Round01日本岡山国際サーキット

岡山県 美作市

開幕戦 岡山国際サーキット プレビュー

18年王者のTEAM KUNIMITSUを含め、
Hondaは5チーム体制でGT500クラスのタイトル連覇に挑む

GT500クラス

RAYBRIG NSX-GT(#1)

2018年、TEAM KUNIMITSUの山本尚貴/ジェンソン・バトンがドライブしたRAYBRIG NSX-GT(#1)が悲願のチャンピオンを獲得したSUPER GT。新たなシーズンに向け、Hondaは王座防衛を果たすべく強固な体制を築きました。チャンピオンチームであるTEAM KUNIMITSUは山本とバトンの体制を継続し、SUPER GTシーズン参戦2年目となるバトンはまだまだ伸びしろも期待でき、山本と2年連続のタイトル獲得を目指します。

ARTA(#8)

18年に2勝を挙げながら惜しくもランキング3位となったARTA(#8)も、野尻智紀と伊沢拓也の2人がコンビを継続することになりました。野尻のキレのある予選の速さと伊沢のマシンセットアップ能力、開発力の高さは健在で、今季も強力なコンビとなるでしょう。また、18年のタイラウンドで初のポールポジションを獲得するなど、スピードをみせたTEAM MUGEN(#16)もコンビを継続し、武藤英紀と中嶋大祐がドライブすることになります。

TEAM MUGEN(#16)

19年に体制を変更したのは、KEIHIN REAL RACING(#17)と、Modulo Nakajima Racing(#64)の2チームです。KEIHIN REAL RACINGは塚越広大のパートナーとして、インターコンチネンタルGTチャレンジのドライバーとしても活躍するベルトラン・バゲットが加入することになりました。またModulo Nakajima Racingは、今季SUPER GTフル参戦デビューとなるナレイン・カーティケヤンと、FIA-F2選手権に参戦するなどヨーロッパで武者修行を積んできた牧野任祐のコンビとなります。

KEIHIN REAL RACING(#17)

一部パーツをドイツツーリングカー選手権(DTM)と共通化したGT500規定のもと製作されたHonda NSX-GTは、2018年にトップクラスの性能を発揮することができました。今季に向けてはライバルたちと同様に、車体前部左右の空力など、レギュレーションで定められた箇所を重点的に開発しました。車両前後の空力バランスを取りながら、マレーシア・セパンサーキット、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ、岡山国際サーキット、富士スピードウェイなど国内外のサーキットでテストを重ねてマシンを熟成させ、2度の事前公式テストでは、ドライバーたちが満足のいく結果を残すことができました。

Modulo Nakajima Racing(#64)

SUPER GTは20年から新たな車両規定がGT500クラスに導入される予定のため、19年は現行規定で争われる最終年となります。今季はライバルたちもポテンシャルを上げており、戦力差が昨年以上に拮抗していることがこれまでのテストからも推測されています。

19年シーズンのGT500クラスを制するためには、Honda NSX-GTの力はもちろん、ドライバー、チームの力、そして近年ますます競争が激化しているタイヤパフォーマンスとマシンセットアップが重要になってきます。GT500クラスに参戦する5台のHonda NSX-GTは、連覇という偉業に向けて新シーズンに臨みます。

GT300クラス

NSX GT3

Hondaは2018年から、FIA-GT3規定のカスタマーレーシングカー、Honda NSX GT3の販売を開始し、昨シーズンはSUPER GT GT300クラスに2台のNSX GT3が参戦しました。このうちの1チーム、Modulo Drago CORSE(#34)は18年のオートポリス大会で初表彰台を獲得する活躍をみせました。19年に向け、Hondaがリリースしたエボリューションキットを装着した『Honda NSX GT3 EVO』で道上龍/大津弘樹のコンビを継続し、シリーズに挑みます。

また、今季は新たにHonda NSX GT3 EVOを2チームが導入することになりました。ARTA(#55)はSUPER GT最多勝タイの高木真一と、若手の福住仁嶺のコンビで参戦するほか、TEAM UPGARAGE(#18)が小林崇志/松浦孝亮のコンビで戦うことになりました。いずれのチームもドライバーラインアップは強力で、NSX GT3 EVOのどのチームもGT300クラスで初勝利を成し遂げられる可能性を感じさせます。

NSX GT3 EVOはエンジン、空力などさまざまな箇所で改良を行っており、特にリアのダウンフォース増加はドライバーに好印象を与えています。初優勝を目指して、今シーズンのGT300クラスを戦います。

フォトギャラリー

モータースポーツ >  SUPER GT >  2019 開幕戦 岡山国際サーキット プレビュー

ニュース