J-GP3は前戦のオートポリスで長谷川聖(CLUB Y's)がタイトルを決めており、ラインキング争いは2位以下の争いとなります。

決勝ホールショットはポールポジションの高杉奈緒子(KTM)、好ダッシュを見せた鈴木大空翔(BATTLE FACTORY)でレースが始まりますが、逆バンクで多重クラッシュが発生、岡崎静夏(Kohara Racing Team)がハイサイトでの転倒に福嶋佑斗(Team Plusone +f)、高橋直輝(SRSコチラレーシング)、宇井陽一(41Planning)が巻き込まれる形となり、赤旗が提示されました。

周回数は変わらず13周で再開。再び高杉がホールショットを奪います。2番手は村瀬健琉(ミクニ テリー&カリー)、3番手鈴木と続きます。1ラップ目高杉、鈴木、村瀬、成田彬人(Team P.MU 7C MIKUNI)、古里太陽(SRSコチラレーシング)の順位で通過、2ラップ目首位を奪ったのは鈴木、それを追い、古里、村瀬、成田、高杉らが続きトップ集団は12台。

3ラップ目1コーナーで古里が首位に立ち、トップ集団は9台に絞られます。4ラップ目には村瀬がトップに立ち、鈴木、古里、成田、高杉、細谷翼(Team SRS-Moto)、藤井謙汰(Kohara Racing Team)、中山愛理(TEAM SHOTA)が続きます。5ラップ目には成田が2分19秒876とファステストラップを記録して首位に立ちレースを引っ張ります。6ラップ目鈴木がトップを奪います。トップ集団の高杉、中山が転倒してしまいます。

7ラップ目、古里がトップに立ち、細谷、成田、鈴木、村瀬、藤井、長谷川が続きトップ集団を形成。8ラップ目には細谷がトップ。 9ラップ目古里、10ラップ目鈴木、11ラップ目成田と毎週首位に入れ替わります。

12ラップ目には鈴木がトップとなり最終ラップに突入します。130Rで古里が前に出ますが、シケイン侵入で鈴木が前、鈴木は、そのままトップを守り最終コーナーを駆け下り、今季2勝目、2位には特別参加枠で参加した古里、古里はアジアタレントカップのセレクションにも選ばれたばかり。全日本でトップ争いを見せました。3位には細谷、4位村瀬、5位成田。追い上げた長谷川が6位に入りました。鈴木はランキング2位、3位に村瀬、中山はランキング4位、来年は就職を選択した中山はこれがラストレースとなりました。