round 06

September 28 2013, QUALIFYING Japanese Championship SUPER FORMULA Series Round 6 スポーツランドSUGO

SCHEDULE

#16 山本尚貴選手が今季ベストの2番グリッドを獲得
#32 小暮卓史選手は5番グリッド
#15 佐藤琢磨選手は8番グリッドから決勝スタート

2013年9月28日(土)・予選  会場:スポーツランドSUGO(3.704km)  天候:晴れ  気温:23℃(14:00時点)
路面温度:32℃(14:00時点)  コースコンディション:ドライ

9月28日(土)、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第6戦の公式予選が開催されました。

  • 山本尚貴選手山本尚貴選手
  • 小暮卓史選手小暮卓史選手
  • 佐藤琢磨選手佐藤琢磨選手
  • 中嶋大祐選手中嶋大祐選手
  • 伊沢拓也選手伊沢拓也選手
  • 塚越広大選手塚越広大選手
  • 武藤英紀選手武藤英紀選手
  • 中山友貴選手中山友貴選手

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週末の東北地方はさわやかな秋晴れのコンディションとなりました。スポーツランドSUGOの会場内では「Enjoy Honda SUGO 2013」が開催されており、多くの来場者がHondaの二輪・四輪・汎用製品展示に触れ、さまざまな体験ができるプログラムやモータースポーツの魅力を体感するプログラムなどに参加する光景が見られました。

今シーズンのスーパーフォーミュラ シリーズは、第5戦として予定されていた韓国・インジェラウンドがキャンセルとなったため、今回のSUGOラウンドを含めて残り2戦となりました。現在、年間シリーズポイント争いでは、ランキング3位につけている#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、6位の#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、8位の#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)の3選手がシリーズチャンピオンを獲得するチャンスを持つ展開となっています。また、アメリカのインディカー・シリーズにフル参戦し、第3戦ロングビーチで初優勝を果たした#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)が、開幕戦鈴鹿に続いて参戦し、多くのファンの注目を集めていました。

本日は、午前9時から1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後1時10分からノックダウン方式となる公式予選が行われました。ノックダウン方式とは、まず全車が出走する20分間の第1セッション(Q1)の結果から、上位14台が第2セッション(Q2)に進出し、続く7分間のQ2で上位8台が最終セッション(Q3)に進出。8台による7分間のQ3で、決勝のスターティングポジションが決定されます。

午前中に行われたフリー走行は、気温19℃、路面温度29℃のコンディションで開始されました。その中で、スポーツランドSUGOを得意とする#32 小暮選手が1分6秒412を記録して、Honda勢のトップとなる3番手につけました。さらに、#16 山本選手が7番手、#15 佐藤選手が9番手、#40 伊沢選手は10番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は11番手、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は13番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は15番手、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は17番手となりました。

午後に行われた公式予選では、Q1の序盤から#32 小暮選手と#16 山本選手の2人が勢いのある走りをみせ、1番手、2番手のタイムを刻みます。残り10分になり、2人の順位は2、3番手となりますが、マシンとドライバーの仕上がりのよさを感じさせる走りを続けます。また、#41 武藤選手も7番手タイムを記録。残り時間が3分を切ってから、各ドライバーがタイムアタックを開始します。残り2分で、#16 山本選手が1分6秒342のトップタイムをマークします。ほかのドライバーもタイムを更新する中、最終的に#16 山本選手が2番手、#32 小暮選手が3番手、#31 中嶋選手が8番手、#15 佐藤選手が9番手、#40 伊沢選手が10番手、#10 塚越選手が12番手、#41 武藤選手が14番手となり、7台のHondaドライバーがQ2進出を果たしました。一方、#11 中山選手は18番手となり、この段階で決勝レースでのスターティンググリッドが確定しました。

Q1の10分後に開始されたQ2では、全車が一斉にタイムアタックを開始しました。#16 山本選手は残り3分でトップタイムをマークしましたが、直後に少しコースアウトしたため、さらなるタイムアタックのタイミングを逃してしまいます。この結果、#32 小暮選手が5番手、チェッカーフラッグが出されたあとのラストアタックで順位を大きく上げた#15 佐藤選手が6番手、タイムの更新ができなかった#16 山本選手はなんとか8番手にとどまり、Q3進出を決めました。一方、#31 中嶋選手は9番手、#40 伊沢選手は12番手、#10 塚越選手は13番手、#41 武藤選手は14番手でスターティンググリッドが確定しました。

残り8台による最終セッションとなるQ3は、ラスト5分で全車がコースインしてタイムアタックを開始しました。#15 佐藤選手、#32 小暮選手が積極的にタイムを更新していきます。残り1分となり、#16 山本選手が1分6秒343のトップタイムを記録しますが、直後にライバルに抜かれて2番手となります。この結果、#16 山本選手は今シーズンベストとなる2番グリッドを獲得し、初優勝に向けて絶好のポジションからの決勝スタートとなりました。さらに、#32 小暮選手は1分6秒460で5番グリッド、#15 佐藤選手は1分7秒067で8番グリッドを獲得しました。

決勝は29日(日)、午前9時15分より30分間のフリー走行を行ったあと、午後3時に68周を競うスタートが切られます。

コメント

坂井典次(Tenji Sakai) | 「HR12E」開発責任者「シーズン後半戦に使用するエンジンは馬力を向上させていますが、第5戦がキャンセルされたことで走行距離が少なくなり、耐久的には楽になりました。しかし、今回のレースは250kmと距離が長いので、燃費には気をつけなければなりません。Hondaドライバーの中でも、山本選手は第3戦富士からマシンセッティングの方向性をつかみ、ここまでいい流れできていました。予選でもポールポジションの選手と同様の速さをみせてくれていますので、決勝では初優勝を目指して果敢な走りをしてほしいと思います。また、小暮選手も得意のSUGOで速さをみせてくれています。明日は、この2人を中心にHondaの巻き返しをすべく、全力で戦います。皆さまの応援をよろしくお願いいたします」

山本尚貴選手(2番手 #16 TEAM 無限)「路面が汚れていて、レコードライン以外のコースを通ると簡単にスピンしてしまいそうな緊迫した予選だったのですが、ベストを尽くせたと思います。Honda、そしてチームがいいマシンを用意してくれて、予選までにしっかりと仕上げてくれました。今シーズンの決勝のレースペースは、開幕戦の鈴鹿ラウンド以外はよくないので、明日の決勝では、その対策はしていますし、明日に向けて今日やれることをチーム一丸となって考えて、一番高いところに上れるようにがんばりたいと思います。また、今大会からチームメートに復帰した佐藤琢磨選手とは、マシンのセッティングを一緒にして臨んでいますので、お互いに話し合って効率よく情報を共有しています。琢磨選手も戻ってきたばかりでしっかりとQ3まで残っていて、すばらしいなと思いました。明日も2台で速いマシンを仕上げて、2台で上位を戦うことができればいいなと思っています」

小暮卓史選手(5番手 #32 NAKAJIMA RACING)「マシンの状態がよく、個人的にはポールポジションを狙えるのではないかと思っていましたので、5番手という結果は残念です。ただ、決勝もいいマシンで戦えますし、着実にライバルを攻略できるポジションにつけていますので、あきらめずに最後までプッシュし、最低でも表彰台、そしてチャンスを狙って優勝を目指したいと思います」

予選

順位 No. ドライバー マシン タイム
18L.デュバルトヨタ1:06.141
216山本尚貴 Honda 1:06.343
32A.ロッテラートヨタ1:06.368
41中嶋一貴トヨタ1:06.414
532小暮卓史Honda1:06.460
620松田次生トヨタ1:06.724
 
815佐藤琢磨Honda1:07.067
931中嶋大祐Honda1:06.762
1240伊沢拓也Honda1:07.136
1310塚越広大Honda1:07.166
1441武藤英紀Honda1:07.869
1811中山友貴Honda1:08.233