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Honda Team 2010

鈴鹿8耐 スーパーポール レポート

July 24, 2010
Honda Racing
  • ジョナサン・レイ(左)、秋吉耕佑(中央)、高橋裕紀(右)
  • 秋吉耕佑
  • 秋吉耕佑
  • 伊藤真一
  • 伊藤真一(左)、玉田誠(右)
  • F.C.C. TSR Honda
2010年7月24日(土)

F.C.C. TSR Hondaの秋吉/レイは2番手スタート
Keihin Kohara Racing Teamの伊藤/玉田は3番手

会場:鈴鹿サーキット
天候:晴れ
気温/湿度:34.3℃/53%(15時時点)
観客:2万9000人

7月25日(日)に三重県・鈴鹿サーキットにて決勝レースが行われる「2010 QTEL FIM 世界耐久選手権シリーズ第3戦”コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」(以下、鈴鹿8耐)が、7月22日(木)に鈴鹿サーキットで開幕。本日24日(土)は、決勝グリッドが決められる最終予選スーパーポールが行われた。猛暑の過酷な条件の中、上位を目指すべく各チームともし烈な戦いを繰り広げた。

昨年までの最終予選では、金曜日の計時予選でトップ10に入ったチームの第1および第2ライダーが、それぞれ1人ずつタイムアタックを行い、最終グリッドを決定するトップ10トライアルを実施していた。今年、採用したスーパーポール方式とは、金曜日の公式予選上位20チームが各1名のライダーを選出し、3段階を経て決勝グリッドを決める最終予選だ。スーパーポール1では20チームが出走し、下位の20番手から17番手のグリッドが決定。次にスーパーポール2では16番手から9番手を、そしてスーパーポール3では、勝ち残った上位8チームによりポールポジションおよび上位グリッドが争われる。スーパーポールには、12台のHonda CBR1000RRを駆るチームが出場。これまでのトップ10トライアルとは異なり、ライダーの選択やタイムアタックのタイミングなど、チーム戦略が見所となった。

#11 F.C.C. TSR Hondaからは、昨日の公式予選で2分8秒363をマークした秋吉耕佑が出走。#33 Keihin Kohara Racing Teamは、鈴鹿8耐への出場経験が豊富な伊藤真一。#634 MuSASHi RT HARC-PRO.は、昨日の公式予選で右ヒザを痛めたものの好調な高橋巧。#2 Honda DREAM RT 桜井ホンダも、ベテランライダーである亀谷長純を起用してスーパーポールを戦った。

Honda Racing
  • 高橋巧
  • 高橋巧
  • 亀谷長純
  • 亀谷長純

スーパーポール1は14分間で争われ、開始早々に#11秋吉が2分8秒534をマーク。20台のうち唯一の8秒台と快調なペースを見せる。続いて、#634高橋は2分9秒092。その後方には#33伊藤が2分9秒929とトップ3にHonda勢がランクイン。4番手にはヨシムラスズキwith ENEOS(スズキ)の酒井大作が2分10秒072、#999テルル・ハニービーレーシングの野田弘樹は9番手。#2亀谷は2分12秒149に入り、スーパーポール2に進出した。

続いて上位16台が出走するスーパーポール2は、12分間で戦われた。ここでも#11秋吉がただ一人2分7秒683を叩き出し、圧倒的な速さを見せつけ再びトップでこのセッションをクリア。その後方につけるのは#12酒井で2分9秒099。ここで3番手に浮上してきたのは、#999野田で2分9秒557。続いて4番手は#33伊藤の2分9秒614、5番手に#634高橋が2分9秒681。そして6番手に#2亀谷が2分10秒055をマークするも、#48PLOT FAR PANTHERA(スズキ)の出口修が終盤でタイムを上げ、6番手に食い込み#2亀谷は7番手に後退するが、次のセッションに進出を果たした。

そして最後のスーパーポール3では、さらに緊張感の高まる中、真っ先にコースに出たのは#11秋吉。スーパーポール2に引き続き、最初のタイムアタックで2分7秒963をマーク。#634高橋は、2分9秒台から周回を重ねるごとにタイムを削り、2分8秒台に入れるもセクター4でタイムを縮めることができず2分8秒548に留まる。#33伊藤は、こん身の走りで終盤にタイムをのばし2分8秒268と高橋を上回るタイムを出す。最後にピットアウトした#2亀谷は、丁寧な走りで周回を重ね2分10秒888と今大会で自身としてはベストタイムを記録する。一方、#12酒井は、徐々にタイムを削り秋吉に迫る勢いで周回を重ね、最終ラップではセクター3で秋吉を上回るタイムをマークし、2分07秒905でトップに浮上。秋吉は再度アタックに挑むが、#12酒井のタイムを逆転することができず、2番手が確定。3番手に#33伊藤、4番手に#634高橋、6番手に#2亀谷、7番手に#999野田が入り、トップ8に5台のHonda勢が入った。

鈴鹿8耐の決勝レースは、7月25日(日)の11:30にスタートする。

コメント

#11秋吉耕佑(総合2番手)|F.C.C TSR Honda「スーパーポールを走るライダーは、レイ選手やチームと話し合って決めました。予想以上に高い路面温度が続いていてますが、2人とも高いアベレージで走れています。明日の決勝レースもこのアベレージを維持し、転ばないように淡々と走りきれば、自ずと優勝が見えてくると思います」

#33伊藤真一(総合3番手)|Keihin Kohara Racing Team「レースウイークに入るまでの3回のテストでマシンを詰めていきました。玉田選手も自分のセッティングに合わせてくれています。スーパーポールは初めて経験するシステムで、この高い路面温度の中、どうタイヤを使うか考えながら走りました。結果としては悪くないと思います。明日は自分に与えられた仕事を確実にこなし、周りにペースを崩されないように走りたいです」

#634高橋巧(総合4番手)|MuSASHi RT HARC-PRO.「1回目のスーパーポールではややハイペースで走りましたが、2回目以降はタイヤの消耗を考え、抑えて走りました。自分にとって3度目の8耐となる今年は、最初から表彰台の真ん中を目指してチーム一丸となって戦ってきたつもりです。明日も精一杯走りますので、皆さん応援よろしくお願いします」

#2亀谷長純(総合6番手)|Honda DREAM RT 桜井ホンダ「スーパーポールは次のセッションへ進出することを考えて走りました。最終セッションでは路面温度の高さから思うようにタイムを上げられませんでした。タイム的には上位チームより劣る部分がありますが、8耐はなにが起こるかわかりません。決勝レースは、チーム一丸となってミスなく走りきることで、昨年以上の成績を残したいです」

リザルト
リザルト

スーパーポール

順位 No. チーム/ライダー マシン タイム
112ヨシムラスズキwithENEOS
加賀山就臣&酒井大作&青木宣篤
スズキ2:07.905
211F.C.C. TSR Honda
秋吉耕佑&ジョナサン・レイ&高橋裕紀
Honda2:07.963
333Keihin Kohara Racing Team
伊藤真一&玉田誠
Honda2:08.268
4634MuSASHi RT HARC-PRO.
清成龍一&高橋巧&中上貴晶
Honda2:08.548
548PLOT FARO PANTHERA
出口修&安田毅史&児玉勇太
スズキ2:09.873
62Honda DREAM RT 桜井ホンダ
亀谷長純&ウェイン・マクスウェル
Honda2:10.888
7999テルル・ハニービーレーシング
野田弘樹&関口太郎
Honda2:12.155
81YAMAHA AUSTRIA RACING TEAM
I.ジャーマン&S.マーティン&G.ジャバニ
ヤマハ 2:38.773
93クラウン警備保障RACING
浜口俊之&北口浩二&谷誠士郎
Honda2:10.190
10 01 エヴァンゲリオンRT初号機 TRICK☆STAR
武石伸也&芹沢太麻樹&今野由寛
カワサキ2:10.643
1177Team 櫻花・橋本組
金山和弘&稲垣誠
スズキ2:11.196
1273TEAM PLUS ONE
岩田悟&手島雄介
Honda2:11.258
139BEET RACING
高橋英倫&波多野祐樹&西嶋修
カワサキ2:12.378
1494YAMAHA FRANCE-GMT94-IPONE
D.チェカ&D.クドリン&K.フォレイ
ヤマハ2:12.390
1574チームスガイPLUSONE
須貝義行&渡辺一馬
Honda2:12.721
1640Honda浜松エスカルゴ&PGR&狭山&H-TEC関東
久保山正朗&中津原尚宏
Honda2:13.019
1726RS-ITOH&ASIA
東村伊佐三&岩崎哲朗&医王田章弘
カワサキ2:12.674
18888石垣島マグロレーシング・海人withモトバム
高橋孝臣&大木崇行
Honda2:12.842
1925Honda Suzuka Racing Team
森井威綱&増田雄亮&中村知雅
Honda2:13.449
2023鈴鹿コミュニティーレーシングチーム
松井秀樹&下地申悟
Honda2:14.556
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