IAクラスの最終戦は、今シーズン3回目の出場となったランキング5位の小野貴史、村田慎示、武井誠也、そして開幕戦で優勝した本多元治らHonda勢同士がしのぎを削ることとなりました。

SUGOのトライアル場は、小野にとっては子ども時代から練習で親しんでいた会場。雨が降ると、土がどんなふうに変化をし、どんなふうに滑るのか、小野はよく知っていました。地元大会とあって、決勝では、小野が発領を発揮していきます。

1ラップ目にトップに出た小野は、2ラップ目に追い上げてきたランキングトップの氏川政哉(ガスガス)にトップの座をいったんは明け渡しますが、3ラップ目、減点を9点に減らして氏川を逆転。2点差で地元での勝利を達成しました。小野が菅生で勝利を挙げるのはこれで2度目ですが、勝利は昨年の九州大会以来。今回は地元ファンの前で、およそ1年4カ月振りとなる勝利を飾りました。

武井は4位、本多が5位、村田が8位、九州から遠征の徳丸新伍(Honda)が9位となり、トップ10に5名のHondaライダーが並びました。