トライアル世界選手権第4戦、ウイダー日本グランプリが、栃木県にあるツインリンクもてぎで開幕し、3日(土曜日)に決勝レース1日目が行われた。
決勝レース1日目は梅雨入り直前の曇り空の中、9時30分よりスタート。2004年の世界チャンピオンでチャンピオン奪回をねらいmontesa COTA 4RT(日本名Honda RTL250F)を駆る藤波貴久選手(REPSOL MONTESA HRC)が、惜しくも表彰台を逃して、4位となった。チームメイトで2003年まで7年連続でチャンピオンを獲得していたドギー・ランプキン選手(REPSOL MONTESA HRC)も5位で決勝レース1日目を終了した。
この結果、1日目を終了した時点でのシリーズランキングは、ランプキン選手がトップと16ポイント差の3位、藤波選手が27ポイント差の4位となった。
また、特別推薦枠で出場し、Honda RTL250Fを駆る小川友幸選手(HRC CLUB MITANI)が10位。同じくRTL250Fの田中太一選手(HRC CLUB POWERCRAFT & TAICHI)は11位、小川毅士選手(BOSIS & MITANI)が14位、尾西和博選手(HRC CLUB POWERCRAFT & KAZU)が17位、女性ライダーのライア・サンツ選手(REPSOL MONTESA HRC)はジュニアクラスで7位となった。
決勝レース2日目は、4日(日曜日)の9時30分よりツインリンクもてぎで開催される。
コースは昨年から大幅にレイアウトを変更され、難易度が上がった。そのため、1日目はトップライダーでもミスを繰り返し、順位が目まぐるしく入れ替わる展開となった。
1周目は、藤波選手が全15セクションで7つのクリーン(減点0)を記録し、激しい首位争いを展開したが、第15セクションで無念の落車を喫して減点5を記録。1周目をトップと5点差(減点28)の4位で折り返した。一方のランプキン選手は序盤のミスを1周目の後半に取り戻し、トップと4点差(減点27)の2位で2周目に突入した。
2周目に入り、前半で細かなミスが続き苦しい展開となった藤波選手は、後半で粘りのある走りをみせ、一時は2位まで上がったものの、第13セクションで2周目唯一の減点5を喫し、トップと5ポイント差(減点49)の4位でレースを終えた。またランプキン選手は2周目の序盤からミスが続いて序々に順位を落とし、その後ばん回したものの、最終的にトップと8点差(減点52)の5位でゴールした。
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