鈴鹿8時間耐久ロードレース
リザルト・レポート
2011年7月30日鈴鹿8耐 トップ10トライアル レポート

降雨による予選方式変更、赤旗と波乱の最終予選!
高橋/玉田/岡田組3番グリッド、秋吉/伊藤/清成組が4番グリッドを獲得

開催日:2011年7月30日(土) 会場:三重県・鈴鹿サーキット 天気:晴れ一時雨 気温/湿度:26.8℃/78% 観客:2万8000人

7月31日(日)に三重県・鈴鹿サーキットにて決勝レースが行われる「2011 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第34回大会」(鈴鹿8耐)の最終グリッドを決める「トップ10トライアル」が30日(土)に行われる予定でしたが、その直前に行われたフリー走行終了5分前に大粒の雨が落ち、トップ10トライアルは中止となりました。

xxx

路面は完全ウエットとなり、路面の回復を待って大きくタイムスケジュールが変更されました。午後3時45分から10分間のフリー走行が設けられ、その後、トップ10トライアルの代わりとして、各チームの第1ライダー、第2ライダーごとにタイムアタックのための予選走行枠が20分ずつ設けられました。

ポールポジションは#12 ヨシムラSUZUKI Racing Team(加賀山就臣/J.ウォーターズ/青木宣篤組)が獲得。2番手は#7 MONSTER YAMAHA -YART(中須賀克行/G.ジャバニ/I.ジャーマン組)。3番手に#634 MuSASHi RT HARC-Pro.(高橋巧/玉田誠/岡田忠之組)、4番手に#11 F.C.C. TSR Honda(秋吉耕佑/伊藤真一/清成龍一組)とワークスマシンのHonda CBR1000RRが上位につけました。同じく、今日の最終予選に進出した#25 Honda鈴鹿レーシングチーム(安田毅史/徳留和樹組)は5番手、#3 クラウン警備保障RACING(浜口俊之/北口浩二/渡辺一馬組)は8番手、#2 Honda DREAM RT 桜井ホンダ(J.スタファー/W.マクスウェル組)は9番手となりました。

予選タイムアタック前のフリー走行時の天候は、くもり空。雨がいつ落ちてもおかしくない状況の中で、次々にライダーがマシンチェックのためにコースへと飛び出しました。後半には雨が落ちましたが、走行後には青空が戻り、一気にコースコンディションが回復。予選はドライコンディションでの走行となりました。

はじめに第2ライダーのセッションが行われ、真っ先にアタックした玉田が2分9秒451を叩き出します。その後、伊藤がコースインしますが、玉田のタイムを超えることはなく2番手に。さらにウォーターズが2分9秒689で2番手浮上、伊藤は3番手に後退。しかし、伊藤は再度アタックして、2分8秒541を叩き出しトップに浮上、過去7度のPP獲得者が意地を見せました。

続いて第1ライダーのセッションが始まると、中須賀が早々にアタックを開始して2分8秒025を叩き出し、トップとなります。秋吉はリアタイヤを履き替えてアタックを開始しようとしますが、転倒車がコース上にあることで赤旗が提示され、アタックのタイミングを逃してしまいます。コース整備が終わり、アタックを再開しますが、残り6分、秋吉は2分8秒258を記録しコントロールラインを通過、さらにタイムアップしようとアタックを続けますが、1コーナーでオーバーラン。コース復帰しますが、アタックのタイミングを逃し更新ならず。高橋巧は2分8秒162として2番手浮上。最後の最後に加賀山が2分8秒001でトップに浮上してPPを獲得しました。

  • 玉田誠、高橋巧
  • 岡田忠之、高橋巧
  • 秋吉耕佑、伊藤真一
  • 伊藤真一
  • 安田毅史
  • 浜口俊之
  • ウェイン・マクスウェル
  • 予選後記者会見
コメント

高橋巧 (総合3番手)|#634 MuSASHi RT HARC-Pro.「あまり得意ではない雨の走行も行いました。決勝が雨となる可能性がないわけではないので、確認のためです。スケジュールが変更され、天候も不順でしたが、集中して走れました。岡田さん、玉田さんと走ることで学ぶことも多く、8耐だけでなく、これからにもつなげられるようにしたいと思っています。チームの雰囲気もよく、決勝に向けての準備が整っています。あとは、優勝目指してがんばるだけです」

玉田誠 (総合3番手)|#634 MuSASHi RT HARC-Pro.「今日の走りは不完全燃焼の部分もありますが、勝負は明日なので、明日、自分の力を示せるようにがんばります。完全燃焼できるようにがんばるだけです」

岡田忠之 (総合3番手)|#634 MuSASHi RT HARC-Pro.「久しぶりの8耐参戦ですが、MotoGPのテストで鈴鹿を走っていますし、ブランクを感じることはありません。今日はTカーでのアタックだったのに、ここまでタイムを出せているのだから、アベレージが高いところにあるということです。明日は優勝を目指し、力を合わせていきたいと思います」

リザルト
トップ10トライアル
順位 No. チーム/ライダー マシン タイム
112ヨシムラSUZUKIRacingTeam
加賀山就臣/J.ウォーターズ/青木宣篤
スズキ 2:08.001
2 7MONSTER YAMAHA -YART
中須賀克行/G.ジャバニ/I.ジャーマン
ヤマハ 2:08.025
3 634MuSASHi RT HARC-Pro.
高橋巧/玉田誠/岡田忠之
Honda 2:08.162
4 11F.C.C. TSR Honda
秋吉耕佑/伊藤真一/清成龍一
Honda 2:08.258
5 25Honda鈴鹿レーシングチーム
安田毅史/徳留和樹
Honda 2:09.170
6 94YAMAHA RACING FRANCE GMT94 IPONE
D.チェカ/K.フォレイ/M.ラグリブ
ヤマハ 2:09.409
7 99BMW MOTORRAD FRANCE 99
S.ジンバート/E.ナイゴン/D.カドリン
BMW 2:09.545
8 3クラウン警備保障RACING
浜口俊之/北口浩二/渡辺一馬
Honda 2:09.725
9 2Honda DREAM RT 桜井ホンダ
J.スタファー/W.マクスウェル
Honda 2:10.300
10 01エヴァRT初号機 トリックスターFRTR
出口修/芹沢太麻樹/武石伸也
カワサキ 2:10.979

鈴鹿8耐TOPへ