アンドレッティ・グリーン・レーシング、
2003年インディ・レーシング・リーグへ参戦
（2002年９月18日）
アンドレッティ・グリーン・レーシングは、９月17日午前８時(米国西時間)、下記内容を発表しました。以下ご案内いたします。
（2002年９月17日、米国インディアナ州インディアナポリス発）
アンドレッティ・グリーン・レーシング（以下AGR）は、マイケル・アンドレッティ、ダリオ・フランキッティ、トニー・カナーンの３名体制で、2003年のインディ・レーシング・リーグ（以下IRL）に参戦する。AGRの使用するエンジンのメンテナンスと開発は、ホンダ・パフォーマンス・デベロプメントによって行われる。
マイケル・アンドレッティは、キム・グリーン、ケビン・セイヴォリーとともに、チーム・グリーンの権利を創始者でオーナーであるバリー・グリーンより購入し、2002年12月１日にその権利は譲渡発効される。ダリオ・フランキッティは、1998年にチーム・グリーンからCART出場以来、計31回表彰台に上がっている。AGRとの契約によって、これまでフランキッティとチームとHondaとの間に培われた実りある関係が、将来に向けても継続することを約束することになった。
新加入のトニー・カナーンは、モー・ナン・レーシングで３シーズンを過ごし、そのうち2001年からはHondaエンジンでCARTを戦ってきた。それ以前にも、HondaターボV8エンジンを搭載したフォーサイス・チャンピオンシップ・レーシングのマシンで、1999年のミシガン500で優勝している。
AGRのマシンには、「モトローラ」、「アーチペラーゴ」、「セブン・イレブン」、「クライン・ツールズ」のブランドが描かれることはすでに決まっている。しかし、スポンサーシップに関する詳細は、まだ最終的な段階に至っていない。また、使用するシャシーの選択についても後日発表としている。
●マイケル・アンドレッティのコメント
「これはAGRにとって画期的なことだ。IRLへの参戦発表ができ、とても光栄であり、ダリオとトニーをチームメイトにできとても満足している。
Hondaの歴史とレースへの取り組みについては言うまでもなく、これが2001年に私がチーム・グリーンに移籍する大きな要因となった。私はHondaとの過去２シーズンの経験を通じて、Hondaの献身的で高いプロ意識にいっそうの敬意を深めた。そして、この成功に満ちた関係をIRLでも継続できることを期待している。
発表については、体制がすべて決まった時点も考えたのだが、AGRの方向性についてさまざまな憶測も流れていることから、パートナーや従業員のことも考え、2003年に関する主要要素だけでも先に発表することとした。このほかの詳細については、早急に発表する予定である。」
●ダリオ・フランキッティのコメント
「来季を、AGRとHondaともに迎えることにわくわくしている。これまでチーム・グリーンとHondaとともに私は多くの成功を収めてくることができた。私はつねにマイケルを尊敬してきたが、過去２年間チームメイトとして、お互いの信頼関係をより深めることができた。また、トニーも加わることは、よりよいことだ。今年のインディアナポリス500マイルレースを見た人には、トニーが偉大なレーシングドライバーだということが良くわかるだろう。さらに、幸運にもトニーのことを知っている私たちは、トニーがすばらしく、良き友であることも知っている。」
●トニー・カナーンのコメント
「AGR、Honda、マイケル・アンドレッティ、ダリオ・フランキッティ。こんなプログラムに参加できて光栄だ。IRLに初めてフルシーズン参戦するのは我々全員にとってチャレンジになることはわかっている。でも、これほど良いパートナーは他に考えがつかないほどだ。」
●ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント ゼネラルマネージャー ロバート・クラークのコメント
「HondaはAGRとのパートナーシップを延長できることを喜ばしく思っている。チーム・グリーンとダリオとは、1998年以来実り多い協力関係を築いてきており、また2年前にマイケルが合流したことで、この関係がより増強されてきた。また、Hondaはここ数年、トニーとも成功を分かち合っており、トニーがこのAGR・Hondaのプログラムに参加できたことを我々も喜んでいる。
我々が挑もうとしている現実の大きさに幻影などは抱いていない。だが、HondaとAGRがIRLでの新たな活動のなかで素晴らしいコンビネーションとなることを確信している。」
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