ROUND 04
ツインリンクもてぎ 栃木県 2017.06.11(日)・J-GP3 決勝
J-GP3は小室旭(Team P.MU 7C)が3番手でフロントローに並び、連勝を狙いました。2列目4番グリッドを獲得した、女性ライダーの岡崎静夏(UQ & テルル ・ Kohara RT)は、昨年にロードレース世界選手権のMoto3クラスにワイルドカード参戦した経験を活かして上位進出を狙います。伊達悠太(BATTLE FACTORY)も、5番手でセカンドローからのスタートとなりました。
そうして迎えた決勝レース。ファーストラップを制したのは古市右京(KTM)でしたが、栗原佳祐(MORIWAKI CLUB)が5コーナーでトップを奪います。それを安村武志(犬の乳酸菌.jp/プリミティブR.T)、小室、古市、山中琉聖(テルル・MotoUP)、岡崎らが追いかけました。
3ラップ目に入ると小室がトップを奪い、5ラップ目には小室、栗原、山中、古市、太田虎之進(WJ-FACTORY)、伊達、中島元気(TEAM SRS-MOTO)の順でコントロールラインを通過します。
6ラップ目に入ると、小室は古市にトップを奪われますが、果敢に追いかけ、9ラップ目の5コーナーでその座を奪回します。その後も激しいトップ争いが展開する中、背後に伊達が迫ります。10ラップ目、小室が首位を奪い、古市、太田、山中、伊達、中島、安村と続き、セカンド集団を引っ張るのは岡崎、栗原、福島佑斗(TEAM Plusone)が続きます。
11ラップ目、古市が前に出ますが、12ラップ目のS字で太田が首位を奪います。その後、古市が再度首位を奪い返しスパート、5番手に後退していた小室が14ラップ目には2番手まで順位を回復し、ファステストラップを記録しながら古市の背後に追ります。トップ争いは6台となり、中島が遅れ7番手、その後ろを8番手争い5台が続きます。
トップ争いは激しさを増し、各コーナーでポジションが激しく変わります。最終ラップは古市、伊達、小室、太田、安村の順に突入。そして古市が逃げ初優勝。2番手争いを制した小室が2位、3位に伊達、4位に山中、5位は太田となります。安村、中島と次々にチェッカーを受け、8番手争いを制したのは岡崎となりました。
小室旭(J-GP3 2位)
「残り2ラップでトップ争いに持ち込んで90度コーナーで前に出ようと考えていましたが、ミスをしてしまい、そのチャンスを逃しました。その後、古市選手が逃げ、伊達選手との2番手争いになりました。古市選手には届かないと思い、伊達選手とはランキング争いをしているので、ここは絶対に前でゴールがしたいと思い、2番手争いに集中しました。連勝したかったので、2位は残念ですが、次はまた優勝を狙っていきます」
伊達悠太(J-GP3 3位)
「事前テストから、自分でペースを上げることができなくて、トップ集団に加わるしか選択肢はないと思っていました。トップ集団から最後に抜け出して優勝を狙っていました。ですが、バッグストレートで並んだときに、インからいくべきか、アウトからいくべきか悩んだ末、アウトからいったのですが、つらくなってしまいました。冷静でいられたら、インからいってレースをコントロールできたかもしれないと思っています。今後は、しっかりチャンピオンを意識した走りができるようにしたいと思います」
山中流星(J-GP3 4位)
「今年はルーキーズカップと、タレントカップを走らせてもらっています。もてぎでのレースが開催されるので、その勉強のために全日本を走らせてもらいました。いつものレースはワンメークで、みんな同じマシンで走るのですが、全日本ではいろんなマシンが走っています。マシンスピードにも差があり、もっと前にいきたかったのですが、難しかったです。でも、全日本を経験させてもらったことは、とてもよかったと思います。この経験をしっかり活かしたいと思います」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 古市右京 | KTM | 20 |
41'09.930 |
2 | 17 | 小室旭 | Honda | 20 | +0.745 |
3 | 64 | 伊達悠太 | Honda | 20 | +0.923 |
4 | 090 | 山中琉聖 | Honda | 20 | +0.961 |
5 | 11 | 太田虎之進 | Honda | 20 | +1.285 |
6 | 3 | 安村武志 | PRCS | 20 | +2.296 |
7 | 34 | 中島元気 | Honda | 20 | +9.482 |
8 | 6 | 岡崎静夏 | TSR3 | 20 | +24.001 |
9 | 12 | 船田俊希 | Honda | 20 | +24.441 |
10 | 2 | 栗原佳祐 | Honda | 20 | +24.641 |
11 | 36 | 福嶋佑斗 | Honda | 20 | +25.617 |
12 | 13 | 長谷川聖 | Honda | 20 | +25.887 |
13 | 10 | 山本恭裕 | Honda | 20 | +28.575 |
14 | 16 | 野澤秀典 | Honda | 20 | +28.859 |
15 | 39 | ピラポン・ブーンラート | Honda | 20 | +28.926 |
16 | 41 | 宇井陽一 | IODA | 20 | +32.703 |
17 | 22 | 白石玲菜 | Honda | 20 | +41.800 |
18 | 21 | 畑中要 | Honda | 20 | +48.634 |
19 | 20 | 三好菜摘 | Honda | 20 | +49.053 |
20 | 23 | 川瀬啓一郎 | TSR3 | 20 | +1'07.990 |
21 | 31 | 荘安育 | Honda | 20 | +1'09.351 |
22 | 44 | 小沢良美 | Honda | 20 | +1'20.587 |
18 | 大澤恒貴 | Honda | 13 | +7Laps | |
33 | 佐野勝人 | PRCS | 9 | +11Laps | |
14 | 高杉奈緒子 | Honda | 0 | +20Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 17 | 小室旭 | 69 | |
2 | 64 | 伊達悠太 | 67 | |
3 | 7 | 古市右京 | KTM | 50 |
4 | 34 | 中島元気 | 48 | |
5 | 41 | 宇井陽一 | IODA | 43 |
6 | 12 | 船田俊希 | 40 | |
7 | 3 | 安村武志 | PRCS | 37 |
8 | 36 | 福嶋佑斗 | 36 | |
9 | 11 | 太田虎之進 | 35 | |
10 | 10 | 山本恭裕 | 30 | |
11 | 13 | 長谷川聖 | 27 | |
12 | 2 | 栗原佳祐 | 27 | |
13 | 16 | 野澤秀典 | 23 | |
14 | 6 | 岡崎静夏 | TSR | 19 |
15 | 090 | 山中琉聖 | 18 | |
16 | 21 | 畑中要 | 15 | |
17 | 22 | 白石玲菜 | 14 | |
18 | 410 | ピーラポン・ルイ・ブンペン | 11 | |
19 | 33 | 佐野勝人 | PRCS | 10 |
20 | 14 | 高杉奈緒子 | 8 |