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MotoGP

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September 25/26/27 2015 MotoGP Gran Premio Movistar de Aragón

アラゴンGP アラゴンGP

アラゴンGPプレビュー

第14戦アラゴンGPが、9月25日(金)~27日(日)の3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催されます。このサーキットは、バルセロナとバレンシアからそれぞれ約200km離れたアルカニスの郊外にあります。スペインGP、カタルニアGP、バレンシアGPに続くスペイン4カ所目のグランプリとして2010年にスタートし、今年で6度目の開催となります。

アラゴンGPプレビュー

モーターランド・アラゴンは一周5.078km。マレーシアのセパン・サーキットやトルコのイスタンブール・パーク・サーキットなどを手がけたドイツ人デザイナーのヘルマン・ティルケ氏が設計しました。ティルケ氏がデザインしたサーキットは、自然の地形を利用したアップダウンと、バリエーションに富んだコーナーが連続し、リズム感あふれるレイアウトが特徴です。モーターランド・アラゴンは、こうした特徴に加え、2本の長いストレートを組み合わせたレイアウトになっており、パッシングポイントが多いため、選手たちから高い評価を得ています。

11年にはケーシー・ストーナーが、このサーキットでRepsol Honda TeamのMotoGP通算100勝目を達成しました。さらに、12年にダニ・ペドロサ、13年はマルク・マルケスとRepsol Honda Teamが3年連続で優勝しました。昨年は、ドライコンディションからウエットコンディションへと変化する“フラッグ・トゥ・フラッグ”のレースとなり、マルケスとペドロサが1-2態勢を築きましたが、ウエットコンディションの中で両選手が転倒。ともに再スタートできましたが、マルケスが13位、ペドロサは14位という結果に終わりました。

今年はその雪辱に挑むレースになります。前戦のサンマリノGPでは、今年初のフラッグ・トゥ・フラッグとなり、昨年のアラゴンGPでの苦い経験を生かしたマルケスが、的確なタイミングでマシンチェンジを行い、今季4勝目を挙げました。今大会では、2戦連続の優勝、今季5勝目を狙います。

マルケスは、バルセロナから約100km離れたリェイダ近郊のサルベラで生まれ育ちました。自宅から最も近いカタルニアGPがホームグランプリとなりますが、アラゴンも自宅から170kmの距離にあるため、第2のホームグランプリといえます。アラゴンGPでは、Moto2クラスに出場した11年が優勝、12年は2位、MotoGPクラスにスイッチした13年は優勝と、これまで地元ファンの期待に応えてきました。昨年はトップを走りながら優勝を逃しましたが、今年は再び地元ファンの声援に応える意気込みです。

チームメートのペドロサも、モーターランド・アラゴンを得意にしており、今年は3年ぶりの大会制覇を目指します。前戦は不安定な天候の中で残念な結果となり、昨年もフラッグ・トゥ・フラッグで優勝争いから脱落しているだけに、今年はマルケスとともにその雪辱に挑みます。

前戦で11位に終わったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、今大会で2年連続表彰台を狙います。昨年は、フラッグ・トゥ・フラッグの中で3位表彰台に上がりました。クラッチローは、リズム感あふれるこのサーキットを得意としており、今年は優勝争いに加わることが期待できます。

前戦で念願の初表彰台への登壇を果たしたスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、アラゴンGPに向けて闘志を高めています。大荒れのレースとなった前戦では、タイミングよくマシンチェンジを行い、ドライからウエット、さらにドライに変化する路面コンディションの中ですばらしい走りをみせました。今大会は「トップ10を目標に戦う」とコメントしており、勢いに乗っているだけに注目が集まっています。

Hondaのオープン車「RC213V-RS」で出場するジャック・ミラー(LCR Honda)は、13戦を終えて総合18位にランクインしています。ここまで11位を最高位に4度ポイントを獲得しており、レースのたびにMotoGPマシンを乗りこなしていくミラーの走りに期待が高まります。総合19位のニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)は、先日、トレーニング中に右手親指を負傷し、不安を抱えての大会となりますが、チームのホームグランプリとなるだけにモチベーションを高めています。チームメートのユージン・ラバティは、後半戦に入ってから調子を上げており、その結果をアルゴンGPにつなげたいと考えています。カレル・アブラハム(AB Motoracing)は、負傷中の左足がまだ完全ではないものの、初のポイント獲得を目指します。

Moto2クラスは、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が、タイトルに王手をかけています。ザルコ以外にチャンピオンの可能性を残すのは、93点差で総合2位のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)。110点差で総合3位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)の2人。今大会では、ザルコの自力でのチャンピオン決定はありませんが、ラバトとリンスの結果次第ではチャンピオンが決まります。シーズンは残り5戦。今大会を終えて100点差をつけることがザルコのチャンピオン決定の条件です。

総合2位のラバトは、ホームグランプリに向けて気合が入っています。昨年は、ザルコに競り勝って2位でフィニッシュしているだけに、今大会では、ザルコのタイトル決定にストップをかける意気込みです。総合3位のリンスも、地元ファンの声援を受けて、ザルコとの戦いに挑みます。

前戦で2年ぶりに表彰台に立った中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、2戦連続の表彰台を狙います。後半戦に入って調子を上げているアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、今大会は初表彰台が期待されます。

Moto3クラスは、総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)と総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)の2人が、3位以下に大きなリードを築いてチャンピオン争いを繰り広げています。2人のポイント差は55点。リードを広げたいケントと、その差を縮めたいバスティアニーニの熱い戦いに注目が集まります。

総合5位のニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)、総合6位でホームグランプリを迎えるエフレン・バスケス(LEOPARD Racing)もそれぞれ優勝を狙います。尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、今大会でシーズンベストの成績を目指します。尾野は、昨年のFIM CEVレプソルインターナショナル選手権のアラゴン大会で3位表彰台に立つとともに、Moto3クラスにワイルドカードで出場して11位でフィニッシュしています。

また、前戦で右足を負傷したファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)の代役として、FIM CEVレプソルインターナショナル選手権に出場中の山田誓己が出場します。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 総合3位)
「ミサノで開催された前戦サンマリノGPは、フラッグ・トゥ・フラッグの不思議なレースで苦戦しましたが、今週のアラゴンGPは、とても楽しみにしています。このサーキットは、これまでいい結果を残してきた、自分が得意とするサーキットの一つです。モーターランド・アラゴンは、コース前半とコース終盤がテクニカルセクションで、コーナリングがとても重要になります。しっかりとセットアップをしなければならないので、いつものグランプリと同じく、日曜日の決勝レースに向けて金曜日から全力で準備を進めます。いい天気でレースができることを願っています」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合7位)
「前戦は期待外れのレースでしたが、今大会に向けて気持ちを切り替えました。過去2年、アラゴンではいろいろなことがありました。今年は、なにもアクシデントなく終われることを期待しています。地元ファンが集まってくれるアラゴンGPは、モチベーションが高くなります。ファンのためにもいいレースをしたいです。天候がどうなるか分かりませんが、いいコンディションとなり、優勝争いに加われることを願っています」

カル・クラッチロー(MotoGP 総合10位)
「モーターランド・アラゴンは好きなサーキットです。昨年は、ドライコンディションの中でHonda勢がすばらしい走りをみせていました。このサーキットとHondaのマシンとの相性はいいと思うのでとても楽しみにしています。これまでアラゴンでは、何度か好成績を挙げてきたので、今大会もいい結果を残せるのではないかと思います。決勝に向けて全力を尽くし、マシンをいい状態に作り上げなくてはいけません。この数戦、争ってきたライバルたちよりも上のポジションで戦いたいです」

スコット・レディング(MotoGP 総合13位)
「前戦のサンマリノGPで、MotoGPクラスで初めての表彰台に立ちました。すばらしい結果でしたが、難しいコンディションの中、2度もマシンを乗り換えることになりました。運も味方をしてくれたと思います。今大会もほかのグランプリと同じく、決勝に向けてマシンをいい状態を作り上げるために全力を尽くします。フリー走行ではトップ10入りを目指し、着実にQ2進出を果たしたいです。決勝でもベスト10を目標にがんばります」

ジャック・ミラー(MotoGP 総合18位)
「今週はいい天候が続きそうなのでうれしいです。今年はMotoGPマシンに乗って学ぶことがたくさんあります。今もMotoGPマシンを学習している段階なので、できればドライコンディションでレースをしたいと願っています。Moto3クラス時代は、ここでおもしろいレースができました。MotoGPマシンで走ることは大きなチャレンジだと思っています。このサーキットはバリエーションに富んだコーナーがあり、アップダウンもあります。MotoGPマシンを学ぶ絶好のサーキットです」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP 総合19位)
「アラゴンは、バリエーションに富んだとてもおもしろいサーキットです。下り坂でのブレーキポイントなど、独特なコーナーがあり、決して簡単ではありません。イタリアでのトレーニング中に右手の親指を負傷してしまいました。検査の結果がよければ、レースに出場できると思います。今年は厳しいシーズンになっていますが、今週はいいレースウイークになるようにがんばります」

ユージン・ラバティ(MotoGP 総合22位)
「アラゴンでのレースを楽しみにしています。このサーキットは、2速ギアで走る箇所が多く、さらにリズミカルなコーナーが多いため、我々のRC213V-RSに合っていると思います。長いバックストレートだけは、このサーキットの中で唯一、厳しいパートです。しかしながら、この数戦、マシンはすばらしい状態に仕上がっています。特に前戦サンマリノGPでは、いいペースでラップを刻めました。チームのがんばりに感謝しています。後半戦はいいレースができているので、ここからの5戦も善戦できると信じています」

カレル・アブラハム(MotoGP ノーポイント)
「まだ左足が完治していないので、今回も難しいレースになると思っています。前戦サンマリノGPでマシンが改善されたので、引き続きアラゴンでもがんばりたいです。ここでは11年に転倒しているなど、あまりいい印象はありませんが、ポジティブな結果を残せることを願っています」

ヨハン・ザルコ(Moto2 総合1位)
「アラゴンでは、これまでポイントで大きくリードして迎えたことはありませんでしたが、今年はランキングトップなので、とても楽しみな気持ちです。とにかくプレッシャーを感じずにレースに挑みたいです。今大会でのタイトル獲得の可能性はあるものの、チャンピオンシップについて、あれこれ考えるよりも、ティト(ラバト)の前でフィニッシュすることに全力を挙げます。先日のアラゴンのテストで、ティトは強い走りをしていました。きっと今大会も力強いレースをしてくると思います。昨年は3位表彰台に立ちました。今年は優勝を目標に全力を尽くします」

ティト・ラバト(Moto2 総合2位)
「アラゴンでは、これまでのレースと同じように、マシンのセットアップを進め、優勝を目指します。前戦サンマリノGPは、レース後半にリズムよく走ることができ、いいレースができたと思います。ここは自分のホームグランプリですが、いつも通りの姿勢で、フリー走行、予選、そして決勝と戦うつもりです。モーターランド・アラゴンは大好きなサーキットです。特に高速セクションは最高です。今週末の天候はよさそうですし、走行時に問題となる風もないようです」

アレックス・リンス(Moto2 総合3位)
「前戦サンマリノGPでは転倒してしまいました。とても残念なレースでしたが、ケガをしなかったのはラッキーでした。もう少し頭を使ってレースをすべきでした。今大会では、その大きな失敗をばん回しなければなりません。ホームグランプリであるアラゴンは大好きです。シーズン最終戦までベストを尽くしたいと思います」

中上貴晶(Moto2 総合11位)
「前戦サンマリノGPは、2年ぶりに表彰台に立つことができ、とてもうれしいレースでした。アラゴンは、サンマリノGPの前に2日間のテストを行い、とても有意義なデータを得ることができました。今大会はそのテストのデータを生かせると思うので、とても楽しみにしています。アラゴンでいい結果を残して、ホームレースである次戦の日本GPにつなげたいです」

ダニー・ケント(Moto3 総合1位)
「今週のアラゴンGPをとても楽しみにしています。カレンダーの中でも得意とするサーキットの一つで、昨年は3位表彰台に上がりました。前戦サンマリノGPでは、総合2位のバスティアニーニが優勝してポイント差を縮められてしまったので、その差を広げなければなりません。アラゴンGP後の海外遠征を前に、さらにリードを広げたいです。今大会を待ちきれないです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 総合2位)
「昨年は、ハーフウエットという難しいコンディションとなり、ウエットセッティングでレースに挑み、厳しい戦いを強いられました。しかし、今年は事前のテストでいい結果を得ることができました。さらに前戦で初優勝することができたので、今大会もとても楽しみにしています。総合首位のケントとのポイント差をできるだけ縮めるために全力を尽くします」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 総合5位)
「この数戦、すべてがうまく進んでいます。3戦連続で表彰台に上がっています。第11戦チェコGPでは初優勝を達成し、前戦サンマリノGPも優勝まであと一歩でした。今大会も優勝を目標に4戦連続の表彰台を狙います」

ホルヘ・ナバロ(Moto3 総合10位)
「前戦サンマリノGPはケガのために出場できずに残念でした。それだけに今大会はどうしても出場したいと思っていました。まだ身体は100パーセントの状態ではありませんが、今大会が始まるまでにはさらに回復していると思います。この数戦、マシンの状態はとてもよく、モチベーションも上がっています。サンマリノGPの前に行ったテストでもいい成果を得られたので、アルゴンGPをとても楽しみにしています」

尾野弘樹(Moto3 総合23位)
「第9戦ドイツGPからポイントを獲得できていないので、今回はその流れにストップをかけたいです。前戦サンマリノGPは、予選まではそれほど悪くはなかったのですが、決勝では攻めた走りができませんでした。アラゴンでは、FIM CEVレプソルインターナショナル選手権で3位表彰台を獲得しており、昨年、Moto3クラスにワイルドカードで出場したときは11位に入りました。今年はシングルフィニッシュを目標にしており、日本GPに向けて弾みがつくレースにしたいです」

山田誓己(Moto3 代役出場)
「クアルタラロの代役として出場することになりました。まずはクアルタラロが一日も早く回復することを願っています。グランプリのライダーと一緒に走る機会を与えてくれたチームに感謝しています。アラゴンはFIM CEVレプソルインターナショナル選手権で2度の経験があり、テストでも走っています。このサーキットでグランプリライダーと一緒に走れることはとても貴重な経験になります。レースを楽しみにしています」