round 4

May 5 2012, QUALIFYING FIM Superbike World Championship Italy 第4戦 イタリア
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フロントローを逃すも、レイは5番手で今季3回目の2列目を獲得。青山博一は20番手から決勝に挑む

2012年4月5日(土)・予選  会場:モンツァ・サーキット  天候:晴れ/曇り  気温:16℃
コースコンディション:ドライ

前戦オランダ大会から1週間のインターバルを経て、イタリアのモンツァで第4戦イタリア大会が開催されます。5月4日、5日は、予選と上位16台によるスーパーポールが行われ、ジョナサン・レイ(Honda World Superbike Team)が5番グリッド、青山博一(Honda World Superbike Team)が20番グリッドから決勝に挑むことになりました。

  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • 青山博一青山博一
  • 青山博一青山博一
  • サム・ロースサム・ロース
  • サム・ロースサム・ロース
  • ロバート・タンブリーニロバート・タンブリーニ

ミラノ近郊にあるモンツァは、1周5.777km。シーズンを通じて最も平均時速の速いサーキットで、200km/hを超える高速バトルが観客を魅了してきました。スーパーバイクの最高速度は330km/hを超え、1周の平均時速が200km/hを超えます。コースレイアウトはシンプルですが、それだけにミスの許されない走りと、高い集中力を求められます。

今年は、4日の金曜日がドライコンディション。5日の土曜日がウエットコンディションとなり、初日の予選順位でスーパーポールに進出する16台が決まりました。1回目の予選で11番手だったレイは、1回目のスーパーポールで6番手タイムをマーク、上位8台で行われた2回目のスーパーポールで5番手。惜しくもフロントローを逃しました。

「ウエットスーパーポール」は、1回目が32分間、2回目が22分間で行われます。前回のオランダ大会で予選2番手だったレイは、2戦連続でフロントローを目指しましたが、わずかの差で2列目から決勝に挑むことになりました。

チームメートの青山は、モンツァを走るのは初めての経験。簡単なレイアウトですが、それだけにタイムを短縮することが難しいサーキットで初日20番手。タイム短縮を狙った2日目は、ウエットコンディションになりばん回のチャンスを逃しました。今大会も厳しいグリッドからの決勝レースになりますが、追い上げのレースに闘志を燃やしています。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)も、4日の1回目の予選がドライコンディション。5日の2回目の予選がウエットコンディションとなり、初日のタイムでグリッドが決まりました。PPを獲得したのは開幕戦から好調なサム・ロース(Bogdanka PTR Honda)で、第2戦イモラ大会、第3戦オランダ大会に続いて3戦連続PPを獲得。今季初優勝に向けて絶好のポジションを獲得しました。

以下、カワサキ勢のケナン・ソフォーグル、シェリダン・モライス、ファビアン・フォーレが続き、6番手からロバート・タンブリーニ(Team Lorini)、ブロック・パークス(Ten Kate Racing Products)、マシュー・ショルツ(Bogdanka PTR Honda)と続き、10番手にジュール・クルーゼル(PTR Honda)と、トップ10に5台のCBR600RR勢が名前を連ねました。

コメント

ジョナサン・レイ(スーパーバイク 5番手)「本当に難しいコンディションの中で行われましたので、今大会の5番手という結果にはかなり満足しています。最後にインターミディエイトのタイヤで走ると決めていましたが、ハードコンパウンドのタイヤで、グリップを見つけるのがとても大変でした。もう少しうまく組み立てられればよかったのですが、とにかく5番グリッドから決勝を迎えられるのはうれしいです。2列目ですが左側からスタートできます。明日は、トップグループについて行って様子を見たいと思います。レースはスリップストリーム合戦となり、モンツァならではの戦いになるでしょう。おもしろいレースになると思います。目標はトップグループに入ってそこでがんばること。ウエットでのレースはあまり快適ではありませんので、天気がよくなることを願っています。ウエットタイヤはどのライダーも3周以上は持ちません。インターミディエイトを使うようなコンディションでは、誰にとってもリスクが大きいです。だから、ドライでのレースがベストです」

青山博一(スーパーバイク 20番手)「コンディションがあまりよくない中、今日もまた難しい一日となりました。午前中の予選はドライになることを願っていました。そうすればラップタイムを上げてスーパーポールへ進めると思っていました。残念ながらウエットになり、それを果たすことができませんでした。昨日はギアに問題があり、今日もトラブルがあったので、あまりよくなかったです。午後のフリー走行はまだ完全に路面が乾いておらず14番手でした。引き続き、コースを攻略しようと思いましたが、コンディションがあまりにもよくなかったです。明日はドライになることを願っています」

サム・ロース(スーパースポーツ ポールポジション)「午前中はレースに向けてロングランを行いました。ハードタイヤで12周目に1分48秒2を出すことができました。ドライコンディションになれば最高のレースができると思います。天候は不安定なので、明日はウエットになるのか、ドライになるのかわかりません。ですが、PPを獲得できて本当にうれしいです。昨年からマシンはすばらしい。そして最も速い。誰かの後ろにつくとスリップを使って前に出ることができます。3戦連続でポールポジションを獲得できたのはすばらしいです。優勝をみんなにプレゼントしたいと思います」

ブロック・パークス(スーパースポーツ 7番手)「少しフラストレーションがたまりました。それでも2列目の真ん中ですので、それほど悪くはありません。ここでの進展には満足しています。昨日はスピードに問題がありましたので、夜通し仕事をしました。そして、午前中のドライのフリー走行でファステストを出すことができました。午後の予選では路面が濡れていました。仕方なく、雨のセットアップでリズムをつかもうとしました。決勝はドライでもウエットでも心配していません。どういうコンディションになっても準備はできています」

マシュー・ショルツ(スーパースポーツ 8番手)「今回は、すべてが順調です。予選8番手は、今シーズンベストグリッドですので、いいレースができることを願っています。レースがウエットになってもドライになってもいいセットアップがあります。強いレースペースがあるので、かなり自信はあります」

予選

スーパーバイク

順位 ライダー マシン タイム
1S.ギュントーリドゥカティ1:54.276
2T.サイクスカワサキ1:54.990
3M.メランドリBMW1:55.971
4C.チェカドゥカティ1:56.793
5ジョナサン・レイHonda1:57.630
6M.ビアッジアプリリア1:58.666
    
20青山博一Honda1:44.686

スーパースポーツ

順位 ライダー マシン タイム/差
1サム・ロースHonda1:47.601
2K.ソフォーグルカワサキ+0.437
3S.モライスカワサキ+0.818
4F.フォーレカワサキ+1.095
5 S.クルチアーニ カワサキ+1.207
6ロバート・タンブリーニHonda+1.216
    
7ブロック・パークスHonda+1.309
8マシュー・ショルツHonda+1.587
10ジュール・クルーゼルHonda+1.762
11イムレ・トースHonda+1.852
12ローナン・クォーンビーHonda+2.046
16アンドレア・アントネッリHonda+2.347
20イラリオ・ディオニジHonda+2.502
22ラファエレ・デ・ロサHonda+2.734
25マーティン・ジェソップHonda+2.822
28バラージュ・ネメスHonda+3.151
29バレンタン・ドゥビーズHonda+3.851
30 ロベルト・アナスタシア Honda+4.896
32 キーラン・クラーク Honda+5.312
33ジョバンニ・アルトモンテHonda+6.772
35トーマス・カイアーニHonda+7.276