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Round02日本富士スピードウェイ

2020年8月9日(日)

静岡県 駿東郡

富士スピードウェイ

KEIHIN NSX-GTが優勝を飾る

8月8日(土)~9日(日)に、富士スピードウェイ(静岡県)で2020年度SUPER GTシリーズ第2戦が開催され、GT500クラスに5台の2020年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走しました。

新型コロナウイルス感染拡大にともなうイベント開催自粛を受けて見直された年間スケジュールにより、シリーズ第2戦は開幕戦から3週間空いて、再び開幕戦と同じ富士スピードウェイでの開催となりました。今回も無観客での開催ですが、前回と異なり土曜日午前中に練習走行、午後に公式予選、日曜日午後に決勝レースと、通常通りのタイムスケジュールに戻されました。

土曜日の富士スピードウェイは上空に薄く雲がかかる天候となりました。NSX勢は練習走行から好調で、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がベストタイムを記録、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が2番手、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が4番手、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)が6番手と上位タイムを記録しました。#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)は13番手でした。

午後の公式予選Q1セッションでは#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐)がトップタイムを記録、#17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)が5番手、#8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)が8番手でQ2セッションへ進出。Q2セッションでは#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)がポールポジションを獲得、2番手に#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)が続いて、NSX-GTがフロントローを独占しました。

日曜日も富士スピードウェイの上空には薄い雲がかかりました。サポートイベントがないため決勝レースのスタートは、通常時より早めの午後1時に切られました。フロントローに並んだ2台のNSX-GTはきれいにスタートし、福住の背後にバゲットが続いてオープニングラップのうちに2台で後続を引き離していきました。

15周目、3番手との間隔を約10秒以上に開いたところで福住が周回遅れにつまずいたスキをついて#17 バゲットが先頭に躍り出ました。その後、バゲットは福住との間隔をじりじりと引き離しながら周回を重ね、福住もペースを落とすことなく3番手との間隔を開いて、NSX-GTの1-2フォーメーションを固めていきました。

バゲットは30周を走ってピットイン。ドライバー交代、タイヤ交換、給油を行ないコースへ見かけ上の順位4番手で復帰しました。一方見かけ上のトップに立った福住はそのまま35周を走ってピットインしましたが、周回を引っ張った結果給油量が少なくなったこともありピットでのロスタイムが短く、交代した野尻はトップのままコースへ復帰することとなりました。

ところが、タイヤの暖まっていない野尻のペースはすぐには元に戻らず、後方から2番手の塚越が迫りました。そしてダンロップコーナー立ち上がりで野尻はスピン、塚越が順位を入れ替えてトップに立ちました。野尻はしばらくコースに復帰することができず大きく順位を下げてしまうこととなりました。

トップに立った段階で塚越は2番手と20秒の差がある独走状態となりました。しかし、2番手の#36 au TOM'S GR Supraが追い上げにかかり間隔はじりじりと縮まって、50周を過ぎてその間隔は14秒にまで縮まりました。しかし塚越もレース終盤に向けてラストスパート、後続を突き放しにかかりました。

一方後方では、27周終了時点で牧野からマシンを引き継いだ山本が12番手でコースに復帰しましたがその後順位を上げ、野尻が遅れた後、GT500全車がピット作業を終えた段階でNSX-GT勢2番手、全体の7番手となっていました。山本は安定したペースで前をいくライバルを攻め、56周目には6番手に上がるとさらに前をいく#12 カルソニック IMPUL GT-Rに追いすがってチェッカー寸前の65周目に5番手へと順位を上げました。

トップの塚越は2番手のau TOM'S GR Supraの追撃を振りきることに成功し、独走のまま66周のレースを走りきって優勝のチェッカーフラッグをくぐり抜けました。山本は5位でレースを終えました。なお、GT300クラスではARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)が3位入賞を果たしました。

コメント

佐伯昌浩 | 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
「クラス1のマシンを作って参戦するからには早く成果を出さなければならないと思っていましたが、もっと接近戦になると予想していた第2戦で独走優勝することができて安心しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響でテストの機会も十分に取れないまま開幕を迎えましたが、みんなで速いNSXを作ろうと努力した結果が出たのだと思います。ですが、今回ですべて課題をつぶせたわけではないと思っています。次戦が開催される鈴鹿サーキットに向けてはドライバビリティを上げる方向でセットアップを追求し臨みます」

塚越広大(優勝)
塚越広大、ベルトラン・バゲット(中央)「前半、バゲット選手がいい走りをしてくれてパーフェクトな状態で引き継ぐことができました。ただ、僕のスティントはあまりうまくいかず、前半マシンのコントロールに苦労することになりました。後半ようやく自分のペースに乗れましたが、後方からどんどん追い上げてくるのが分かっていたので最後まで油断できず集中していたせいで、チェッカーを受けたことすら何度も確認しなければならないほどでした」

ベルトラン・バゲット(優勝)
(左から)ベルトラン・バゲット、塚越広大「気分は最高です。ですが決してイージーなレースではありませんでした。ここまでなかなかよいセッティングが見つからず苦労しましたが、昨日ようやくこれでいけるのではないかと見通しがついたのです。スタートでは一気に前にいきたかったのですが、相手もいいスタートをしたので前へ出られるチャンスを待たなければなりませんでした。次戦の鈴鹿サーキットは、僕たちのクルマと相性がいいと思うので楽しみです」

決勝リザルト

GT500

順位 No. マシン ドライバー 周回数 タイム/差
1 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/ベルトラン・バゲット 66 1:41'37.698
2 36 au TOM'S GR Supra 関口雄飛/S.フェネストラズ 66 +15.762
3 14 WAKO'S 4CR GR Supra 大嶋和也/坪井翔 66 +33.686
4 37 KeePer TOM'S GR Suprabr 平川亮/N.キャシディ 66 +36.679
5 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/牧野任祐 66 +40.659
6 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 中山雄一/山下健太 66 +45.449
 
10 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/笹原右京 66 +1'00.071
13 64 Modulo NSX-GT 伊沢拓也/大津弘樹 65 +1Lap
14 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/福住仁嶺 63 +3Laps

GT300

順位 No. マシン ドライバー 周回数 タイム/差
1 2 シンティアム・アップル・ロータス 加藤寛規/柳田真孝 61 1:42'56.201
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝 61 +1.585
3 55 ARTA NSX GT3 高木真一/大湯都史樹 61 +14.454
4 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生尚弥/菅波冬悟 61 +15.729
5 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波清斗/J.P.デ・オリベイラ 60 +1Lap
6 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹/川合孝汰 60 +1Lap
7 34 Modulo KENWOOD NSX GT3 道上龍/ジェイク・パーソンズ 60 +1Lap
 
18 18 UPGARAGE NSX GT3 小林崇志/松浦孝亮 60 +1Lap

ポイントランキング

GT500 ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
1 36 関口雄飛/S.フェネストラズ au TOM'S GR Supra
30
2 37 平川亮/N.キャシディ KeePer TOM'S GR Suprabr
29
3 14 大嶋和也/坪井翔 WAKO'S 4CR GR Supra
22
4 17 塚越広大/ベルトラン・バゲット KEIHIN NSX-GT 20
5 38 立川祐路/石浦宏明
ZENT GR Supra
12
6 39 中山雄一 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
11
7 100 山本尚貴/牧野任祐 RAYBRIG NSX-GT 11
         
11 8 野尻智紀/福住仁嶺 ARTA NSX-GT 4
15 16 武藤英紀/笹原右京 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 1

GT500 チーム

順位 No. チーム 総合ポイント
1 36 TGR TEAM au TOM's 36
2 37 TGR TEAM KeePer TOM's 34
3 14 TGR TEAM WAKO'S ROOKIE 28
4 17 KEIHIN REAL RACING 23
5 38 TGR TEAM ZENT CERUMO 18
6 39 TGR TEAM SARD
17
7 100 TEAM KUNIMITSU
17
     
9 8 ARTA 7
13 16 TEAM Red Bull MUGEN 5
15 64 Modulo Nakajima Racing 3

GT300 ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
1 52 吉田広樹/川合孝汰 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 25
2 2 加藤寛規/柳田真孝 シンティアム・アップル・ロータス 20
3 11 平中克幸/安田裕信 GAINER TANAX GT-R 15
4 61 井口卓人/山内英輝 SUBARU BRZ R&D SPORT 15
5 55 高木真一/大湯都史樹 ARTA NSX GT3 15
6 56 藤波清斗/J.P.デ・オリベイラ リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 14
         
10 34 道上龍/ジェイク・パーソンズ Modulo KENWOOD NSX GT3 7

GT300 チーム

順位 No. チーム 総合ポイント
1 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 31
2 2 Cars Tokai Dream28 26
3 55 ARTA 21
4 11 GAINER 20
5 56 KONDO RACING 20
6 65 K2 R&D LEON RACING 19
       
10 34 Modulo Drago CORSE 13
21 18 TEAM UPGARAGE 5

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