Honda Racing

競技規則

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第2章　車両規則

以下に示される車両規則はグループ２・３・４共通のものとする。また、グループ１車両規則は別に示す。２人乗りクラスは基本的に、ここに示される車両規則に準拠するが、２人乗りクラス車両規則と合わせて規定する。

第1条　競技車両

第1項　車体

１)	参加車両は３輪以上とし、停止時・走行時にかかわらず自立できる構造であること。

	a.全高・・・・・・・・・1.8m以下 b.ホイールベース・・・・1.0m以上 c.全長・・・・・・・・・3.5m以下 d.トレッド・・・・・・・0.5m以上 e.全幅・・・・・・・・・2.5m以下 f.エキゾーストパイプ(排気管)はボディ後端より10cm以上出ないこと。
２)	安全性向上の為、走行の際にドライバーのヘルメットの先端が、前輪の車軸より後方にある車体であること。また、衝突の際、頭部に直接衝撃を受ける構造は禁止する。

第2項　ゼッケン

全ての車両は主催者の支給するゼッケンシート・ゼッケンを車体両側及び車両フロント部計3ヶ所の見やすい位置へ貼付しなければならない。その際、他の競技会等で使用したゼッケンシート及びステッカーはゼッケンシート周辺に貼付しないこと。なお、競技中何らかの理由でゼッケンを失った場合、記録認定がなされない場合がある。

第3項　ブレーキ

ブレーキは2系統以上あること。なおかつそれぞれに操作レバーがあり、安全にブレーキが効く装置でなければならない。また、キャリパー・ブレーキパッド等のカシメ取り付け等、安全性が充分確保されていること。ブレーキ操作レバーは車体に固定されていること。

第4項　エンジン

エンジンはHonda製4ストローク50ccエンジンをベースとし、改造は自由である。ただし、排気量が50cc未満であること。
潤滑オイルが漏れない構造であること。
※エンジンから潤滑オイルの漏れる恐れがある場合、車外への流出や、後輪にかかることを防止する受け皿を車体に取り付けること。

第5項　スターター装置

全ての車両はドライバーが正常な運転姿勢からエンジンを始動できる何らかのスターター装置を備えなければならない。ただし、スターター動力による前進は禁止する。マニュアル車はクラッチが切れている時のみスターターが作動する構造であること。

第6項　バッテリー

車両に搭載するバッテリーは一般に市販されているものでなければならない。

第7項　前方視界

全ての車両はドライバーが正常な運転姿勢で正面から少なくとも左右90°に渡り、ミラー、プリズム、ペリスコープ等を使用することなく、直接見通す事のできる視界を有すること。

第8項　後方視界(バックミラー)

全ての車両は後方視界を確保する為に左右各1個フレーム付きバックミラーを備えること。バックミラー１個(片側)の鏡面は５cm×８cm＝40平方センチメートル以上の大きさが望ましい。

第9項　車両安全性

１)	事故などの緊急の場合にドライバーは直ちに車両から脱出できなければならない。また、救助員によって引き出される事が可能でなければならない。屋根付きの車両は、この部分の全部または一部を脱着式の蓋で覆うことが許されるが、その開閉は車内及び、車外から容易に操作できなければならず、外部から開ける方法をはっきりと表示し、かつ道具なしで開けられなければならない。
２)	ドライバーの操縦席とエンジンルームの間には隔壁を設け、火災などに対して充分安全であること。
３)	全ての車両は他の競技者に危害を加える可能性のある鋭いエッジや突起が無いようにしなければならない。
４)	全ての車両は操縦安定性に充分な剛性を有すること。
※	自転車用ホイールを使用の場合、本来横方向の荷重に対する強度が不足しがちな為、カーブで壊れやすいことに充分留意すること。


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