしまうミスを犯しました。フロントに安心感がなく、クリップ付近でフロントから転んでしまいました。午後はセッティングを変えて挑みましたが、接地感の薄い感じは変わらず、攻められませんでした。前戦オーストリアGPのセッティングでスタートしましたが、それが駄目だったので、午後は7月下旬のテストのセッティングで走ってみました。ただ、それもよくありませんでした。これからデータを調べて原因を突き止めたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 1'55.840 |
2 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | +0.104 |
3 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | +0.137 |
4 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | +0.284 |
5 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | +0.334 |
6 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | +0.395 |
7 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | +0.601 |
8 | 38 | B.スミス | ヤマハ | +0.654 |
9 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | +0.775 |
10 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | +0.822 |
11 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | +0.997 |
12 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | +1.117 |
13 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | +1.212 |
14 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | +1.250 |
15 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | +1.495 |
16 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | +1.496 |
17 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | +1.631 |
18 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | +1.729 |
19 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | +1.884 |
20 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | +2.214 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 2'02.277 |
2 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +0.002 |
3 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +0.059 |
4 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | +0.189 |
5 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | +0.192 |
6 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +0.334 |
7 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | +0.417 |
8 | 22 | サム・ロース | KALEX | +0.481 |
9 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +0.494 |
10 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +0.532 |
11 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +0.598 |
12 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +0.824 |
13 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +0.856 |
14 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +1.006 |
15 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +1.053 |
16 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | +1.243 |
17 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +1.290 |
18 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +1.300 |
19 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | +1.545 |
20 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +1.548 |
21 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +1.570 |
22 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +1.581 |
23 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +1.639 |
24 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +1.644 |
25 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +1.706 |
26 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +1.715 |
27 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +1.767 |
28 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +2.565 |
29 | 95 | アンソニー・ウエスト | SUTER | +3.804 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 41 | B.ビンダー | KTM | 2'08.047 |
2 | 16 | A.ミニョ | KTM | +0.096 |
3 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +0.172 |
4 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +0.418 |
5 | 8 | N.ブレガ | KTM | +0.566 |
6 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.584 |
7 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +0.634 |
8 | 65 | P.エッテル | KTM | +0.725 |
9 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.805 |
10 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | +0.903 |
11 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | +0.965 |
12 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +1.004 |
13 | 98 | K.ハニカ | KTM | +1.165 |
14 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +1.197 |
15 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | +1.234 |
16 | 6 | M.エレーラ | KTM | +1.253 |
17 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +1.259 |
18 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +1.396 |
19 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +1.461 |
20 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +1.590 |
21 | 55 | A.ロカテリ | KTM | +1.689 |
22 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +1.691 |
23 | 17 | J.マクフィー | プジョー | +1.710 |
24 | 36 | J.ミル | KTM | +1.780 |
25 | 12 | A.アレナス | プジョー | +1.794 |
26 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +1.952 |
27 | 42 | M.ラミレス | マヒンドラ | +2.024 |
28 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | +2.042 |
29 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +2.112 |
30 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +2.173 |
31 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +3.393 |
32 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | +3.629 |
33 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +3.849 |
マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「いい一日でした。2回目の走行では、1回目からかなり前進できました。ポジションもよかったです。あとどのくらい前進できるかは分かりませんが、大切なのは決勝に向けて働き続けることです。その点、ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)とバレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)は、とても安定したペースで走っています。今日の午後は特に、いろんなことを試しました。それをしっかり評価して、さらによくするために働き続けなければなりません。午後のセッションでは、2014年のテストと同じような転倒をするところでしたが、運よく、それは回避できました。そのときのバンク角が67.5度、スライドしている時間がとても長かったです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 10番手)
「今日は2つの完全に異なるセッティングを試しました。その結果、少し改善できました。セッティングは極端に異なるものだったので、今日よかった方のセッティングをベースに、もう少し比較をしていこうと思います。今の状況は、いい部分もあればそうでない部分もあります。明日は慎重にセットアップを進め、さらに前進していきたいです。今日のポジションは、とてもいいとは言えませんが、前回に比べると、トップグループに近いところにいると思います。午後の最後の走行はよかったです。引き続きセットアップに集中して、働き続ける必要があります」
カル・クラッチロー(MotoGP 11番手)
「正直、このサーキットは好きですし、本当にすばらしいサーキットです。そして、いい走りができると思っています。しかし、何カ所かあるハードブレーキングのコーナーでの旋回性が悪く、その改善に多くの時間を費やしました。そのため、フロントタイヤはオーバーヒート気味で、転倒寸前のスライドも経験しました。加速ではマシンがウイリーしてタイムをロスしています。レースは22ラップ。この問題を解決しなければ、本当に厳しいレースになります。問題解決に向けて、今晩ミーティングをしなければなりません」
ティト・ラバト(MotoGP 20番手)
「難しい一日でした。午前のセッションは、着実にタイムを更新して自分のパフォーマンスに満足できました。それに比べると、午後のセッションは思うような成果を挙げられませんでした。最大の課題は、一番の問題がなにかをはっきりさせなくてはいけないことです。先週のオーストリアGPでは、フロントの問題を解決しましたが、今日も同じ問題に悩みました。問題を説明するのは簡単ですが、それを解決するのはとても難しいです。この問題は、単にセットアップだけの問題ではないような気がします。ブレーキをリリースしてからうまくコーナーを回ることができません。しかし、明日はよくなって、速く走れると思っています」