CEV

Round07スペインアルバセテ

Moto2

2019.10.13(日)・決勝

アルバセテ・サーキット

第7戦 アルバセテ

レース1ではポンスが、レース2ではガルゾが優勝

CEVレプソルインターナショナル選手権の第7戦がアルバセテで開催されました。今大会は、Moto2クラスは2レース開催となります。ポールポジションは、エドガー・ポンス(Baiko Racing Team)、2番手にヘクター・ガルゾ(CNS Motorsport)、3番手にヤリ・モンテッラ(Team Ciatti - SPEED UP)がフロントローに並び、Astra Honda Racing Teamのアンディ・イズディハールは14番手、ゲリー・サリムは15番手につけました。

レース1

ポンスが好スタートでホールショットを奪います。2番手にガルゾが続き、3番手にマルセル・ブレナー(Kiefer Racing)が続きますが、アヌパ・サルムーン(VR46 Master Camp)が3番手を奪います。ブレナー、モンテッラ、トマーゾ・マルコン(Team Ciatti - SPEED UP)と続き、そのトップ集団からブレナー、モンテッラが接触転倒してしまいます。トップ争いはポンスとガルゾの2台が抜け、サルムーン、マルコンが3番手争いを展開します。その後方、5番手争いが5台。トップの2台は予選タイムに匹敵する1分32秒台で周回し、後続を引き離します。さらにポンスはタイムアップをして、ガルゾを突き放し始めます。8ラップ目、トップ集団と3番手争いのセカンドグループは約6秒もの差ができます。その3番手争いに後続が追いつき、4台で激しく争われます。集団を引っ張るのはマルコンで、僅差でサルムーン、アレッサンドロ・ザッコーネ(Promoracing)、ミケル・ポンス(H43 TEAM NOBBY TALASUR-BLUMAQ)が続き、バトルを繰り広げます。

トップのポンスはファステストラップを記録し、独走態勢へと持ち込みます。単独2番手にガルゾ、3番手争いは13ラップ目にマルコンを捕らえたミケル・ポンスが浮上。さらに、ザッコーネもマルコンを捕らえて4番手に上がり、激しい3番手争いを繰り広げます。

ポンスは独走優勝を飾り、最終戦を待たずにMoto2クラスでのチャンピオンを決めました。2位にガルゾ、注目の3位争いは、ミケル・ポンスが制しました。イズディハールは12位、サリムは13位でチェッカー。石塚健(Easyrace Team)が15位となりました。

レース2

ホールショットはガルゾが奪い、ポンス、ザッコーネが追います。この3台がトップグループとなり、4番手争いはブレナーが引っ張ります。レースが始まって間もなく、多重クラッシュのため赤旗が提示されます。

レースは再開されますが、周回数は予定されていた20周から10周に短縮して争われることになりました。レースをリードしたのはポンス、ガルゾ、ザッコーネ。ザッコーネはガルゾをかわして2番手に浮上しますが、ガルゾはポジションを奪い返します。ポンス、ガルゾ、ザッコーネ、そこにミケル・ポンス、ブレナー、カスマ・ダニエル・カスマユディン(DYNAVOLT INTACT SIC JUNIOR TEAM)が加わり、トップ集団を形成します。3ラップ目ガルゾが首位を奪い、ポンスが追います。トップ争いはガルゾ、ポンス、ザッコーネ、ミケル・ポンスの4台に絞られ、ブレナーとカスマユディンが5番手を争います。

周回を重ね、トップ争いはガルゾとポンスに絞られ、接近戦となりましたが、残り2ラップでポンスが転倒し、ガルゾが単独トップとなります。2番手にはザッコーネ、3番手にはマルコンが浮上、4番手にミケル・ポンスとなり、最終ラップを迎えます。優勝はガルゾ、2位にザッコーネ、3位にマルコンが入りました。イズディハールは7位へと躍進、石塚は11位でチェッカーを受けました。サリムはリタイアとなりました。

コメント

エドガー・ポンス(優勝/リタイア)
エドガー・ポンス「最高の気分です。信じられないくらいうれしい。チームに恵まれ、最高のシーズンを過ごすことができました。チャンピオンを勝って決めたかったので、重圧もありましたし、『転倒やトラブルがあったら』と押しつぶされそうになったけど、走り出したらゴールすることに集中しました。応援してくれたすべての人に感謝します。この調子でこれからもがんばっていきたいです。ありがとうございました」

ヘクター・ガルゾ(2位/優勝)
ヘクター・ガルゾ(#4)、エドガー・ポンス(#57)「すごくうれしいです。とても難しいコンディションでしたが、限界まで懸命に攻めました。いつも支えてくれるチームを信じて、最後まで走り、(レース2で)勝つことができて、本当によかったです」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
157エドガー・ポンスKALEX20 31'07.383
24ヘクター・ガルゾTECH320 +02.311
377ミケル・ポンスKALEX20 +11.481
410トマーゾ・マルコンSPEED UP20 +12.090
561アレッサンドロ・ザッコーネKALEX20 +12.485
650アヌパ・サルムーンKALEX20 +17.789
79ケミン・クボKALEX20 +21.557
827カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX20 +21.785
921マティアス・メグルKALEX20 +22.755
1032ラムダン・ロスリKALEX20 +29.393
1174ピオトル・ビエシェケルスキーKALEX20 +30.265
1219アンディ・イズディハールKALEX20 +30.783
1331ゲリー・サリム KALEX20 +31.197
1455ヤリ・モンテッラSPEED UP20 +43.676
1570石塚健KALEX20 +44.833
           
1795ジュリアン・メイエ KALEX20 +49.390
1823セドリック・タングレMISTRAL20 +52.402
203サム・ウィルフォードKALEX20 +55.630
2251マッテオ・シプリエッティKALEX20 +56.377
2487ナジルル・ムハンマドKALEX20 +1'07.675
255ルカ・デ・ヴレーシャウヴェル Honda 20 +1'07.909
RT25マルセル・ブレナーKTM1 +19Laps
NS13羽田太河KALEX - -

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
14ヘクター・ガルゾTECH31015'35,415
261アレッサンドロ・ザッコーネKALEX10 +5.050
310トマーゾ・マルコンSPEED UP10 +5.697
477ミケル・ポンスKALEX10 +6.596
525マルセル・ブレナーKTM10 +8.899
69ケミン・クボKALEX10 +15.623
719アンディ・イズディハールKALEX10 +15.822
874ピオトル・ビエシェケルスキーKALEX10 +15.887
951マッテオ・シプリエッティKALEX10 +18.534
1095ジュリアン・メイエKALEX10 +24.481
1170石塚健KALEX10 +24.592
1287ナジルル・ムハンマドKALEX10 +29.057
 
163サム・ウィルフォードKALEX10 +30.287
175ルカ・デ・ヴレーシャウヴェル Honda 10 +36.490
RT 57エドガー・ポンスKALEX8 +2Laps
RT 27カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX6 +4Laps
RT 31ゲリー・サリム KALEX
RT 23セドリック・タングレMISTRAL

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
157エドガー・ポンスKALEX196
24ヘクター・ガルゾTECH3163
361アレッサンドロ・ザッコーネKALEX126
410トマーゾ・マルコンSPEED UP124
518ニキ・タウリKALEX101
677ミケル・ポンスKALEX96
732ラムダン・ロスリKALEX68
855ヤリ・モンテッラSPEED UP61
99ケミン・クボKALEX49
1027カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX46
1150アヌパ・サルムーンKALEX41
1225マルセル・ブレナーKTM39
1319アンディ・イズディハールKALEX36
1411マッテオ・フェラーリKALEX36
157アダム・ノロディンKALEX35
1621マティアス・メグルKALEX31
1731ゲリー・サリム KALEX26
1874ピオトル・ビエシェケルスキーKALEX21
1933ダニ・バレKALEX19
2051マッテオ・シプリエッティKALEX16
2184アズラン・シャーKALEX10
2235ベニーニョ・レネ・ソリスKALEX8
2323セドリック・タングレMISTRAL8
2495ジュリアン・メイエKALEX8
2570石塚健KALEX7
2624チャンドラー・コッパ―KALEX5
         
2887ナジルル・ムハンマドKALEX4
2913羽田太河KALEX4
303サム・ウィルフォードKALEX4
3316アレックス・ルイスKTM1

ランキング詳細

フォトギャラリー

ニュース