World Trial Honda Racing
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2006.09.03 Rd.09 アンドラ
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
スペイン
02 4/9
ポルトガル
03 5/20-21
アメリカ
04 6/3-4
日本
05 6/25
フランス
06 7/2
イタリア
07 7/9
ポーランド
08 7/30
イギリス
09 9/3
アンドラ
10 9/24
ベルギー
第9戦 アンドラ
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藤波、2位入賞で首位との差を詰める
決勝日:2006年9月3日(日)
開催地:ラ・ラバッサ 天候:晴れ 気温:29℃ 観客:3000人
リザルト&ポイント

 トライアル世界選手権第9戦が9月3日にアンドラのラ・ラバッサで行われた。

第9戦 アンドラ
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 ファクトリーマシンのCOTA 4RTに乗る藤波貴久選手(REPSOL MONTESA HRC)はアダム・ラガ選手(ガスガス)とのタイブレークを制して2位に入り、ランキングでも首位のラガ選手と10ポイント差の2位につけている。

 今回優勝したのはアルベルト・カベスタニー選手(シェルコ)。2位の藤波選手に10ポイント差をつけての圧勝だった。

 藤波選手のチームメイト、ドギー・ランプキン選手にとっては辛い一日だった。安全性が考慮されてセクション10の使用が中止となり、この時点で追加タイムが認められるとランプキン選手は理解していた。しかし、実際には追加タイムが認められなくなり、ランプキン選手にはタイムペナルティが科された。減点数のみだと2番手だったランプキン選手だが、タイムペナルティを加算されたため、4位になってしまった。

 暑く、乾燥したほこりっぽい状況のもとで行われたアンドラ大会は、コースの標高が高いことでも有名だ。一番高いところにあるセクションは、2000m以上の地点に設けられている。

 先週、母国フランスで行われた招待イベントに出場して優勝したカベスタニー選手は、その勢いを保ったままアンドラでも活躍した。1ラップ目をわずか減点3で終えたカベスタニー選手は、この時点で2番手につける藤波選手に5点のリードをつけていた。

 今回のコースは、標高が高いばかりか距離的にも今シーズン最長だった。ライダー全員が規定時間内にフィニッシュするために必死にならざるをえなかった。2ラップ目のペースがさらに速くなる中、カベスタニー選手が安定したライディングを披露して優勝。藤波選手はタイブレークでラガ選手よりクリーンを4つ多くマークして2位に入った。ランプキン選手は4位に終わったため、ランキングでもカベスタニー選手に次いで4位となっている。

 ランキングトップはラガ選手(181ポイント)、同2位は藤波選手(171ポイント)、同3位がカベスタニー選手(160ポイント)、同4位がランプキン選手(159ポイント)だ。

 最終戦は、9月24日にベルギーのスパフランコルシャンで開催される。

第9戦 アンドラ
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コメント

藤波貴久選手(2位)
「今日は2位で満足しないといけないと思います。もちろん優勝できていればよかったのですが、今日のカベスタニーはとても強かった。アンドラは標高が高いので、いつも苦労しますが、今日はマシンの調子もよかったし、セクションも難しくなかったので、体力的にもそれほど大変ではありませんでした。残りは1戦で、ラガとの差が10ポイントというのは大きいかもしれません。でも、とにかく僕は最終戦で優勝を目指します」

ドギー・ランプキン選手(4位)
「また4位だ。今回は自分のライディングには満足しているけど、結果はよくなかった。ここのところ、ずっと結果がよくないので、自信も失っていた。でも、今回いいライディングができたことで、自信を取り戻した。タイムペナルティに関してはとても残念だ。1ラップ目にセクション10を廃止すると決定されたときに、追加タイムをもらえると聞いた。2ラップ目にも負傷したライダーを搬出する間、待っていなくてはならなかった。タイムペナルティさえなければ、今回僕は2位だったし、ランキングも3位だった。残りは1戦。すべては最終戦で決まるね」

ライア・サインツ(ジュニア・クラス 6位)
「昨日行われたレディース・トライアル世界選手権の開幕戦で優勝できたことがとても重要だ。今日はその影響でちょっと疲れていたかもしれない。減点があと5点少なければ5位になれていたので、ちょっと残念だけど、それでも6位という結果は悪くないと思う」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 4 A.カベスタニー シェルコ 3 5 8 22
2 2 藤波貴久 モンテッサ Honda 8 10 18 21
3 1 A.ラガ ガスガス 10 8 18 17
4 3 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 10 9 19 20
5 9 J.ファハルド ガスガス 12 16 28 17
6 5 A.ボウ ベータ 15 28 43 16
11 25 小川毅士 モンテッサ Honda 49 51 100 2

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.ラガ ガスガス 181
2 藤波貴久 モンテッサ Honda 171
3 A.カベスタニー シェルコ 160
4 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 159
5 A.ボウ ベータ 145
6 J.ファハルド ガスガス 120
ポイント一覧
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