![世界中から8耐候補ライダーを募る。](images/ti02.gif)
8耐候補ライダーも世界中のHondaライダーに打診することから始めました。MotoGPのニッキー・ヘイデン選手やマルコ・メランドリ選手も参戦の意思を表明してくれたのですが、テスト日程や、レーススケジュールを照らし合わせると調整するのが難しかったことから断念しました。MotoGP勢では、チェカ選手が、スケジュールが噛み合ってオーディションに参加してくれることになったのです。そのほか、BSBの清成選手、レイ選手、トーズランド選手、ラッセル・ホーランド選手、岡田忠之選手、手島雄介選手が参加しました。その結果、清成/トーズランドがゼッケン11、チェカ/レイがゼッケン33となりました。そして、リザーブライダーに岡田選手、手島選手としました。
![才能豊かなライダーたち。](images/ti03.gif)
ライダーの選出、組み合わせはとても難しく、悩みます。このラインナップは、6月中に行われたオーディションの結果とテスト走行のアベレージタイムのいいライダーから順番に組み合わせたものです。清成選手は、昨年BSBチャンピオンになり、人間的にもライダーとしても大きな成長を感じています。Hondaの8耐チームのエースライダーとしての自覚が出てきたとうれしく思っています。トーズランド選手は、8耐の実績はないのですが、スーパーバイク世界選手権での速さ、実力に加え、オーディション時に見せたクレバーさや順応性の高さが光っていました。初めての鈴鹿サーキット、初めての8耐マシンで、すぐに好タイムを記録しました。さらに与えられたものだけでなく、自らアイデアを出し、オーダーした以外にもトライしようとする積極的な姿勢を評価しました。
8耐前哨戦の鈴鹿300kmで清成選手とレイ選手が組んで優勝し、レイ選手も初めての鈴鹿サーキットながら、示した能力は高いものがあります。チェカ選手もポテンシャルがありますので、33番も優勝を狙ってくれます。さらに岡田選手もテストで調子を上げており、アベレージを引き上げています。また手島選手も力をつけています。2人はリザーブライダーから、正ライダーになることをあきらめてはいないと、直接、訴えてきてくれます。それは、とてもうれしいことで、正ライダーとして発表されているライダーたちも発奮材料になりますし、緊張感も集中力も増しています。
![才能豊かなライダーたち。](images/02.jpg)
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