Round09日本鈴鹿サーキット

J-GP2 決勝

2018年11月4日(日)

三重県

岩戸がシリーズチャンピオンに輝く

名越が優勝、榎戸が2位、三原が3位
岩戸がシリーズチャンピオンに輝く

ランキングトップの岩戸亮介(Team 髙武 RSC)を2位の関口太郎(SOX Team TARO PLUSONE)が16.5ポイントで追うタイトル争い。予選では、2015年以来破られていなかったレコードを更新した岩戸がポールポジションを獲得しました。

決勝朝の雨のウォームアップランでは、名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO)がトップタイムを記録。岩戸は2番手、関口は5番手につけました。

決勝では雨が上がりますが、路面はウエットコンディションという難しい状況の中でスタートが切られました。スタート直後のS字で名越が前に出て、名越、岩戸、榎戸育寛(Kohara Racing Team)、関口、伊藤勇樹(ヤマハ)、三原荘紫(TONE RT SYNCEDGE4413)ら9台がトップ集団を形成。榎戸はファステストラップを記録して2番手へ浮上して名越の背後に迫り、3ラップ目にはトップに浮上します。これに名越、岩戸、関口、三原、伊藤を加えた6台がトップグループとなりますが、榎戸は2分21秒台にタイムアップして2番手以下を引き離します。岩戸は2番手に浮上して先頭の榎戸を追いかけますが、榎戸は4ラップ目には2番手の岩戸に1.495秒差をつけ、独走態勢に持ち込みます。5ラップ目には追い上げた名越が岩戸を抜き、岩戸、三原、関口というオーダーに。作本輝介(Team 髙武 RSC)は6番手に浮上してきます。

6ラップ目には、榎戸の背後にファステストラップに入れた名越が急接近、トップ争いに持ち込みます。7ラップ目のシケインで名越は首位に立ち、3番手争いを三原、岩戸、関口が繰り広げました。

最終的に榎戸を突き放した名越が今季初優勝、2位に榎戸が入り、3位に三原がつけました。4番手争いを制した岩戸はチャンピオンを決め、自信にとって初の栄冠に輝きました。5位に関口、作本は8位でチェッカー。ランキングでは最終戦を終えて関口が2位となり、名越は3位、作本は4位。三原は6位、榎戸は7位に浮上しました。

コメント

名越哲平(J-GP2 優勝)
名越哲平「J-GP2クラスで雨の鈴鹿を走るのは初めてでした。朝のウォームアップランではトップタイムが記録できました。雨は上がり、路面は難しい状況だったのですが、チームのデータやアドバイスを活かすことができました。マシンのセッティングもしっかり出してもらい、走り始めから自分のペースで走ることができて、勝つのをあきらめることなく、粘り強い走りを最後まですることができました。チーム監督を最終戦で表彰台に上げることができたことがうれしいですし、誇りに思います」

榎戸育寛(J-GP2 2位)
榎戸育寛「朝のウォームアップランでトラブルが出て3周しかできなかったので、不安もありましたが、タイトル争いに絡んでいるわけでもないので、もう思いっきり行こうと、スタートから飛び出して攻めていきました。名越選手とのバトルは激しくてコースアウトしそうになる場面も何度もありましたが、いい争いができたと思います。終盤はきつくなり、優勝を狙いきれずに終わったのは悔しいですが、今季初表象台なのでよかったと思います。来年のことはなにも決まっていませんが、つながる走りができたと思っています」

三原荘紫(J-GP2 3位)
三原壮紫「表彰台は2年前の全日本筑波の2位以来です。岡山国際の雨でアタックしきれなかったこともあり、今回は雨になればしっかり攻めたいと思っていました。表彰台に届くのではないかという気持ちがあり、いつものレースよりも緊張してグリッドに着きました。幾通りもレースのイメージを作って、どんな状況でも対応して前に出て行こうと思っていました。スタートはうまく行ったのですが、そのあとがちょっと焦りもあり、トップ争いと離れてしまいましたが、できる限り攻めていこうと気持ちを切り替えて確実に走りました。ここの位置に来られたのも、ピレリタイヤさんやチームのおかげだと感謝しています」

J-GP2 リザルト

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1634名越哲平Honda1023'34.274
234榎戸育寛Honda10 +1.818
371三原壮紫Honda10 +5.987
44岩戸亮介Honda10 +6.665
544関口太郎Honda10 +7.054
670岩崎哲朗カワサキ10 +17.612
7090中村修一郎Honda10 +20.677
816作本輝介Honda10 +21.320
925伊藤勇樹ヤマハ10 +27.961
1064伊達悠太Honda10 +30.190
1236徳留真紀Honda10 +38.748
1312大木崇行Honda10 +42.333

J-GP2 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
14岩戸亮介Honda150.5
244関口太郎Honda132
3634名越哲平Honda111
416作本輝介Honda105
570岩崎哲朗カワサキ103.5
671三原壮紫Honda100
734榎戸育寛Honda84
864伊達悠太Honda80.5
925伊藤勇樹ヤマハ69.5
1036徳留真紀Honda69.5
13090中村修一郎Honda61
1712大木崇行Honda35.5

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