MTB-J Honda Racing
モータースポーツ > MTBダウンヒル/ジャパンシリーズ > 第1戦 滋賀 決勝
レース情報 決勝レポート フォトギャラリー
2006.05.05 Rd.01 滋賀
スケジュール
Rd. Date
01 5/5
滋賀
02 6/3
長野
  7/16
全日本選手権
03 9/3
岐阜
04 9/9
青森
第1戦 滋賀
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ジャパンシリ−ズ開幕戦、Team G Cross Hondaは、
2位、3位の表彰台でシーズンをスタート
決勝日:2006年5月5日(金)
会場:滋賀県高島市今津町箱館山 天候:晴れ 気温:スタート地点/27℃ ゴール地点/26℃ 標高:スタート地点540m ゴール地点206m 標高差334m
リザルト&ポイント

 JCF MTBジャパンシリーズのダウンヒルが5月5日、滋賀県箱館山スキー場で開幕した。今季各地で全4戦開催されるジャパンシリーズの初戦で、Team G Cross Hondaは、井手川直樹選手が2位、内嶋亮選手が3位の表彰台に立ち、チャンピオンを目指しシーズンのスタートを切った。

第1戦 滋賀
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 箱館山での開幕は今年で3回目を迎え、さらに今年はゴールデンウィーク中の開催とあって出場者数も増加した。コースはシングルトラック(1人が通れるぐらいの狭い走路)と、つづら折れ、さらにゴール付近での漕ぎセクションが特徴の全長2000mで、晴天によるドライな路面には砂利の溜まるところも多い。

 エリートメンクラスの予選は、昨年ナショナルランキング1位となり、今季ゼッケン1番をつける井手川選手からのスタート。そして、昨年の全日本チャンピオンでゼッケン2番の内嶋選手と、Honda勢が続く。練習時には入念に攻略法を研究した両ライダーであったが、予選では思いどおりのラインを攻めることができず、結果は内嶋選手が3分18秒429で2位、井手川選手は3分20秒258で3位につける。予選1位は、このコースを特に得意としている安達靖選手(Team Ikuzawa)で、タイムは3分14秒053。

 予選を通過した30台での決勝は午後2時半にスタート、気温は上昇して初夏の陽射しが照りつけた。

 予選タイムから4秒アップを目指して決勝に臨んだ内嶋選手は、3分15秒108の約3秒アップのタイムでゴール、その時点で暫定トップに立つ。そして続いてゴールした井手川選手は、予選の自己タイムから約6秒アップの3分14秒273と健闘、内嶋選手とトップの座が入れ替わる。Hondaの開幕ワンツーの期待が高まったが、最終ライダーの安達選手が、井手川選手とわずか0.242秒アップの3分14秒031のタイムでゴールした。

 第2戦は6月3日、長野県富士見パノラマスキー場で開催される。今季のジャパンシリーズランキングは、全4戦中3戦の有効ポイント制で決定。さらに、7月の全日本選手権大会と合わせた5戦中3戦の有効ポイント制によりナショナルランキングが決定する。

 Honda移籍4年目、そして自身にとって初めてゼッケン1番をつけて今シーズンに挑む井手川選手。ベテランらしい攻めの走りで常に安定した成績を出す内嶋選手。両Hondaライダーのチャンピオン争いから目が離せない。

第1戦 滋賀
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コメント

井手川直樹選手(2位)
「実は前日からなかなか思うようなタイムが出ず、正直なところ絶対に勝てるという自信が持てない心理状態のまま決勝となりました。自分の悪いところを分析して、決勝ではがむしゃらに漕ぐ力を出していったが、コーナーで1回止まってしまうなどの失敗もありました。シーズンオフは、漕ぎセクションのタイムアップを課題にしてやってきました。だから、今日のこのコースで、予選から決勝でタイムを約6秒縮められたことは、シーズンオフの成果だと思います。次からは絶対に負けられない。頑張ります」

内嶋亮選手(3位)
「シーズンオフに体力面アップを課題にして取り組みました。今回その効果は見えたと思う。06マシンにも慣れて調子は良かったんですが、自分としては久々によくない走りでした。昨シーズンの後半みたいに集中しきれていない、だからどうしても攻め込むことができない。予選と決勝のコースの荒れ方、ラインの変化も、僕にとって不向きなほうに出てしまった。そんな状態だから、決勝でも走りが噛み合わずに空回りしている感じでした。次は得意な富士見。絶対に頑張ります」

市川哲也監督
「シーズンオフの2人それぞれの課題に取り組んだ成果が、ワンツー圧勝という形で現れなかったという点では、チームとしては苦しい。1位の安達選手は、得意なコースだけあって自信を持って走っており、決勝ではそのタイムにHondaの2人が昨年以上に僅差まで迫ったことは、評価できなくはない。しかし、まだまだ多くの課題を残している。1戦ごとに、勝つための明確なテーマを持って取り組んでいきます」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー チーム タイム
1 3 安達靖 Team Ikuzawa 3:14.031
2 1 井手川直樹 Team G Cross Honda 3:14.273
3 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 3:15.108
4 7 丸山由紀夫 MOM&POP's 3:22.287
5 4 丸山弘起 Cannondale Racing Team 3:22.643
6 6 竹本将史 ブリヂストンアンカー 3:24.116
【ナショナル・ランキング】
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 3 安達靖 Team Ikuzawa 170
2 1 井手川直樹 Team G Cross Honda 145
3 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 137
4 7 丸山由紀夫 MOM&POP's 126
5 4 丸山弘起 Cannondale Racing Team 120
6 6 竹本将史 ブリヂストンアンカー 115
※JCFの国内公認大会のうち、高得点獲得大会3つの合計ポイントによるランキング
ポイント一覧
【ジャパンシリーズ・ランキング】
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 3 安達靖 Team Ikuzawa 170
2 1 井手川直樹 Team G Cross Honda 145
3 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 137
4 7 丸山由紀夫 MOM&POP's 126
5 4 丸山弘起 Cannondale Racing Team 120
6 6 竹本将史 ブリヂストンアンカー 115
※ジャパンシリーズ(J1・JS)のうち、高得点獲得大会3つの合計ポイントによるランキング
ポイント一覧

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