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Hondaが投入したニューエンジンが躍動
小川友幸が逆転で3年ぶりのチャンピオンに輝く

開幕戦が中止となり、全6戦で争われた2013年の全日本トライアル選手権は、Hondaが投入したニューエンジンを武器にした小川友幸が3勝を挙げて、3年ぶりの王者奪還を成し遂げました。

実質的な開幕戦となった第2戦、2年連続チャンピオンの黒山健一(ヤマハ)に次ぐ2位でスタートした小川は、第3戦からはHondaが投入したニューエンジン搭載のマシンで挑みました。

8セクション3ラップと2つのスペシャルセクション(SS)で競われた第3戦は、難関の第7セクションとSSが勝負を分けました。ほとんどのライダーが5点の減点を取った第7セクションで、小川は1ラップ目こそ5点となったものの、次は3点で抜け、2ラップ終了時点でトップに立ちます。

続く3ラップ目でリードを広げ、迎えたSSの最初のセクション。前にトライしたライダーが全員5点を取っていた難所を、小川は初めてクリーンで登頂すると、そのままトップを守り抜いて、2011年以来の優勝。ニューエンジンのデビュー戦で幸先のいい結果を手にしました。

およそ2年ぶりの美酒を味わった小川は、2カ月後に行われた第4戦でも接戦を制して2連勝。シリーズポイントで並んでいた黒山とは、減点23で並んでいましたが、クリーン数で小川が1つ上回り、この結果、単独でランキングトップに立ちました。

小川は、後半戦に入った第5戦、第6戦と僅差の2位になり、最終戦を前にランキング2位に後退。トップに立った黒山とは3点差のため、次に勝てばチャンピオン獲得が実現する状況で最終戦に挑みました。

12セクション×2ラップと2つのSSが舞台となった最終戦SUGO大会。1ラップ目で3点差の2位につけた小川は、2ラップ目に会心の走りをみせます。ほかの選手が2ケタの減点を喫する中、小川は減点6。特に第8セクションはSUGO最大の難所とされる岩盤登りで、小川以外の全選手が減点を取る中で、ただ一人クリーンで駆け抜けました。残るSSも慎重に攻めた小川は、シーズン3勝目を達成。この瞬間、2010年以来となるチャンピオン返り咲きが決まりました。

また、ほかのHonda勢では、第5戦で4位に入った柴田暁が総合6位となり健闘しました。

 

2013 ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7
1 小川友幸 Honda 111   17 20  20 17 17 20
2 黒山健一 ヤマハ 111   20 17 17 20  20 17
3 野崎史高 ヤマハ 90   15 15 15 15 15 15
4 小川毅士 ベータ 67   11 13 9 10 13 11
5 田中善弘 ベータ 66   13 11 8 11 10 13
6 柴田暁 Honda 63   8 10 11 13 11 10
                     
10 斎藤晶夫 Honda 33   6 6 7 8 - 6

特集コンテンツ

ライバルと繰り広げた激闘
ライバルと繰り広げた激闘

選手紹介

チーム名 クラス ゼッケン マシン ライダー 2013年の戦績 フォトギャラリー
HRCクラブ TEAM MITANI IAS 2 RTL260F 小川 友幸 IAS チャンピオン
IAS 5 RTL260F 柴田 暁 IAS 6位

●IAS:国際A級スーパークラス