ライダー&チームのコメント
#33 岡田忠之(TEAM HRC 33) 2位
「今日のヨシムラは強かったです。スタートのフライングが響きました。カルロスはとてもよくがんばってくれたし、マシンの調子もよかった。伊藤選手とのバトルは楽しかったけれど、バトルをしていると、お互いタイムが落ちるのが分かっていたので、一緒に走ったという感じでした。普段レースから離れていることの影響はないと思っていますが、転倒やフライングとして表れているのかもしれません。チャンスがあれば、そこを克服してまた挑みたいです」
#33 カルロス・チェカ(TEAM HRC 33) 2位
「岡田にペナルティストップが出たときは意味が分らなかった。タイムをロスしたけど、そのあとは気持ちを切り替えて、必死にばん回しようとがんばった。僕もタディも乗れていたからね。4位まではすぐに追い上げることができたが、3位を抜いて2位になるのは大変だった。そのあとは2位をキープするようにした。初めての8耐は、とてもよい経験になったし、楽しかった。チームも岡田もすばらしいサポートをしてくれた。今度は勝つために戻ってきたい」
#778 伊藤真一(F.C.C.TSR ZIP-FM Racing Team) 3位
「テストが不足して、マシンセットアップを詰めきれていませんでした。また、自分自身の調子を上げることもできず、自分のペースで走ることができませんでした。岡田選手に追いつくとペースが上がりませんでした。今年は、手島君が急きょペアとして参加してくれましたが、セッティングが十分にできていない状況にもかかわらずがんばってくれました。このような中、チーム全員ががんばってくれて、30回記念大会の表彰台に上れてうれしい」
#778 手島雄介(F.C.C.TSR ZIP-FM Racing Team) 3位
「応援ありがとうございました。また、表彰台に立てるチャンスをいただき、ありがとうございました。テストの段階ではTEAM HRCで参加し、直前に自分の出身チームであるTSRから参戦することになりましたが、そのときから自分の気持ちを切り替えました。テストではタイムが出ないままレースウイークに入りましたが、金曜日にマシンのポテンシャルをつかむことができ、自己ベストを出すことができました。今回は、伊藤さんにがんばっていただき、3位表彰台に上れたことは、本当にうれしいです」
#19 山口辰也(モリワキMOTULレーシング) 5位
「ガス欠などのトラブルがあったり、最後はキャミアが連続走行することになるなど、予定通りにいきませんでした。ペナルティが出たときからは、とにかく確実にこなしていくことを心掛けました。最後までレースを走りきることができたことはうれしいです」
#19 レオン・キャミア(モリワキMOTULレーシング) 5位
「3回目の8耐参戦だったが、1回目は自分が転倒し、2回目はパートナーが転倒してマシンの修理に時間がかかって、きちんと完走したのは始めてだった。今回は出場が急に決まって準備不足だったし、レース中のペナルティなどつらい展開だったが、結果を残すことができてよかったと思う」
#54 徳留和樹(仮面ライダー電王 Honda DREAM RT) 6位
「マシンのセッティングがうまく煮詰まったので、決勝ではもう少し速いアベレージタイムで走ることが目標でしたが、状況が変わってしまい、難しかったです。でも決勝を完走できたことはよかったです。自分が走る最後のパートでは、楽しく走ろうと思い、出せるものをすべて出しました。今回の鈴鹿8耐は、本当にいい勉強になったと思います。学んだことを、これからレースに生かしていきたいと思います」
#54 鎌田学(仮面ライダー電王 Honda DREAM RT) 6位
「決勝は大きなトラブルや転倒、ケガもなく、完走したことがいちばんの収穫でした。欲を言えば、もう少し上位を狙いたかった。しかしチームのスタッフはミスをしないで本当にいい仕事をしてくれたので、今は持てるもののすべてを出し尽くした充実感でいっぱいです」
#73 小西良輝(急募.com team HARC-PRO.) 23位
「結果は残念でしたが、レースはレースです。今回ワークスマシンで参戦させてもらいましたが、そのパフォーマンスは十分発揮できたと思います。今回やれることはすべてできましたし、今年の夏は完全燃焼できました。これだけ走れてしまうと、来年もう一度安田君と組めたらと思います。来年の8耐のことは分かりませんが、サポートライダーという立場でも、チームのために役に立ちたいと思います」
#73 安田毅史(急募.com team HARC-PRO.) 23位
「周回遅れを抜くときの僕のミスで、こういう結果になってしまい、チームと小西さんに申し訳ないことをしたと思っています。でも、チームががんばってマシンを直してくれて、小西さんもすばらしい走りで追い上げてくれて、モチベーションを戻すことができ、来年につながるような走りができたと思います。また来年に向けて、がんばっていきたいと思います」
#11 清成龍一(TEAM HRC 11) リタイア
「流れはよかったと思います。朝のウオームアップで僕が転倒してしまいましたが、それで流れが悪くなったということは全くないです。僕は8時間を見据えていたので、1時間目はこれでいいと思っていました。唯一悔いが残るのは、トップとの差が少し開きすぎてしまったこと。それでジェームスは焦ってしまったのかもしれません。今年は早い段階で周回遅れのライダーが出てきたので、追い越すときに無理して転倒したくなかったのです。応援してくれたファンの皆さんには本当に申し訳ないです。去年も8耐では勝てなかったので、これで悔しさは2年分になりました。悔しさを晴らすのに、あと1年待たなくてはいけないというのがつらいです」
#11 ジェームス・トーズランド(TEAM HRC 11) リタイア
「僕のミスだった。しかもプラクティスやトップ10トライアルではなくて、本番でミスしてしまった。何と言ってよいのか分からない。応援してくれたファンやチームメートのキヨ、チームスタッフ、スポンサーに謝りたい。キヨから交代して3周目のダンロップコーナーで、フロントが何の予告もなく突然切れ込んだんだ。とてもストレンジで、どうすることもできなかった」
山野一彦 HRC 8耐プロジェクトリーダー
「今年も何か1つ足りなかったから勝てなかったのだと思います。それが何だったのか、これから検証します。Hondaの8耐連覇が途絶えてしまったことに責任を感じています。#11のリタイアに関しては、本当にアンラッキーでした。ジェームスは攻めていたときの転倒だったので、アンラッキーだったとしか言いようがありません」
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