World Trial Honda Racing
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2006.07.09 Rd.07 ポーランド
スケジュール
Rd. Date
01 4/2
スペイン
02 4/9
ポルトガル
03 5/20-21
アメリカ
04 6/3-4
日本
05 6/25
フランス
06 7/2
イタリア
07 7/9
ポーランド
08 7/30
イギリス
09 9/3
アンドラ
10 9/24
ベルギー
第7戦 ポーランド
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藤波貴久、今季3勝目
決勝日:2006年7月9日(日)
開催地:ミシュレニッツェ 天候:晴れ 気温:35℃ 観客:3000人
リザルト&ポイント

 トライアル世界選手権第7戦が7月9日に、ポーランドのミシュレニッツェで行われた。

第7戦 ポーランド
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 COTA 4RTに乗る藤波貴久選手(REPSOL MONTESA HRC)が今季3勝目を挙げ、2位にはアダム・ラガ選手(ガスガス)、3位にアルベルト・カベスタ二ー選手(シェルコ)が入った。藤波選手のチームメイト、ドギー・ランプキン選手は4位に終わっている。

 フランス、イタリア、ポーランドと3週連続で行われたトライアル世界選手権の大会は、いずれも快晴に恵まれた。今回も気温が高い、ハードなコンディションで行われた。

 ポーランドでトライアル世界選手権の大会が行われるのは11年ぶりのこと。このため、当初オーガナイザーが用意したセクションは、現在の競技レベルとは若干異なるものだった。このためライダーと審査委員の間で長時間にわたる話し合いが行われ、適切な競技環境を得るための妥協案が模索された。

 序盤トップに立ったのはカベスタ二ー選手だった。カベスタ二ー選手は1ラップ目のセクション3でただ一人、クリーンをマークした。

 15のセクションのうち14は森の中に設けられ、いずれも川から険しい坂を駆け上っていくスタイルとなっていた。

 1ラップ目を終えた段階でトップに立っていたのはカベスタ二ー選手。2番手には1ポイント差で藤波選手がつけていた。選手権のポイントリーダー、ラガ選手はこの時点で3位。藤波選手より減点数は4ポイント多かった。4番手につけるランプキン選手は、ラガ選手よりさらに5ポイント多い減点数で1ラップ目を終えた。

 藤波選手は2ラップ目を減点16で終え、1ポイント差で見事優勝を飾った。ラガ選手は減点14というベストスコアで2ラップ目を終え、減点数でカベスタ二ー選手と並んだ。タイブレークの結果、クリーンの数で上回ったラガ選手がカベスタ二ー選手を抑えて2位となった。

 藤波選手は今回優勝したことにより、ランキングでもランプキン選手を抜いて2位に浮上した。7戦を終えた段階でのランキングは、1位がラガ選手(149ポイント)、2位藤波選手(134ポイント)、3位ランプキン選手(133ポイント)、4位カベスタ二ー選手(125ポイント)、5位アントニオ・ボウ選手(ベータ、124ポイント)となっている。

 次の大会は7月30日にイギリスのホークストンパークで行われる。

第7戦 ポーランド
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コメント

藤波貴久選手(優勝)
「2週連続で優勝でき、ランキングでも2位に上がれて本当に嬉しいです。ラガに追いつくのは簡単ではないですけど、僕が勝ち続けていれば、プレッシャーをかけることはできると思います。今朝、セクション6の下り坂部分で転倒して腕を痛めてしまったので、今日の競技は決して楽ではありませんでした。転倒後はずっと腕の痛みと戦っていたのです。それでも僅差で優勝できて良かったです」

ドギー・ランプキン選手(4位)
「今日も残念な結果に終わった。1ラップ目の成績が悪かったのが響いてしまった。セクション2で、今週初めにイタリアで痛めた肋骨を打ってしまい、それ以降、良い状態ではなかった。ボディサポートを装着していたおかげで痛みは若干減ったけど、逆に呼吸が苦しくなった。暑かったので、息苦しいのは辛かった。次のイギリス大会は僕にとって地元の大会だから、良い成績を残してチャンピオン争いで追い上げたい」

ライア・サインツ(ジュニア・クラス 7位)
「今回はちっともうまくいかなかった。今回のようなタイプのコースに慣れていないので、どのセクションもとても難しかった。もっとこういうコースも練習しなくてはいけない。あと、すごく疲れていた。暑さのせいかどうか分からないけど、とにかくエネルギーがなかった」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
1 2 藤波貴久 モンテッサ Honda 28 16 44 14
2 1 A.ラガ ガスガス 31 14 45 16
3 4 A.カベスタニー シェルコ 27 18 45 15
4 3 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 36 23 59 13
5 6 M.フレイシャー ベータ 40 28 68 11
6 9 J.ファハルド ガスガス 44 25 69 10
12 24 F.レンツィ モンテッサ Honda 64 59 123 1
13 25 小川毅士 モンテッサ Honda 64 60 124 1

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.ラガ ガスガス 149
2 藤波貴久 モンテッサ Honda 134
3 ドギー・ランプキン モンテッサ Honda 133
4 A.カベスタニー シェルコ 125
5 A.ボウ ベータ 124
6 J.ファハルド ガスガス 100
ポイント一覧
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