CEV

Round07第7戦 バレンシアバレンシア

Moto3

2020年10月31日(土)・決勝

バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ

第7戦 バレンシア

松山拓磨が4位でフィニッシュ

CEV第7戦は、スペインのバレンシア・サーキット・リカルド・トルモで行われました。タイトル争いも残り3レースとなり、注目を集めました。第6戦が終了した時点では、ハビエル・アルティガス・ロペス(Leopard Impala Junior Team)が149ポイントでランキングトップ。2位はイザン・ゲバラ(KTM)で、10ポイント差でロペスを追う展開でした。

予選でトップタイムを記録したのはペドロ・アコスタ(KTM)、Asia Talent Teamの松山琢磨は2番手へと躍進しフロントローを獲得します。British Talent Teamのスコット・オグデンは10番手、マックス・クックは17番手。Astra Honda Racing Teamのマリオ・アジは12番手。AP Hondaのタットチャコーン・ブーシュリが復帰して22番手タイムを記録しました。

決勝は気温25℃、路面温度31℃で18周の決勝のスタートが切られました。ホールショットはペドロ・アコスタが奪い、レースをリードします。松山が3番手につけトップ争いに加わります。スタート直後に、多重クラッシュが起き赤旗が提示されました。

レースは、12周で再スタートが切られることになり、ウォームアップランを行いますが、ロペスは、グリッドに向かわずにピットに入り、ピットスタートとなります。ホースショットを奪ったのはアコスタ、2番手に松山が上がりますが、ダニエル・オルガド・ミラル(KTM)にかわされ、3番手から上位を目指します。その後方にゲバラ、ホセ・フリアン・ガルシア(SIC 58 Squadra Corse)が続きます。この5台がトップ集団を形成、周回を重ねます。

6周目にゲバラが松山をパスして3番手に浮上し、松山は4番手となります。松山は果敢に攻めゲバラの背後に迫ります。松山は4番手に浮上し、ガルシアが遅れ、トップ集団は4台に。ラスト2周、トップ3がスパート。松山は、そのトップ争いを追いかけました。

最終ラップでゲバラが2番手に浮上し、最終コーナーでアコスタを捉え優勝。2位にアコスタ、3位にミラルとなり、松山は4位でチェッカーを受けました。アジは6位へと浮上します。ブーシュリは10位でレースを終えました。

注目のタイトル争いはゲバラが優勝で大量ポイントを加算しランキングトップとなり、ロペスは追い上げますが21位でノーポントとなり逆転され、最終戦を迎えることになりました。

 

リザルト

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 28 I.ゲバラ KTM 12 20'04.385
2 37 P.アコスタ KTM 12 +0.073
3 96 D.オルガド・ミラル KTM 12 +0.192
4 32 松山拓磨 Honda 12 +3.272
5 20 ホセ・フリアン・ガルシア Honda 12 +4.949
6 34 マリオ・アジ Honda 12 +12.735
10 33 タットチャコーン・ブーシュリ Honda 12 +13.342
11 63 シャリフディン・アズマン Honda 12 +13.516
12 31 スコット・オグデン Honda 12 +13.592
15 5 ロレンソ・ファロン Honda 12 +17.010
18 81 セナ・エージス Honda 12 +19.179
21 43 ハビエル・アルティガス・ロペス Honda 12 +27.365
24 97 フィリッポ・パリッチ Honda 12 +33.763
27 24 レオナルド・タッキーニ Honda 12 +51.952
30 マックス・クック Honda 10 +2Laps
11 スピネッリ・ニコラス Honda 3 +9Laps
95 ホセ・アントニオ・ルエダ Honda 3 +9Laps
92 ディオゴ・モレイラ Honda - -

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