Moto2クラスは、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が、トップタイムをマークしました。初日を総合トップで終えるのは第4戦スペインGP以来で今季2度目。2戦連続のフロントロー獲得と今季初表彰台が期待されます。

初日のフリー走行は、1秒差以内に13台が入る接戦になりました。2番手には昨年のウイナーであるヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)、3番手にジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)、4番手には昨年の大会で2位となり、地元ファンの声援を受けたアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が続きました。

なおMoto2クラスは、2回目のセッション中盤に、ルイス・サロム(SAG Team)が12コーナーで転倒し、赤旗中断となりました。その後、救命処置のため、25分を残してセッションはキャンセルされました。

第7戦カタルニアGPのMoto2クラスのフリー走行において、SAG Teamのルイス・サロム選手が転倒し、逝去されました。享年24歳でした。

事故は、15時5分から始まったMoto2クラスの2回目のフリー走行で発生しました。サロム選手は、セッション開始から20分後の15時25分に12コーナーで転倒。深刻なコンディションだったため、サーキットから近いカタロニア総合病院に救急車で搬送されました。病院到着後、救急医療チームにより最善が尽くされましたが、現地時間16時55分に逝去されました。

サロム選手は2009年にMoto3クラスでデビュー。これまで9勝、25度の表彰台に立ってきました。Moto2クラスに参戦している今年は、開幕戦カタールGPで2位表彰台に登壇。これからの活躍が期待された選手でした。

Hondaはルイス・サロム選手のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

Moto3クラスは、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)がトップタイムをマーク。2番手はホームグランプリに気合満点のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)、4番手に尾野弘樹(Honda Team Asia)、5番手にジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)と、Honda勢が上位に名を連ねました。

以下、9番手にカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)、10番手にルーキーのアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)、11番手にエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)。トップから1秒差に13台という接戦の中で、7人のHonda勢が名を連ねました。