Round07日本東北大会

IAS 決勝

2019.11.03(日)

スポーツランドSUGO(宮城県)
天候:晴れ
気温:18度
観客:1,200
セクション:岩・泥・コンクリート

東北大会

小川友幸、7連覇V9を飾る

2019年全日本選手権最終戦。第6戦中部大会が、台風19号の日本列島直撃で中止となったため、今シーズン6戦目となり、この東北大会で今シーズンが終了となります。

会場のスポーツランドSUGOトライアルコースは、昨年の最終戦で使われたものと同じ会場で、セクションもほとんどが昨年と同じで、見慣れたものでした。昨年は雨のため、厳しい試合となりましたが、それでも上位陣は減点を最小限に抑えた接戦を演じました。今年は天気もよく、日中は暖かいくらい。朝はグリップの悪さがライダーを悩ませたものの、次第にグリップもよくなってきて、優勝争いは1点が試合を分ける神経戦となりました。

そんな中、最初の鬼門は第3セクション。昨年も事実上ここで勝負がついた難セクションですが、1ラップ目にここをクリーンしたのは3人。吉良祐哉(TRRS)、柴田暁(ヴェルティゴ)、そして小川友幸(Honda)でした。ここ以外も難セクションがそろっていましたが、優勝争いをするならオーククリーンを目指さなければならない、厳しい戦いとなっていきました。

1ラップ目、見事オールクリーンで10のセクションを走りきったのは小川友幸でした。これに続くは柴田の4点、黒山7点。大きなミスがあれば逆転可能な点差ですから、油断はできません。

2ラップ目、第3セクションで小川が5点。難関のブロックを上がりきれませんでした。柴田がここをクリーンしたので、トップは柴田に。小川は1点差でこれを追う展開となりました。ラップ後半、第10、第12と1点ずつを失いましたが、柴田も後半に細かい減点を重ねています。2ラップが終わったところで、小川友幸の減点が7点、柴田が8点。1点差で勝負はSS(スペシャルセクション)で決着することになりました。

SS第1は第5セクションを手直しして、入口に新たな岩盤登りが設けられていました。ここで柴田が5点。小川はクリーンで、柴田に対するリードが6点と広がりました。しかしここで小川の優勝争いは氏川政哉(ガスガス)に変わりました。氏川と小川の点差は3点です。

最後のSS第2、ここは昨年も最終セクションとなった巨大タイヤが素材ですが、最後のタイヤが登れるか登れないかのぎりぎり。最後にトライをした小川はきわどいところで足が出ましたが、なんとか1点で通過。氏川はクリーンでしたが、2点差で小川が勝利。今シーズン3勝目をあげて、シリーズチャンピオンを決定しました。

小川の全日本制覇は9回目、そして7連覇達成です。

 

コメント

小川友幸(優勝)
小川友幸「今シーズンは、勝ち星も多くなかったので、最後は勝って終わりたいと思っていました。1ラップ目はオールクリーンができていい走りができたのですが、2ラップ目に自ら崩れて試合を危なくしてしまいました。それでも最後には優勝できて、ほんとうによかった。ほっとしています。今年1年、応援ありがとうございました」

IAS リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム減点 総減点 クリーン数
1 1 小川友幸 Honda 0 8 18
2 6 氏川政哉 ガスガス 0 10 16
3 4 柴田暁 ヴェルティゴ 0 13 14
4 2 野崎史高 ヤマハ 0 15 19
5 5 小川毅士 ベータ 2 19 16
6 3 黒山健一 ヤマハ 0 19 16
             
8 7 斎藤晶夫 Honda 0 42 8
13 18 武井誠也 Honda 3 69 4
19 16 砂田真彦 Honda 0 94 0

IAS ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 小川友幸 Honda 109
2 野崎史高 ヤマハ 93
3 黒山健一 ヤマハ 82
4 柴田暁 ヴェルティゴ 75
5 小川毅士 ベータ 75
6 氏川政哉 ガスガス 71
7 斎藤晶夫 Honda 47
       
10 武井誠也 Honda 32
19 砂田真彦 Honda 3

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