トライアル世界選手権第4戦、ウイダー日本グランプリが栃木県にあるツインリンクもてぎで開催され、6月4日(日曜日)に決勝レース2日目が行われた。
2日目も前日に引き続き曇り空だったが、気温は19.8℃に上昇。1万人のファンが観戦する中で、Montesa COTA 4RT(日本名Honda RTL250F)に乗る藤波貴久選手(REPSOL MONTESA HRC)は1日目同様、2日目も4位に終わり、惜しくも表彰台を逃した。
1日目に5位だったドギー・ランプキン選手(REPSOL MONTESA HRC)は3位に入り、ランキング2位のポジションをキープしている。
2日目のコースレイアウトは1日目と比較すると難易度が低くなっていた。1周目、ランプキン選手は第14セクションを終了した時点でトップにつけていたが、第15セクションで減点5を喫したために、1周目は3位で終えた。2周目、ランプキン選手は健闘するものの順位をばん回するまでには至らず、トップと12点差で3位となった。
藤波選手は1周目に第10セクションまでで8つのクリーンをマーク。しかし、第13セクションでフロントタイヤがパンクしたため、転倒を喫した。その後、第15セクションでも減点5を科された藤波選手は、2周目にも順位をばん回することができず、結局トップと19点差の4位で2日目を終えた。ちなみに、藤波選手が日本で開催された大会で表彰台に上がれなかったのは、今回が初めてのことである。
特別推薦枠で出場し、Honda RTL250Fを走らせた小川友幸選手(HRC CLUB MITANI)は6位と健闘した。
2日目に優勝したのはアルベルト・カベスタ二ー選手(シェルコ)。2位にはアダム・ラガ選手(ガスガス)が入った。その結果、4戦を終えた時点でランキングトップはラガ選手で108ポイント。2位のランプキン選手は90ポイント、3位のアルベルト・ボウ選手(ベータ)は87ポイントとなっている。今回の結果により、ランキングを1つ落として5位となった藤波選手は77ポイントを獲得している。
次の大会は6月25日にフランスのラ・シャトレで行われる。
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