round 1

April 10/11 2010
FIM Superbike World Championship Spain
第3戦 スペイン

レイ、6位/5位で表彰台を逃す

スーパーバイク世界選手権(WSB)第3戦スペイン大会は、両レースともにし烈な戦いとなり、第1レースはレオン・ハスラム(スズキ)、第2レースは芳賀紀行(ドゥカティ)が、それぞれ優勝した。CBR1000RR勢は、両レースともに表彰台争いに加われず、予選7番手から決勝に挑んだジョナサン・レイ(HANNspree Ten Kate Honda)が第1レース6位、第2レースも5位に終わり、表彰台に立てなかった。チームメートのマックス・ノイキルヒナーは、予選16番手から、第1レース13位、第2レース17位だった。

  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • マックス・ノイキルヒナーマックス・ノイキルヒナー
  • ケナン・ソフォーグルケナン・ソフォーグル
  • ケナン・ソフォーグルケナン・ソフォーグル
  • ユージェーヌ・ラバティユージェーヌ・ラバティ(#50)
  • パオラ・カッツォーラパオラ・カッツォーラ

第1レースは、24台が参加、18台が完走した。第2レースは序盤に多重クラッシュが発生し、3周を終えた時点で赤旗中断。残り20周で再スタートとなり、第1ヒートと第2ヒートの合算タイムでリザルトが決まった。レイは、両レースともにセカンドグループでの戦いとなり、2戦連続表彰台獲得は果たせなかった。3戦を終えて総合首位はハスラム。レイは総合5位。次戦オランダ大会はチームのホーム大会となるだけに、今季初優勝に闘志を燃やしている。

スーパースポーツは19台が出場。完走12台という厳しい戦いとなり、ホアン・ラスコルツ(カワサキ)が優勝。予選3番手からラスコルツを追ったケナン・ソフォーグル(HANNspree Ten Kate Honda)が2位。チャズ・デイビス(トライアンフ)が3位。ポールポジションスタートのユージェーヌ・ラバティ(Parkalgar Honda)は、タイヤの消耗に苦しんで5位だった。3戦を終えて総合首位はラスコルツ。開幕から3戦連続表彰台に立ったソフォーグルが4点差で総合2位。ソフォーグルから20点差でラバティが総合3位という結果になっている。

コメント

ジョナサン・レイ(スーパーバイク 6位/5位) 「厳しいレースだった。自分たちのペースが、トップグループから遅れていることははっきりしていた。電子制御でかなり乗りやすくなった反面、コーナーの出口でトラクションを得るのが難しかった。しかし、今回トライしたことは次のオランダに生かされるはず。アッセンのレースをすごく楽しみにしている。最後までベストを尽くしてくれたチームに心から感謝したい」

マックス・ノイキルヒナー(スーパーバイク 13位/17位) 「ウオームアップで新しいセットアップを見つけられず、昨日までの状態でレースに挑むことになった。今日はチャタリングに悩まされる一日だった。第2レースはセッティングを変更して挑んだが、レースが赤旗中断になり、さらに状況を悪くしてしまった。今回は最後までいい状態を見つけることができなかった」

ケナン・ソフォーグル(スーパースポーツ 2位) 「ラスコルツはフリー、予選で使ったソフトで決勝に挑んだが、気温が高くなったので、ハードコンパウンドのタイヤをチョイスした。今日は序盤からラスコルツが逃げるレースとなったが、ラバティとデイビスに引っかかってリードを広げられてしまった。ラバティをかわし、デイビスを抜いたときにはタイヤが消耗していた。前戦ポルトガルから体調がよくなくて、今週も腹痛に苦しんだ。そういう体調で2位になれてよかった。全力でサポートしてくれたチームには感謝している」

ユージェーヌ・ラバティ(スーパースポーツ 5位)「昨日と同じタイヤを選択したのだが、気温が昨日より高くて、リアのグリップ不足に苦しんだ。このタイヤでこれまで2回のポールポジションを獲得してきたが、決勝でパフォーマンスを生かしきれていない。レース距離を走りきれるセッティングを見つけなければならない。タイヤのパフォーマンスを生かしきれるようにしなければならない。前回のポルトガルより成績はよかったが、次のオランダでは優勝争いに加わりたい」

決勝

スーパーバイク(レース1)

順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1L.ハスラムスズキ2336:47.723
2M.ビアッジアプリリア23+1.757
3J.トーズランドヤマハ23+3.621
4T.コルサーBMW23+4.209
5芳賀紀行ドゥカティ23+4.378
6ジョナサン・レイHonda23+9.834
     
13マックス・ノイキルヒナーHonda23+25.676
RTヴィットリオ・イアンヌッツォHonda12+11Laps

スーパーバイク(レース2)

順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1芳賀紀行ドゥカティ 2336:51.500
2C.チェカドゥカティ23 +0.025
3M.ビアッジアプリリア23 +0.299
4L.ハスラムスズキ23 +10.100
5ジョナサン・レイHonda23 +12.811
6S.ギュントーリスズキ23 +13.459
     
17マックス・ノイキルヒナーHonda23 +43.540
RTヴィットリオ・イアンヌッツォHonda3+20Laps

スーパースポーツ

順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1J.ラスコルツカワサキ2337:32.610
2ケナン・ソフォーグルHonda23+3.193
3C.デイビストライアンフ23+5.417
4D.サロントライアンフ23+8.317
5ユージェーヌ・ラバティHonda23+10.757
6ジノ・レイHonda23+38.866
 
8アレクサンダー・ルンドHonda23+50.902
9ロビン・ハームスHonda23+56.653
11ミケーレ・ピロHonda23+1:06.573
12ミゲル・プライアHonda23+1:18.142
RTパオラ・カッツォーラHonda10+13Laps
RTバスティン・シェゾーHonda2+21Laps
RTマッシモ・ロッコリHonda1+22Laps
RTダニーロ・デロモHonda1+22Laps
ポイントスタンディング

ライダー(スーパーバイク)

順位 ライダー マシン ポイント
1L.ハスラムスズキ123
2M.ビアッジアプリリア105
3C.チェカドゥカティ80
4芳賀紀行ドゥカティ79
5ジョナサン・レイHonda60
6J.トーズランドヤマハ50
 
17マックス・ノイキルヒナーHonda8
20ジョシュア・ブルックスHonda2

マニュファクチャラー(スーパーバイク)

順位 ライダー ポイント
1スズキ123
2ドゥカティ107
3アプリリア105
4Honda61
5ヤマハ57
6BMW47

ライダー(スーパースポーツ)

順位 ライダー マシン ポイント
1 J.ラスコルツカワサキ65
2 ケナン・ソフォーグルHonda61
3 ユージェーヌ・ラバティHonda41
4 C.デイビストライアンフ33
5 D.サロントライアンフ32
6 F.フォーレカワサキ28
 
7 ロビン・ハームスHonda25
8 ジノ・レイHonda24
9 ミケーレ・ピロHonda21
10 マッシモ・ロッコリHonda17
13 アレクサンダー・ルンドHonda11
14 ミゲル・プライアHonda11
17 バスティン・シェゾーHonda2
18 パオラ・カッツォーラHonda2
19 ダニーロ・デロモHonda2

マニュファクチャラー(スーパースポーツ)

順位 マニュファクチャラー ポイント
1Honda70
2カワサキ65
3トライアンフ42