round 03

June 06 2010
FIM Trial Championship Japan
第3戦 日本(ツインリンクもてぎ)

ボウの2日目は2位。藤波は両日4位で終える

2010 SPEA FIMトライアル世界選手権第3戦、日本グランプリの2日目が栃木県のツインリンクもてぎで行われた。激しい雨に見舞われた昨日から一転、日曜日は朝からすっかり晴れわたった好天気に恵まれたが、レースの波乱はむしろ日曜日にあった。

先頭を切ってスタートしたのはトニー・ボウ(REPSOL MONTESA HONDA)。雨が止んで、地面は急速に乾いていく状況だったが、それだけにグリップ感覚をつかむのは難しい。第7セクションまではトータル1点で抜けてきたボウだったが、森の中の岩セクションである第8、泥の中に大岩が配置されている第9と、連続5点を喫してしまった。これでボウは、トップの座をライバルのアダム・ラガ(ガスガス)に譲り渡してしまった。

  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • トニー・ボウ(左)トニー・ボウ(左)
  • 藤波貴久藤波貴久
  • 藤波貴久藤波貴久
  • 小川友幸小川友幸
  • 渋谷勲渋谷勲
  • 柴田暁柴田暁

ラガの1ラップ目は、5点が1つもなく、完ぺきと言ってよかった。15セクションを走って、減点は12点にすぎなかった。ボウは、第8、第9の連続5点のあとも、3点、5点と減点を重ね、1ラップを終えたときの減点は21点。まだ逆転可能とはいえ、9点を追う立場となってしまった。

一方の藤波貴久(REPSOL MONTESA HONDA)は、昨日の結果により、4番手からのスタート。前を走るライダーのラインを確認しながらトライができる立場となった。しかし、減点をまとめるのはなかなか難しい。1ラップ目、藤波の減点は32点で、これはジェロニ・ファハルド(ベータ)とアルベルト・カベスタニー(シェルコ)の31点に次ぐ5位のポジションだった。32点のうち、5点が5つ。ファハルドとカベスタニーも5つの5点があったが、これをどう減らしていけるかが、勝負のカギを握ることになった。

2ラップ目、ボウは第4セクションの岩場で失敗し、5点となった。ラガはここを1点。逆転を狙うボウには、手痛い減点となった。一時はラガに15点もの差をつけられたボウだったが、終盤、今度はラガが連続5点。第11セクションから第14セクションまでで、一気に14点もの減点を加算した。これでボウの逆転の可能性が広がったが、あと一歩届かず。4点差で、優勝はラガのものとなった。

2ラップ目の藤波は、減点を最少限に抑えていい戦いを見せた。5点は4つも減り、たった1つとなった。しかし藤波と同様に、1ラップ目の5つの5点を、2ラップ目にたった1つにしたライバルがいた。ファハルドだ。

2ラップ目の減点は、藤波が15点。ファハルドもまた減点15。トータルでは、藤波が47点、ファハルドが46点で、土曜日に続き、またもや僅差で表彰台を逃してしまった。

次のイギリス大会では、今回優勝したラガがスタートライダーとなる。ボウが2番手、藤波は4番手でスタートする。

コメント

トニー・ボウ(優勝/2位) 「ポルトガルで表彰台を失ったが、土曜日に再び勝利を取り戻すことができた。雨と泥で難しい大会だったが、勝利できてうれしい。日曜日は、1番からのスタートという難しい状況で、なかなか思ったようなトライができずに苦しんだが、2位は悪くない結果だと思う。次のスコットランドでは、2番手からのスタートとなるので、また勝利を取り戻せると確信している」

藤波貴久(4位/4位) 「とても情けない結果となりました。土曜日も日曜日も、表彰台に立てるチャンスを十分に持っていたのですが、土曜日は最終セクションでの5点でそのチャンスを失い、日曜日もあとわずかのところで表彰台を逃してしまいました。1番スタートということで、苦しい戦いとなるのは覚悟していたのですが、思った以上の苦戦でした。今回は、本当に悔しい日本大会になりました。この悔しさを、次の戦いにぶつけます」

決勝
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 2 A.ラガ ガスガス 12 19 31 16
2 1 トニー・ボウ モンテッサ(Honda) 21 14 35 18
3 4 J.ファハルド ベータ 31 15 46 13
4 3 藤波貴久 モンテッサ(Honda) 32 15 47 13
5 5 A.カベスタニー シェルコ 31 18 49 14
6 7 J.ダビル ガスガス 37 21 58 9
 
9 15 小川友幸 Honda 37 41 78 7
13 18 渋谷勲 Honda 57 63 120 4
15 19 柴田暁 Honda 63 62 125 2
17 21 岡村将敏 Honda 67 70 137 1
19 20 斎藤晶夫 Honda 69 70 139 0
21 23 砂田真彦 Honda 73 70 143 0
22 25 松浦翼 Honda 72 73 145 0

 

ポイントスタンディング
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 トニー・ボウ モンテッサ(Honda) 90
2 A.ラガ ガスガス 82
3 藤波貴久 モンテッサ(Honda) 72
4 J.ファハルド ベータ 66
5 A.カベスタニー シェルコ 65
6 J.ダビル ガスガス 50
 
14 小川友幸 Honda 15
17 柴田暁 Honda 6
19 渋谷勲 Honda 5