マシンは厳しい条件ですが、HRCとともに、どこまでポテンシャルを高めることができるか挑戦しているんです。レースというのは、マシンやライダーだけがんばれば勝てるわけではありません。特に今年はピットワークでコンマ1秒を争う展開にもなると考えられますし、チーム一丸となって、チームの総合力で戦い、勝利をもぎ取るという新しいチャレンジになると思います。 Hondaのチームは若手とベテランが競い合って勝利を目指す。
みんなHondaに乗っている強力な選手ばかりです。 清成選手については、昨年監督と選手という立場で付き合いましたが、イギリスのスーパーバイク選手権に参戦し、今年は現在ランキング1位です。ここ最近清成選手は、マシンの開発だけでなく、タイヤの開発も共同で進めるなど、成長してきています。鈴鹿8耐では、彼がチームを引っぱっていってくれると思います。 高橋選手は、世界選手権の250ccクラスで2勝を挙げましたし、直前のドイツGPで勝って、非常に良い状態でこの8耐に挑むはずでした。残念ながら、直前テストで骨折してしまい参戦はかないませんが、今後とも注目していただきたい選手です。
僕は、これまで8耐で2勝した経験を活かし、ベテランの出口選手と力をあわせて戦っていきますよ。みなさんに迫力のあるレースをお見せしたいと思っています。