ヘクター・ガルゾ(CNS Motorsport)がポールポジションを獲得、2番手にエドガー・ポンス(Baiko Racing Team)、トマーゾ・マルコン(Team Ciatti - SPEED UP)が3番手でフロントロー。Astra Honda Racing Teamのゲリー・サリムは11番手、アンディ・イズディハールは12番手となりました。

最終戦のMoto2クラスは、1レース開催、気温18℃、路面温度は21℃で19周の戦いが繰り広げられました。ホールショットはガルゾ、それをポンス、背後にヤリ・モンテッラ(Team Ciatti - SPEED UP)が続きます。上位3台が逃げ、それをマルコンが追います。その後方ではミケル・ポンス(H43 TEAM NOBBY TALASUR-BLUMAQ)が転倒。再スタートしますが、ポジションを下げます。

トップ集団は、マルコンが追いつき4台となり、5番手以降を引き離し始めます。一方、チャンピオンを前戦で決めたポンスがファステストラップを塗り替え、首位のガルゾに迫ります。トップ争いはガルゾとポンス、3番手争いをモンテッラとマルコンがという状況に。トップ争いは3番手争いを引き離しながら、僅差の戦いを続けます。3番手争いも同様で、ポジションは変わらないものの、神経戦が続きました。5番手にアレッサンドロ・ザッコーネ(Promoracing)、6番手にカスマ・ダニエル・カスマユディン(Dynavolt Intact SIC Junior Team)が続きます。

予選タイムに迫る1分36秒台の戦いを繰り広げるトップ争いをする2台を、モンテッラとマルコンが追いかけます。そして14ラップ目、ついにポンスが首位に立つと、そのまま逃げの態勢に。ガルゾは食らいつき、15ラップ目には再び首位を奪います。ポンスは背後に付け、ガルゾをマーク。約6秒後方で、モンテッラとマルコンが続き、単独5番手にザッコーネ、6番手にはマルセル・ブレナー(Kiefer Racing)が上がります。

最終ラップ、ポンスが仕掛けてトップに浮上し優勝。今季7勝目のチェッカーを受けました。2位にガルゾ、3番手争いは激しい攻防となり、モンテッラが3位、マルコンは4位でチェッカーを受けました。イズディハールは26位、サリムはリタイアとなりました。

チャンピオンはポンス、ランキング2位にガルゾ、3位ザッコーネ。イズディハールは14位、サリムは17位でシーズンを終えました。