オーストリアGPからの連戦となった第11戦チェコGPは、カル・クラッチロー(LCR Honda)が、念願のMotoGP初優勝を達成しました。前日の快晴から一転、雨のレースになり、前後にハードレインを選択したクラッチローが、雨量が少なくなった後半にペースを上げてライバルを圧倒しました。
カル・クラッチロー
カル・クラッチロー
予選10番手からオープニングラップは15番手。序盤の5周は全くグリップしなかったというクラッチローは、ペースが上がらずポジションを落としました。しかし、4周目に14番手、5周目に13番手、7周目に12番手、8周目に9番手とポジションを上げていきました。さらに、ラインが乾き始めると、10周目に6番手、11周目に5番手、12周目にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)を抜いて4番手へ。そして、14周目にエクトル・バルベラ(ドゥカティ)とスコット・レディング(ドゥカティ)をかわして2番手に浮上すると、16周目にアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)をパスしてトップに浮上。それから後続を一気に引き離し、22周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。
カル・クラッチロー
最高峰クラスへの挑戦開始から6年、バリー・シーンが1981年のスウェーデンGPで優勝して以来、35年ぶりに英国人選手が最高峰クラスで優勝しました。
マルク・マルケス
マルク・マルケス
前後はソフトレインを選択、オープニングラップでトップに浮上したマルケスは、前半は、チャンピオンシップを戦うホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)とバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のポジションを確認しながら、4番手から5番手を走行。中盤に入ると、ハードレインを選択した選手たちのペースが上がる中で、ソフトを選択したマルケスは、タイヤを温存するため我慢の走りに転じました。そして、終盤になると一気にペースアップ。ラスト3周で3番手に浮上すると、今季9度目の表彰台を獲得しました。
マルク・マルケス
マルケスは、今季5度目、通算63度目のポールポジション(PP)を獲得し、今大会の優勝候補の筆頭となっていました。しかし、レースウイークで初のウエットコンディションとなった決勝では、チャンピオンシップを最優先に考え、慎重な走りとなりました。その結果、今大会2位になり、総合2位に浮上したロッシに53点差、今大会17位でノーポイント、総合3位にダウンのロレンソに59点差をつけて、後半戦のスタートとなった2連戦を締めくくりました。
予選20番手から決勝に挑んだティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、序盤はペースが上がらず20番手を走行しましたが、リアにハードレインを選択したことから、後半になってペースアップ。次第に順位を上げて、最終的に10位でフィニッシュしました。
ダニ・ペドロサ
予選9番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、ウエットコンディションでも苦戦。ペースが上がらず12位でフィニッシュしました。
レース前半は雨脚が強く、後半になって次第に雨量が少なくなりました。その中で、オープニングラップにトップに浮上したジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)が、序盤から後続を引き離す快走で、20周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。路面の雨量が少なくなるにつれ、フォルガーは快調にラップタイムを短縮。路面コンディションの変化に苦労するライバルたちにリードを広げました。
ジョナス・フォルガー
ジョナス・フォルガー
フォルガーを激しく追ったアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が2位でフィニッシュしました。シーズン前半戦の第9戦ドイツGPでは、雨の中でトップに浮上するも転倒リタイア。その苦い経験もあり、大きなリスクは負わないよう走りました。すると、総合首位で2戦連続3度目のPPを獲得したヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)のペースが上がらなかったこともあり、しっかりと2位でフィニッシュしました。ザルコは11位でフィニッシュ。これでリンスは、ザルコとの差を19点としました。
サム・ロース
3位は、3戦ぶりに完走を果たしたサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)で、第6戦イタリアGPで3位に入って以来、5戦ぶりの表彰台獲得となりました。次戦イギリスGPは、ロースにとってホームグランプリ。今大会はドライコンディションの予選で2番手。ウエットの決勝で3位と、不安定な天候となることが多いホームグランプリに向けて、自信を回復しました。
以下、マティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)が今季ベストの4位。アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が今季ベストの5位、ハフィズ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)が6位、ダニー・ケント(Leopard Racing)が7位でフィニッシュしました。
4番グリッドからスタートした中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、シモーネ・コルシ(Speed Up Racing)と接触して転倒リタイアでした。
レースが進行するにつれて雨脚が強くなったMoto3クラスは、33台が出場し、完走24台という厳しいレースとなりました。その中で、自己ベストグリッドの4番手から決勝に出場したファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)が、好スタートからトップグループに加わり、3位でフィニッシュしました。終盤は、雨を得意とするカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)に抜かれて4番手にダウンするも、15周目にパウィが転倒したことで、3位でフィニッシュしました。これで今季3度目の表彰台。次戦以降、初優勝に期待が膨らみます。
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
終盤、そのジャンアントニオを猛烈に追い上げたチームメートのエネア・バスティアニーニが4位でフィニッシュしました。シーズン中盤に入って、フロントローと表彰台の常連になっているバスティアニーニは、雨量の少ない前半はペースが上がりませんでしたが、雨が激しくなってきた後半は一気にペースを上げて、3番手争いに加わりました。惜しくも表彰台を逃しましたが、今大会は4位で、総合6位から3位へと浮上しました。
エネア・バスティアニーニ
ニッコロ・アントネッリ
5位はニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)。6位には、ホームグランプリに気合が入ったヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)が入り、地元ファンの声援に応える熱走を披露しました。総合2位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が10位、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が11位、リビオ・ロイ(RW Racing GP BV)が14位に入り、ポイントを獲得しました。
尾野弘樹(Honda Team Asia)はペースが上がらず20位でした。
ジョナス・フォルガー(Moto2 優勝)
「今日はいいペースで走れることが分かっていたので、序盤からペースを上げました。同じように雨になった第9戦ドイツGPでは、慎重になりすぎて優勝できなかったので、今回は少しだけリスクを負ってペースを上げていきました。今日のリンスはとても速かったし、彼を引き離すために全力で挑みました。そうしてやっと、アドバンテージを築けました。優勝できてうれしいです」
アレックス・リンス(Moto2 2位)
「とても難しいレースでした。路面コンディションがとても難しくて、毎ラップ、集中が必要でした。それで2位になれたし、ヨハン(ザルコ)とのギャップを縮められました。チャンピオンシップにとって、とても重要なレースになったし、とてもうれしいです。今日のレースは、序盤のペースがカギを握っていおり、ジョナスを全力で追いかけました。しかし、彼は本当に速くて、捕まえられませんでした」
サム・ロース(Moto2 3位)
「今日のレースで3位になることは、とても重要でした。ドライコンディションなら、とても気持ちよく乗れていたし、優勝できるチャンスがあったと思います。しかし、ウエットコンディションになれば、ドライのような走りができるとは思いませんでした。それだけに、3位になれてとてもうれしいです。今日はザルコに先着できました。そしてリンスにもついていけました。しかし、過去2戦を転倒ノーポイントに終わっているので、今日はリスクを負わず、チェッカーを受けることが最も大事でした。ホームグランプリとなる次戦シルバーストーンも、天候が不安定なので、今日の結果はとても自信になりました」
中上貴晶(Moto2 リタイア)
「今日はセッティングが決まらず、特にリアのグリップが足りない状態に苦しみました。序盤は雨量が多かったのですが、そのうちに雨が上がり、一段とリアのグリップに苦しみました。アクセルを開けようとするとグリップせず、無理をするとハイサイド気味になるので、ペースを上げられませんでした。雨のレースになったドイツで転んでいるので、チャンピオンシップを頭の片隅に置いて戦いました。ポジションキープに切り替え、6位か7位でゴールできればと思っていましたが、(シモーネ)コルシにぶつけれられて転んでしまいました。あのときのコルシの動きは信じられないし、彼はライドスルーのペナルティーを科せられていますが、もっと厳しいペナルティーであるべきだと思います。とにかく、悔しいです」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 3位)
「シーズン3度目の表彰台に立てて、とてもうれしいです。今朝のウォームアップでとても気持ちよく走れたので、決勝もいいレースができるだろうと思っていました。スタートがよく、序盤は落ち着いて走ろうと決めました。しかし、気がついたら、(ホルヘ)マルティン(マヒンドラ)と2人になっていることに気づき、ペースを安定させるのが難しかったです。終盤は、マルティンを抜いて2位になろうとしました。しかし、最終ラップの終盤、マルティンがすごくアグレッシブに攻め始めたので、リスクを避けてチェッカーを受けました」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 4位)
「表彰台には立てませんでしたが、今日はウエットコンディションで大きく前進できたので、とてもうれしいです。序盤、路面はそれほど濡れていなかったのですが、とても厳しい走りを要求されました。コーナーの進入で安定せず、ラインがワイドになりました。そのうち雨が強くなり始めて、徐々にいいリズムで走れるようになりました。終盤、ファビオにどんどん追いつきました。表彰台に立てると思ったのでプッシュしました。しかし、最終ラップの3コーナーでミスをして、チャンスを失いました。それでも総合3位に浮上することができたし、大きな成果を持って家に帰れます」
ニッコロ・アントネッリ(Moto3 5位)
「今日は厳しいレースになりました。5位でフィニッシュできるとは思わなかったので、とてもうれしいです。今日はコンディションが難しく、無理ができませんでした。終盤は表彰台が見えていましたが、今日はリスクを負わずにフィニッシュしようと決めました。いいマシンに仕上げてくれたチームに感謝します」
尾野弘樹(Moto3 20位)
「今日のレースは、グリップを感じられず、全く攻められませんでした。無理も効きませんでした。朝のウォームアップを走ったときにグリップ感がなく、そのため決勝に向けて、セッティングを全体的にソフトにしたのですが、フィーリングは変わりませんでした。原因が分からないので、しっかり調べたいです。今週は、土曜日のフリー走行でよかっただけに、残念です」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | 47'44.290 |
2 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | +7.298 |
3 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | +9.587 |
4 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | +12.558 |
5 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | +13.093 |
6 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | +13.812 |
7 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | +23.414 |
8 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | +24.562 |
9 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | +24.581 |
10 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | +37.131 |
11 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | +39.911 |
12 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | +41.097 |
13 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | +43.202 |
14 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | +45.687 |
15 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | +1'02.201 |
16 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | +1'18.841 |
17 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | +1Lap |
RT | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | +7Laps |
RT | 38 | B.スミス | ヤマハ | +8Laps |
RT | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | +9Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | 45'30.342 |
2 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +5.175 |
3 | 22 | サム・ロース | KALEX | +9.021 |
4 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +14.763 |
5 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +17.959 |
6 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +24.247 |
7 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | +25.696 |
8 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +25.916 |
9 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | +27.199 |
10 | 95 | アンソニー・ウエスト | SUTER | +36.340 |
11 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | +36.754 |
12 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +37.377 |
13 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +37.456 |
14 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +37.579 |
15 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +37.776 |
16 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +49.011 |
17 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | +1'01.767 |
18 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +1'08.803 |
19 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +1'09.535 |
20 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +1'09.554 |
21 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +1'16.694 |
22 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +1'16.851 |
23 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +1'17.235 |
24 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +1'43.708 |
25 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | +1Lap |
RT | 30 | 中上貴晶 | KALEX | +9Laps |
RT | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +10Laps |
RT | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | - |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 17 | J.マクフィー | プジョー | 45'36.087 |
2 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +8.806 |
3 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +9.777 |
4 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +10.654 |
5 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +13.872 |
6 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | +15.533 |
7 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +15.819 |
8 | 36 | J.ミル | KTM | +16.289 |
9 | 8 | N.ブレガ | KTM | +16.473 |
10 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | +16.681 |
11 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +18.198 |
12 | 16 | A.ミニョ | KTM | +21.640 |
13 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +31.007 |
14 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +36.895 |
15 | 65 | P.エッテル | KTM | +43.651 |
16 | 98 | K.ハニカ | KTM | +57.814 |
17 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +1'01.428 |
18 | 42 | M.ラミレス | マヒンドラ | +1'04.134 |
19 | 6 | M.エレーラ | KTM | +1'27.585 |
20 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | +1'27.997 |
21 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +1'33.942 |
22 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | +1'34.610 |
23 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +1'34.942 |
24 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +2'08.319 |
RT | 55 | A.ロカテリ | KTM | +3Laps |
RT | 41 | B.ビンダー | KTM | +5Laps |
RT | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | +5Laps |
RT | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +5Laps |
RT | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +6Laps |
RT | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +7Laps |
RT | 12 | A.アレナス | プジョー | +8Laps |
RT | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +10Laps |
RT | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +11Laps |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 197 |
▲ | 2 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | 144 |
▼ | 3 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | 138 |
- | 4 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | 109 |
- | 5 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | 100 |
- | 6 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | 96 |
▲ | 7 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | 81 |
▼ | 8 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 79 |
- | 9 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | 76 |
▲ | 10 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | 66 |
- | 11 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | 63 |
▼ | 12 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | 54 |
▼ | 13 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | 51 |
▼ | 14 | 43 | ジャック・ミラー | ![]() | 42 |
▼ | 15 | 38 | B.スミス | ヤマハ | 42 |
- | 16 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | 39 |
▲ | 17 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | 38 |
▼ | 18 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | 35 |
▲ | 19 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | 26 |
▲ | 20 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | 24 |
▼ | 21 | 51 | M.ピロ | ドゥカティ | 23 |
- | 22 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | 8 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | ヤマハ | 222 |
- | 2 | ![]() | 221 |
- | 3 | ドゥカティ | 162 |
- | 4 | スズキ | 106 |
- | 5 | アプリリア | 53 |
チーム
順位 | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | Repsol Honda Team | 306 |
- | 2 | Movistar Yamaha MotoGP | 282 |
- | 3 | Ducati Team | 175 |
- | 4 | Team SUZUKI ECSTAR | 151 |
- | 5 | Monster Yamaha Tech 3 | 123 |
- | 6 | OCTO Pramac Yakhnich | 104 |
- | 7 | Avintia Racing | 101 |
- | 8 | Aprilia Racing Team Gresini | 74 |
▲ | 9 | Pull & Bear Aspar Team | 71 |
▼ | 10 | Estrella Galicia 0,0 Marc VDS | 68 |
- | 11 | LCR Honda | 66 |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 181 |
- | 2 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | 162 |
- | 3 | 22 | サム・ロース | KALEX | 137 |
▲ | 4 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | 108 |
▼ | 5 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | 106 |
- | 6 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | 94 |
▼ | 7 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | 92 |
▲ | 8 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | 79 |
▼ | 9 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | 71 |
- | 10 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | 59 |
- | 11 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | 55 |
▲ | 12 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | 43 |
▼ | 13 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | 41 |
▼ | 14 | 39 | ルイス・サロム | KALEX | 37 |
▲ | 15 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | 34 |
▼ | 16 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | 33 |
▲ | 17 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | 33 |
▼ | 18 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | 30 |
▼ | 19 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | 29 |
▲ | 20 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | 27 |
▼ | 21 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | 20 |
▼ | 22 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | 20 |
▲ | 23 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | 12 |
▼ | 24 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 10 |
▲ | 25 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | 7 |
- | 26 | 95 | アンソニー・ウエスト | SUTER | 6 |
▼ | 27 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | 5 |
▼ | 28 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | 4 |
▼ | 29 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | 3 |
▼ | 30 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 2 |
▼ | 31 | 42 | フェデリコ・フリーニ | KALEX | 0 |
▼ | 32 | 33 | アレッサンドロ・トヌッチ | KALEX | 0 |
▼ | 33 | 93 | ラムダン・ロスリ | KALEX | 0 |
▼ | 34 | 88 | リカルド・カルダス | SUTER | 0 |
▼ | 35 | 8 | エフレン・バスケス | SUTER | 0 |
▼ | 36 | 69 | ダニー・エスリック | SUTER | 0 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | KALEX | 275 |
- | 2 | SPEED UP | 92 |
- | 3 | TECH 3 | 17 |
- | 4 | SUTER | 6 |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 41 | B.ビンダー | KTM | 179 |
- | 2 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | 118 |
▲ | 3 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | 94 |
▼ | 4 | 5 | R.フェナティ | KTM | 93 |
▼ | 5 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | 90 |
▼ | 6 | 8 | N.ブレガ | KTM | 89 |
- | 7 | 36 | J.ミル | KTM | 83 |
- | 8 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | 82 |
- | 9 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | 74 |
- | 10 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | 68 |
- | 11 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | 54 |
- | 12 | 55 | A.ロカテリ | KTM | 53 |
- | 13 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | 52 |
▲ | 14 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | 46 |
▲ | 15 | 17 | J.マクフィー | プジョー | 45 |
▼ | 16 | 65 | P.エッテル | KTM | 44 |
▼ | 17 | 16 | A.ミニョ | KTM | 41 |
▲ | 18 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | 40 |
▲ | 19 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | 36 |
▼ | 20 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | 34 |
▼ | 21 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | 32 |
▼ | 22 | 58 | J.ゲバラ | KTM | 29 |
▼ | 23 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | 21 |
- | 24 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | 12 |
- | 25 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | 9 |
- | 26 | 48 | ロレンツォ・ダラ・ポルタ | ![]() | 7 |
- | 27 | 6 | M.エレーラ | KTM | 6 |
- | 28 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | 5 |
- | 29 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | 4 |
- | 30 | 10 | A.マスボー | プジョー | 0 |
▲ | 31 | 98 | K.ハニカ | KTM | 0 |
▼ | 32 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 33 | 12 | A.アレナス | プジョー | 0 |
▲ | 34 | 0 | M.ラミレス | マヒンドラ | 0 |
▼ | 35 | 97 | M.カプラー | KTM | 0 |
▼ | 36 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 37 | 0 | S.マンツィ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 38 | 37 | D.ピッツォリ | KTM | 0 |
▼ | 39 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 40 | 27 | T.ジョージ | KTM | 0 |
▼ | 41 | 22 | D.ウェッブ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 42 | 99 | E.ボーラム | KTM | 0 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | KTM | 226 |
- | 2 | Honda | 221 |
- | 3 | マヒンドラ | 127 |
- | 4 | プジョー | 45 |
カル・クラッチロー(MotoGP 優勝)
「初優勝まで6年かかりました。とても長い時間でしたが、もう過去のことです。こうしたレースはすでに何回かあったし、優勝できると信じていました。そして優勝してみると、本当にすばらしく最高の気分でした。今日はグリッドでハードレインを選択することを決めました。しかし、最初の5周ほどは左側が温まらず、その左側を温めるために厳しい走りを要求されました。しかし、次第に路面が乾き始め、自分のタイヤ選択が正しかったことを知りました。昨日のフリー走行で転倒し、マシンを全損しているので、チームとHondaに謝らなければなりませんでした。そして、夜遅くまでスタッフが働いてくれたおかげで、こうして優勝できたし、彼らに感謝しなければいけません。これからも、こういうレースが来る日を願っています」
マルク・マルケス(MotoGP 3位)
「なによりも大事なチャンピオンシップを考えれば、3位になれたし、総合首位の座をキープでき、とてもハッピーです。バレンティーノ(ロッシ)には4ポイント縮められましたが、ホルヘ(ロレンソ)はノーポイントでした。今大会は、ドライ、ウエットともにいい走りができました。それもうれしいことです。今年は、ここまで一生懸命働いてきたし、確実に前進してきました。とてもいいシーズンとなっています。今日のベストなタイヤ選択は前後ハードレインでした。しかし、路面がもっとすぐに乾くと思っていたし、きっとフラッグ・トゥ・フラッグになると思っていました。しかし、なかなか路面が乾かず、10ラップを終えたときに、タイヤをセーブする作戦に切り替えました。カルとバレンティーノは自分よりもペースが速かったし、ほかの選手との戦いに集中し、終盤にペースを上げて、表彰台に立てました」
ティト・ラバト(MotoGP 10位)
「今週はドライコンディションでとても苦戦しました。それを思えば、今日の10位はとてもすばらしいものです。序盤は不安定なコンディションで、前のグループについていけませんでした。厳しい走りを要求されましたが、状況をしっかり見極めようと集中しました。そのうちコースが乾き始め、自分が選択したタイヤが機能し始めました。ラスト2周で10位に上がり、チェッカーを受けました。ドライコンディションでは、ほかのライダーと同じように走ろうと、かなり無理をしています。明日は、RC213Vを理解するためのテストに取り組みたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 12位)
「残念な一日でした。ウエットコンディションのレースになりましたが、いつものようなレインコンディションのフィーリングにはなりませんでした。第8戦オランダGPのあと、フロントのレインが変わり、とても苦労しました。今日の最大の問題は、ブレーキングのときにホイールがロックすることでした。そのため、フロントブレーキをうまく使えず、エンジンブレーキを多用しなければなりませんでした。今日のペースは明らかに遅く、チャンスはありませんでした。しかし、引き続き全力で、ドライとウエットの改善に努めます」