高橋が粘りの走りで3度の表彰台を獲得
来季からはMotoGPクラスに挑戦!
昨シーズンは2006年最終戦での骨折のリハビリ、さらにシーズン中にも転倒骨折とケガに泣かされ、思うような結果が残せなかった高橋裕紀。今シーズンは負傷した足の状態も回復しつつあり、ランキングのジャンプアップを目指した。
開幕戦は予選8番手からスタート。レース中盤には3位争いに加わる快走を見せ、最終的に5位でフィニッシュした。続く第2戦も予選は11番手と振るわなかったものの、決勝で力走。序盤はトップグループで優勝を争い、一昨年のドイツGPで優勝して以来、2年ぶりとなる3位表彰台を獲得。まだ足が完全な状態ではないながらも、好調ぶりをアピールした。
序盤戦、予選では苦しみながらも決勝での猛烈な追い上げが印象的だった高橋。第7戦ではオープニングラップでコースアウトを喫し最下位23番手に落ちるも、12位まで見事に巻き返し、尻上がりに調子を上げていった。第13戦では今季初のフロントロー4番手を獲得。決勝ではホールショットも奪って終始トップグループで戦い、2位でチェッカーを受けた。日本GP前には来季のMotoGPクラス参戦も発表され、最終戦では今季3度目の表彰台となる2位。ポイントランキングでも、昨シーズンの11位から5位にまで浮上して、来季のMotoGPクラス挑戦に弾みをつけた。 |