スーパースポーツ世界選手権は、今大会24台が出場しました。CBR600RRで出場したのは、CIA Landlord Insurance Hondaからジュール・クルーゼル、大久保光、ロビン・モルハウサー、GEMAR Team Loriniからアイデン・ワグナーとカイル・スミス、BARDAHL EVAN BROS. Honda Racingからクリスチャン・ガマリノの6選手です。
昨年、MVアグスタで総合2位のクルーゼルは、1月下旬のスペイン・ヘレスとポルトガル・ポルティマオ、そしてフィリップアイランドの事前テストでHonda CBR600RRへの乗り換えに集中しました。レースウイークでは、フリー走行で2番手、スーパーポールでもポールポジション争いを繰り広げて2番手と好調な走りをみせ、決勝に向けて期待ができる内容となりました。
決勝レースは、フリー走行でタイヤにトラブルが出たため、18周のレースを15周に短縮してスタートが切られました。しかし、序盤に転倒者が続出して赤旗中断に。再開されたレースは20台がグリッドに並び、10周のレースで行われました。このレースでクルーゼルは、オープニングラップに2番手につけると7周目までトップを快走しましたが、8周目に後続車と接触し、転倒リタイアに終わりました。クルーゼルは医務室に運ばれ、その後、検査を受けるためにメルボルン市内の病院に向かいました。
以下、ワグナーが7位でフィニッシュ。予選9番手のスミスはオープニングラップに転倒してリタイア。モルハウサーは第1ヒートで転倒してリタイア。予選10番手と自己ベストグリッドを獲得した大久保は、スーポーポールで転倒し、左鎖骨を骨折して今大会を欠場しました。
大久保光(スーパースポーツ 欠場) 「公式テスト、レースウイークと順調にセットアップを進めることができました。フリー走行は6番手でしたが、スーパーポールでも6番手以内をキープできる自信がありました。しかし、コースインして3周目の11コーナーで転倒してしまいました。昨年は決勝で11コーナーで転び、ケガをしました。今年も同じコーナーで転倒して決勝をキャンセルすることになりました。とても残念です。次のタイ大会に向けてしっかりケガを治し、出場できるようにします」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | R.ロルフォ | MVアグスタ | 10 | 15'56.217 |
2 | 144 | L.マヒアス | ヤマハ | 10 | +1.001 |
3 | 13 | A.ウェスト | ヤマハ | 10 | +1.544 |
4 | 77 | K.ライド | カワサキ | 10 | +1.679 |
5 | 66 | N.トゥーリ | ヤマハ | 10 | +1.727 |
6 | 99 | P.ジェイコブセン | MVアグスタ | 10 | +5.237 |
7 | 41 | アイデン・ワグナー | ![]() | 10 | +5.387 |
RT | 16 | ジュール・クルーゼル | ![]() | 9 | +1Lap |
RT | 111 | カイル・スミス | ![]() | 1 | +9Laps |
NS | 70 | ロビン・モルハウサー | ![]() | ||
NS | 11 | クリスチャン・ガマリノ | ![]() |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 44 | R.ロルフォ | MVアグスタ | 25 |
2 | 144 | L.マヒアス | ヤマハ | 20 |
3 | 13 | A.ウェスト | ヤマハ | 16 |
4 | 77 | K.ライド | カワサキ | 13 |
5 | 66 | N.トゥーリ | ヤマハ | 11 |
6 | 99 | P.ジェイコブセン | MVアグスタ | 10 |
7 | 41 | アイデン・ワグナー | ![]() | 9 |
順位 | コンストラクター | 総合ポイント |
---|---|---|
1 | ヤマハ | 45 |
2 | Honda | 41 |
3 | ドゥカティ | 33 |
4 | スズキ | 15 |
5 | アプリリア | 12 |