SUPER GT 500 第3戦 in ツインリンクもてぎ
2016年11月12日（土）
4番手スタートの#100 RAYBRIG（山本/伊沢）が10位
天候：
晴れ
コースコンディション：
ドライ
気温：
22℃（13時40分時点）
路面温度：
26℃（13時40分時点）
2016 オートバックス SUPER GTの最終ラウンド「MOTEGI GT GRAND FINAL」は、栃木県芳賀郡茂木町にあるツインリンクもてぎで第3戦/第8戦の2レースが行われます。
本日は、熊本地震の影響によりキャンセルとなった第3戦オートポリスの代替レースとなる「SUPER GT Round3 GT250kmレース」の予選および決勝レースが開催されました。
もてぎラウンドでの予選は、第3戦が12日(土)、第8戦が13日(日)に行われますが、それぞれに各チームのドライバー1名ずつエントリーし、15分の予選タイムアタックで決勝グリッドが決定します。また、本日の「SUPER GT Round3 GT250kmレース」は、これまで獲得したドライバーズ・ポイント×1kgに換算した重量のウェイトハンデを搭載して予選と決勝を戦います。
予選開始時は昨夜の降雨により路面はまだ濡れた状態でした。路面は予選が進むにつれて徐々に乾き始めましたが、ほとんどのチームがレインタイヤのままでタイムアタックに挑みました。
Honda勢は、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTの山本尚貴選手が4番手、#64 Epson NSX CONCEPT-GTのベルトラン・バゲット選手が5番手、#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの武藤英紀選手が7番手、#8 ARTA NSX CONCEPT-GTの松浦孝亮選手が9番手、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTの小暮卓史選手が13番手となりました。
午後の決勝レースは、完全なドライコンディションの下で行われました。
4番手スタートの#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは、22周まで山本選手がライバルの追撃を抑えて4位を走行しましたが、終始タイヤのゴムかすがタイヤから剥がれにくくなる、ピックアップの症状に苦しみ、最終的には10位でチェッカーを受けました。
#8 ARTA NSX CONCEPT-GTは11位、#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTは12位、#64 Epson NSX CONCEPT-GTは13位で完走を果たしましたが、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTはギアボックスのトラブルのためにリタイアとなりました。
明日の最終戦「SUPER GT Round8 GT250kmレース」は、全車がウェイトハンデ無しで決勝レースを争います。
GT500クラス予選が9時5分に始まり、決勝レースは13時30分にスタートする予定です。
Driver / Project Leader Comments
選手／プロジェクトリーダーコメント
山本尚貴選手
#100 チーム・クニミツ
決勝はピックアップの影響でグリップ力が低下し、苦戦を強いられました。ピックアップというとタイヤに原因があると思われがちですが、実際には様々な要素が積み重なり1台のクルマが出来上がっているので、タイヤだけでなくマシンや僕たちドライバーにも責任はあると思っています。
明日も苦しい戦いになるかもしれませんが、少しでもピックアップの状況を改善するためにセッティングの見直しを行い、シーズン最後のレースを良い形で終えたいです。
伊沢拓也選手
#100 チーム・クニミツ
今日はレースの後半を担当しましたが、ドライバー交代直後から順位を落とす苦しい戦いとなりました。ホンダ勢の中では最上位でしたが、良いところを見つけることが難しかったです。
明日はNSX CONCEPT-GTで戦う最後のレースですし、Hondaのホームコースなので、絶対に諦めることなく全力で戦い抜きます。そうした努力が来年の戦いに繋がると信じています。
松本雅彦
Honda GTプロジェクトリーダー
予選結果から順位を落とす悔しいレースとなりました。
ピックアップが主にフロントタイヤで発生したため、アンダーステアとなってペースを上げることができませんでした。ピックアップの程度はタイヤのコンパウンドにより違いますが、ピックアップが起きにくいタイヤではペースが上がらないため、タイヤ選択が非常に難しかったです。
明日に向けてタイヤ選択やサスペンションのセッティングを見直したうえで、NSX本来の速さを引き出したいと思います。
Result
予選リザルト（GT500）
| 順位 | No. | マシン | ドライバー | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 39 | DENSO KOBELCO SARD RC F | H.コバライネン | 1'45.885 |
| 2 | 24 | フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R | 佐々木大樹 | 1'45.950 |
| 3 | 36 | au TOM'S RC F | N.キャシディ | 1'45.994 |
| 4 | 100 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT | 山本尚貴 | 1'46.126 |
| 5 | 64 | Epson NSX CONCEPT-GT | ベルトラン・バゲット | 1'46.442 |
| 6 | 46 | S Road CRAFTSPORTS GT-R | 千代勝正 | 1'46.498 |
| 7 | 15 | ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT | 武藤英紀 | 1'46.697 |
| 9 | 8 | ARTA NSX CONCEPT-GT | 松浦孝亮 | 1'46.886 |
| 13 | 17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT | 小暮卓史 | 1'47.860 |
Starting Grid
スターティンググリッド
| No. | チーム/選手 | グリッド番号 |
|---|---|---|
| 100 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT（山本尚貴/伊沢拓也組） | 4番グリッド |
| 64 | Epson NSX CONCEPT-GT（中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組） | 5番グリッド |
| 15 | ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT（武藤英紀/牧野任祐組） | 7番グリッド |
| 8 | ARTA NSX CONCEPT-GT（松浦孝亮/野尻智紀組） | 9番グリッド |
| 17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT（塚越広大/小暮卓史組） | 13番グリッド |
Result
レース結果
| 順位 | No. | マシン | ドライバー | 周回数 | タイム/差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 24 | フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R | 佐々木大樹/柳田真孝 | 53 | 1:40'10.155 |
| 2 | 39 | DENSO KOBELCO SARD RC F | H.コバライネン/平手晃平 | 53 | 0.239 |
| 3 | 36 | au TOM'S RC F | 伊藤大輔/N.キャシディ | 53 | 6.003 |
| 4 | 6 | WAKO’S 4CR RC F | 大嶋和也/A.カルダレッリ | 53 | 6.327 |
| 5 | 19 | WedsSport ADVAN RC F | 関口雄飛/国本雄資 | 53 | 10.156 |
| 6 | 38 | ZENT CERUMO RC F | 立川祐路/石浦宏明 | 53 | 25.940 |
| 10 | 100 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT | 山本尚貴/伊沢拓也 | 53 | 57.450 |
| 11 | 8 | ARTA NSX CONCEPT-GT | 松浦孝亮/野尻智紀 | 53 | 57.685 |
| 12 | 15 | ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT | 武藤英紀/牧野任祐 | 53 | 1'02.146 |
| 13 | 64 | Epson NSX CONCEPT-GT | 中嶋大祐/ベルトラン・バゲット | 52 | 1Lap |
| - | 17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT | 塚越広大/小暮卓史 | 18 | 35Laps |
- このもてぎがラストランとなるドラゴNSX
- 先輩ドライバーと健闘を誓う新人・牧野任祐選手
- ファンの応援に応えるHondaドライバーたち
- 4番グリッドから好スタート切る#100 RAYBRIG NSX
- 山本選手が伊沢選手へ#100 RAYBRIG NSXを託す
- #100はタイヤのピックアップに苦しむも10位完走
- タイトコーナーにアプローチする#8 ARTA NSX
- #15 Mudulo NSXは18周後、武藤から牧野へ
- NSX同士で鎬を削る#64 Epson NSXと#17 KEIHIN NSX
- 高いトラクションで力強く立ち上がる#17 KEIHIN
- 決勝前のピットウォークはいつも以上に大盛況
1/11枚
