Round10ポルトガルポルトガル

2019年09月08日(日)・決勝 レース2

アルガルベ・インターナショナル・サーキット
天候:晴れ
気温:SPレース(27℃)、レース2(30℃)
コースコンディション:ドライ
観客:3万305人(3日間:5万6182人)

第10戦 ポルトガル

高橋巧がSPレースとレース2で17位、
清成はSPレース20位、レース2では19位

連日好天に恵まれた第10戦ポルトガル大会は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で、スーパーポール(SP)レースとレース2が行われました。気温も30℃を記録。路面温度も40℃を超えて、タイヤはもちろんのこと、ライダーにとっても厳しいレースとなりました。

前日のレース1で15位でフィニッシュし、ポイントを獲得したMoriwaki Althea Honda Teamの高橋巧は、2年前に代役出場で達成したベストリザルトの10位以上を目標に戦いましたが、SPレースで17位、レース2でも17位とポイントを獲得することができず、目標達成とはなりませんでした。

前日のレース1同様、シルバン・バリエ(ドゥカティ)、アレッサンドロ・デルビアンコ(Althea Mie Racing Team)、チームメートの清成龍一とグループを形成し、両レースともにグループの先頭でゴールしましたが、両レースともに出場した20台すべてが完走するというレベルの高い戦いとなり、ポイント獲得には届きませんでした。

その中で高橋巧は、10周で行われるSPレースではレース中に1分43秒台のタイムをマークするなど、大きな一歩を踏み出し、レースウイークを通じてもっとも厳しいコンディションとなったレース2では、20周のほとんどを1分44秒台で周回するなど、貴重なデータを得ることに成功しました。

今大会、高橋巧は、左肩の回復が遅れているレオン・キャミアの代役として出場しました。高橋巧自身も万全の状態ではありませんでしたが、代役としての務めを十分に果たしました。

一方、レース1でリアのグリップに苦しんだ清成龍一は、日曜日のSPレースとレース2に向けてセットアップが進み、これまでに比べてバランスのいい状態になりました。SPレース、レース2ともに、1分44秒台でラップを刻む周回数が大幅に増えて、トップとのタイム差も大幅に縮まりました。特にレース2では、レース1よりタイムを15秒短縮することに成功。リザルトはSPレース20位、レース2が19位と本来の走りにはほど遠いものでしたが、残り3戦の巻き返しに向けて大きな一歩となりました。

コメント

高橋巧(SPレース/17位、レース2/17位)
高橋巧「今日のレースは満足のいく結果ではありませんでした。序盤はほかのライダーの後ろでかなりタイムをロスしました。それが結果に大きく影響しました。僕のペースも十分な速さがありませんでした。もっといい走りをしたかったです。しかし、全体的にはいい週末になりました。貴重な経験ができました。レオンの左肩の手術の回復が遅れているのは残念ですが、次戦からの復帰を願っています。今大会は初めて3レース形式の大会を経験しましたが、とてもたいへんでした。清成さんとペアを組むことができたこともうれしい経験でした。ピットではすべてがスムーズに運びました。一生懸命取り組んでくれたチームに感謝しています」

清成龍一(SPレース/20位、レース2/19位)
清成龍一「今日はセットアップが進み、マシンのバランスがよくなりました。フロントにいつものソフトタイヤを使うことができるようになり、フロントのフィーリングと、マシンに対する自信も上がりました。依然として結果がよくないことは申し訳ない気持ちですが、引き続きチームと一生懸命取り組み、もっとうまく走れるようにベストを尽くします。今大会は巧と一緒に戦うことができてとても楽しかったです。気持ちよくレースウイークを過ごすことができました。次のラウンドでレオンが戻ってくることを願っています」

リザルト

スーパーポール

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ1017'00.806
219A.バウティスタ ドゥカティ10+2.103
322A.ローズヤマハ10+2.384
454T.ラツカトリィオグルカワサキ10+4.053
591L.ハスラムカワサキ10+4.318
660M.ファン・デル・マークヤマハ10+5.423
           
1713高橋巧Honda10+27.226
1952アレッサンドロ・デルビアンコHonda10+30.032
2023清成龍一 Honda10+31.113

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
119A.バウティスタ ドゥカティ2034'18.017
21J.レイカワサキ20+0.111
354T.ラツカトリィオグルカワサキ20+4.576
422A.ローズヤマハ20+8.119
591L.ハスラムカワサキ20+8.185
676L. バズヤマハ20+11.187
           
1713高橋巧Honda20+48.441
1923清成龍一 Honda20+56.409
2052アレッサンドロ・デルビアンコHonda20+1'03.666

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1J.レイカワサキ490
2A.バウティスタ ドゥカティ399
3A.ローズヤマハ249
4M.ファン・デル・マークヤマハ244
5L.ハスラムカワサキ229
6T.ラツカトリィオグルカワサキ223
       
17レオン・キャミアHonda26
19アレッサンドロ・デルビアンコHonda21
20清成龍一 Honda20
23高橋裕紀Honda11
27高橋巧Honda1

マニュファクチャラー

順位 マシン 総合ポイント
1 カワサキ 492
2 ドゥカティ 490
3 ヤマハ 344
4 BMW 201
5 Honda 57

ランキング詳細

フォトギャラリー

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